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火の鳥(角川文庫版・新装版)(12) 太陽編 下 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2018/11/22 |
| JAN | 9784041066416 |

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火の鳥(角川文庫版・新装版)(12)
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商品レビュー
4.8
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
7世紀(古代)と21世紀(未来)の物語が交互に進行させながら、「人はなぜ争うのか」「宗教とは何か」という重厚なテーマを扱い、シリーズ最長のボリュームを誇るエピソード。 物語の二つの時間軸(7世紀と21世紀)に共通して、「新しい思想(仏教/光一族)」が「古い思想(産土神/シャドー)」を駆逐しようとする構図を浮き彫りにし、「信仰」というシステムがいかに争いの火種や支配の道具になり得るかを描く傑作。 「光」が勝てば「影」が生まれ、新たな支配が始まればまた反乱が起きる……という、人類が繰り返す争いの輪廻の悲劇。 ハリマは異形として苦しみながら生きるものの、最終的には魂はそうした苦しみを超えてスグルに輪廻する。とても美しい幕切れだった。 霊界対戦等、少年漫画の要素をしっかり組み込みながら、過去(歴史)と未来(SF)の二つの世界を完璧に往来させる構成がとにかく見事。読みながらスケール感にとにかく圧倒された。 個人的には、「未来編」や「鳳凰編」と並んでトップクラスに好き。
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宗教とか人の信仰ってみんな人間が作ったもの (欠陥はあるにせよ)そしてどれも正しいの。 ですから正しいものどうしの争いは止めようがないでしょ。 正義感が人間を1番悪魔に変えてしまうのはそのせいかもしれない。正解がないものによって生まれた対立だから。 宗教なんてなんでもない世の中に...
宗教とか人の信仰ってみんな人間が作ったもの (欠陥はあるにせよ)そしてどれも正しいの。 ですから正しいものどうしの争いは止めようがないでしょ。 正義感が人間を1番悪魔に変えてしまうのはそのせいかもしれない。正解がないものによって生まれた対立だから。 宗教なんてなんでもない世の中に差別を作るんだわ(ユリカ) 軍神や英霊として奉られているひとの意思はどこにいってしまったのか、 反乱で勝ち取った帝王の座は、また反乱によって奪われるのではないかと不信感や欲求不満をおこさせる。これも輪廻。
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「太陽編」もいよいよ最終巻。 「光」の洗脳施設で諍いを起こし懲罰で死の戦いを強いられたスグル。相手の女戦士ヨドミと戦ううちに彼女を好きになってしまう。なぜか生き返ったヨドミだったが、この機会を利用しスグルは暴動を起こし、ヨドミと共に脱出を図る。このチャンスに「影(シャドー)」...
「太陽編」もいよいよ最終巻。 「光」の洗脳施設で諍いを起こし懲罰で死の戦いを強いられたスグル。相手の女戦士ヨドミと戦ううちに彼女を好きになってしまう。なぜか生き返ったヨドミだったが、この機会を利用しスグルは暴動を起こし、ヨドミと共に脱出を図る。このチャンスに「影(シャドー)」は決起を図る。 一方、古代の世界では壬申の乱が勃発したが、戦いに向かう中、ハリマは火の鳥に遭遇する。仏教の侵略を止め狗族を救って欲しいと火の鳥に願うのだが、火の鳥は千年後の世界の光族と影との戦いをハリマに見せ、権力に使われた宗教は残忍であること、人間の権力は人間自身の手でなくすものであると語る。 そして両方の世界で戦いは遂に終わるのだが、果たして勝者は今までと違う道を歩むのか、宗教は権力と離れることになったのか。そこを描く作者の筆はかなりペシミステックだ。 しかし、ハリマと狗族の娘マリモ、スグルとヨドミのラストに、きっと手塚の夢が託されているのだろう。 「火の鳥」は作者の死により未完に終わったが、正にライフワークの名にふさわしい、壮大な一大物語を堪能した。
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