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ファーストラヴ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2018/05/31 |
| JAN | 9784163908410 |

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商品レビュー
3.8
364件のお客様レビュー
タイトルから爽やかな恋愛小説かな?と読み始めたら、中身は幼少期のつらい過去、殺人事件、裁判、という流れだった。被疑者と向き合っていくうちに、自分の過去も整理されていく、、。起承転結、きれいにまとめられたストーリーでした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
女子大生、聖山環菜が父を殺した理由は? と始まる物語。 ページをめくるにつれて登場人物ひとりひとりの背景が浮き彫りになる。 その過程で人間はやはりみんなどこか脆くて儚い、弱い生き物なんだと思った。 ひとりでは生きていけないし、自分は病気じゃないって正しい知識もないのに言ってはいけないし、そういう状況を作っている社会もよくないと思う。 精神科に行くべき患者さんが、正しい医療を受けられていない現実が浮き彫りになった。 性虐待について、こんなことがあるのかと衝撃を受けた。
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【あらすじ】 第159回直木賞受賞作。 「動機はそちらで見つけてください」 父親を包丁で突き刺し、死に至らしめた女子大生・聖山環菜(ひじりやまかんな)の異常な言葉は世間を震撼させた。裁判に先立ち、彼女の人生を題材としたノンフィクションの執筆を依頼された臨床心理士・真壁由紀(まかべ...
【あらすじ】 第159回直木賞受賞作。 「動機はそちらで見つけてください」 父親を包丁で突き刺し、死に至らしめた女子大生・聖山環菜(ひじりやまかんな)の異常な言葉は世間を震撼させた。裁判に先立ち、彼女の人生を題材としたノンフィクションの執筆を依頼された臨床心理士・真壁由紀(まかべゆき)は、本人との接見と周囲への取材により「真実」を見出そうと試みる。奇しくも、環菜の弁護を担当するのは、大学時代の知己・庵野迦葉(あんのかしょう)。二人の間には、何やら深い因縁があるようでーー。 【短評】 冷静に評価するなら、四点といったところ。 「歪み壊れた心を取り戻すための第一歩」的な明確なテーマに沿って書かれており、過不足無く破綻無く物語として成立している。而、構成はかなりシンプルであり、順繰りに現れる証言を丁寧に辿って、迷うこと無く結末まで走り抜けた印象。もっと深みに嵌るような読書でも良かったかな。数珠つなぎに新証言を引っ張り出すことの繰り返しというと聴こえが悪いか。結果として、環菜が"落ちた"際の唐突さが際立ってしまい、彼女の心を揺り動かしたものが何なのか、やや判然としない部分があった。 他方、由紀と迦葉に纏わる物語はかなり良かった。 何かあることを匂わせつつ、引っ張ること引っ張ること。夫の我聞さんが良い人なだけに、かなりヤキモキさせられた。何を隠しているんだ、と言う興味が尽きず、頁を捲る手が止まらなかった。良いヒキである。 五点にした理由は結びの文が余りに綺麗だったから。 どんな文だったのかはぜひ読んで確かめて欲しいが、成熟した恋愛の極致のような、暖かで穏やかな言葉だったと思う。これを紡ぐことが出来るというのは、凄いことだと心から思う。 【気に入った点】 ●「動機はそちらで見つけてください」というのは良い掴みだと思う。事件自体はかなり地味なのだが、この一言に象徴されるちぐはぐとした感じは大変に好みだった。虚言癖と称される人物の意味不明さが凄く印象に残っている。心が砕けるってのは、こいうことなんだろうなあ。 ●証言台に立派に立つ環菜の姿が印象に残る。前述の通り、その「契機」には疑問の余地はあるのだが、自己に向き合い、一生懸命言語化をする彼女の歩みには、身につまされるものがあった。 ●結びの一文。なかなかに出会うことの出来ない美文だと思う。 【気になった点】 ●ミステリィとしてはかなり一本道。割とするっと「正解」に辿り着いた印象を受ける。題材を鑑みても、より「重い」構成でもイケたんじゃないかと思う。もう一段階深い絶望を見せてくれても良かった。 直木賞受賞も納得の出来だった。 一文に対する感動で評価を上げたのは初めての経験だ。それ程の衝撃だった。
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