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ファーストラヴ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2018/05/31 |
| JAN | 9784163908410 |
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ファーストラヴ
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商品レビュー
3.8
362件のお客様レビュー
【あらすじ】 第159回直木賞受賞作。 「動機はそちらで見つけてください」 父親を包丁で突き刺し、死に至らしめた女子大生・聖山環菜(ひじりやまかんな)の異常な言葉は世間を震撼させた。裁判に先立ち、彼女の人生を題材としたノンフィクションの執筆を依頼された臨床心理士・真壁由紀(まかべ...
【あらすじ】 第159回直木賞受賞作。 「動機はそちらで見つけてください」 父親を包丁で突き刺し、死に至らしめた女子大生・聖山環菜(ひじりやまかんな)の異常な言葉は世間を震撼させた。裁判に先立ち、彼女の人生を題材としたノンフィクションの執筆を依頼された臨床心理士・真壁由紀(まかべゆき)は、本人との接見と周囲への取材により「真実」を見出そうと試みる。奇しくも、環菜の弁護を担当するのは、大学時代の知己・庵野迦葉(あんのかしょう)。二人の間には、何やら深い因縁があるようでーー。 【短評】 冷静に評価するなら、四点といったところ。 「歪み壊れた心を取り戻すための第一歩」的な明確なテーマに沿って書かれており、過不足無く破綻無く物語として成立している。而、構成はかなりシンプルであり、順繰りに現れる証言を丁寧に辿って、迷うこと無く結末まで走り抜けた印象。もっと深みに嵌るような読書でも良かったかな。数珠つなぎに新証言を引っ張り出すことの繰り返しというと聴こえが悪いか。結果として、環菜が"落ちた"際の唐突さが際立ってしまい、彼女の心を揺り動かしたものが何なのか、やや判然としない部分があった。 他方、由紀と迦葉に纏わる物語はかなり良かった。 何かあることを匂わせつつ、引っ張ること引っ張ること。夫の我聞さんが良い人なだけに、かなりヤキモキさせられた。何を隠しているんだ、と言う興味が尽きず、頁を捲る手が止まらなかった。良いヒキである。 五点にした理由は結びの文が余りに綺麗だったから。 どんな文だったのかはぜひ読んで確かめて欲しいが、成熟した恋愛の極致のような、暖かで穏やかな言葉だったと思う。これを紡ぐことが出来るというのは、凄いことだと心から思う。 【気に入った点】 ●「動機はそちらで見つけてください」というのは良い掴みだと思う。事件自体はかなり地味なのだが、この一言に象徴されるちぐはぐとした感じは大変に好みだった。虚言癖と称される人物の意味不明さが凄く印象に残っている。心が砕けるってのは、こいうことなんだろうなあ。 ●証言台に立派に立つ環菜の姿が印象に残る。前述の通り、その「契機」には疑問の余地はあるのだが、自己に向き合い、一生懸命言語化をする彼女の歩みには、身につまされるものがあった。 ●結びの一文。なかなかに出会うことの出来ない美文だと思う。 【気になった点】 ●ミステリィとしてはかなり一本道。割とするっと「正解」に辿り着いた印象を受ける。題材を鑑みても、より「重い」構成でもイケたんじゃないかと思う。もう一段階深い絶望を見せてくれても良かった。 直木賞受賞も納得の出来だった。 一文に対する感動で評価を上げたのは初めての経験だ。それ程の衝撃だった。
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父親殺害容疑の女子大生を取材する臨床心理士の主人公はその心の闇に迫る 半分読んで挫折してましたが、読みもせず酷評レビューはひどいと思ったので歯を食いしばって読み切りました。 本当に言い方が悪いけれども、ひたすら女性にとって都合のいい、「女は何かっていうと傷つき守られるべき...
父親殺害容疑の女子大生を取材する臨床心理士の主人公はその心の闇に迫る 半分読んで挫折してましたが、読みもせず酷評レビューはひどいと思ったので歯を食いしばって読み切りました。 本当に言い方が悪いけれども、ひたすら女性にとって都合のいい、「女は何かっていうと傷つき守られるべき存在なので、そこは男がしっかりしろ、我聞さんのようにな!」という主張と、「そんな私の心の傷を共有してくれる迦葉のようなワイルドさも必要だからな!」という慰め要求、さらに「その2つをいいとこ取りするだけの魅力を持った私!」まで感じさせてくれて、ほんと序盤からお腹いっぱいでした。 正直、女子大生の心を解きほぐすなんていうのは体のいいネタに過ぎず、ひたすら主人公がキラキラの世界に酔ってるのを読まされてる感覚が抜けません。「ひとりでに涙が頬を伝った」とか「飲み慣れないサングリアで酔った私は」など、ギャグっすか?というくさい文章が至るところに散りばめられ。くさいといえば「我聞」「迦葉」っていう名前も、ラノベに出てきそうな名前だなと思ったし。 キラキラとかそこはアクセサリに過ぎず本質ではないよというのはもっともですが、主人公がどっかに出かけるたび、なぜだかその日の服装を上から下まで説明するくだりがあったりするのを見ていると、本筋でなくても「ドラマの中の登場人物感」を作者は強く意識していただろうと思います。人間味というか、生身の人間が持ち合わせる後ろめたさや薄汚さ、バツの悪い部分みたいなのを全く見せようとしません。なので現実味がぜんぜんなくて、イケメンだけが登場してくる薄っぺらいドラマを見てるのと同じ感じでした。 そのスタイルで虐待の秘密がだとか、環菜に寄り添ってだのと言われても、全部ひっくるめてあなたの自己陶酔ですね、彼女を救うことで自分が気持ちよくなるスタイルでしょう?環菜を消費してるのはあなたも同じでしょう?というツッコミが頭をよぎり、ちっとも主人公に感情を重ねることができません。 また、些末なことですが由紀は臨床心理士の割には、環菜から得られた情報を割とお気軽に迦葉や編集担当、まして夫の我聞にも話したりしていて、この人の職業倫理って何?というのも思いました。カウンセリングじゃないからセーフ、っていうならそれはそれで十分信頼に値しない人間だなとか。 直木賞受賞作と言ってもピンキリというのは私も承知していましたが、これは私にはちょっとありえないレベルでした。うーん、なんすかこれ。 (先般は半分で挫折したところでもっとひどい酷評を書いていましたが、ちゃんと読んだ上でと思って最後まで読みました。でも評価はあまり変わりませんでした)
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環奈についての環境はとても複雑だと思った。まさか母親まで傷を持っていたとは。 事件だけの話ではなく、ゆきと迦葉に過去何があったのかもとても気になりながら読んだ。我聞さんに出会えて良かった。迦葉とも時を経て偶然にも仕事で絡む事で話が出来てよかった。
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