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奥のほそ道
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2018/05/26 |
| JAN | 9784560096291 |
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奥のほそ道
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商品レビュー
4.6
14件のお客様レビュー
泰緬鉄道の建設に捕虜として動員されたオーストラリア兵たちの惨状。第二次大戦中の軍の蛮行というのは、国、場所を問わずだが、それでも日本人として恥じることは多いし、そもそも人の尊厳を顧みることができないような状況を作ってしまう戦争そのものの悪性を考えることも多い。この小説はその悪性、...
泰緬鉄道の建設に捕虜として動員されたオーストラリア兵たちの惨状。第二次大戦中の軍の蛮行というのは、国、場所を問わずだが、それでも日本人として恥じることは多いし、そもそも人の尊厳を顧みることができないような状況を作ってしまう戦争そのものの悪性を考えることも多い。この小説はその悪性、惨状を伝えることのみにとどまらず、被害、加害の枠組みを超えて、自分の意思とは無関係に戦争に巻き込まれた人間たちの、“心の惨状”が描かれている。 オーストラリア側では、過酷な捕虜生活を生き抜いた医師が、ボタンの掛け違いのような不毛な結婚生活に自己嫌悪、戦地での過酷さと戦後の日常の落差に心の均衡を失い、口を閉ざす。日本側でも、多くの敵兵捕虜を死に追いやった兵士が自分の行為を振り返るも、天皇陛下のため、祖国のためという大義にしがみつき、死の間際まで、自分が生きた意味を見出せない。 時や場所を行き来しつつ描かれる人々の内心は、善悪を越えて生々しく、あまりに重い内容で読み進むのにかなり時間がかかったが、この大作がなぜ戦争小説の最高傑作と評価されているのかが、全身に沁みわたっていくような読書時間だった。
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オーストラリア小説を読みたいと思って選んだので、泰緬鉄道の話だとは知らずに読み始めた。恥ずかしながら泰緬鉄道と捕虜の強制労働のことはこの作品で初めて知った。 過酷な戦中の体験はもちろん、戦後の日本のこと、そして戦争が忘れられ、記憶が上書きされ、人々の心の中に残した痕跡までが、鮮...
オーストラリア小説を読みたいと思って選んだので、泰緬鉄道の話だとは知らずに読み始めた。恥ずかしながら泰緬鉄道と捕虜の強制労働のことはこの作品で初めて知った。 過酷な戦中の体験はもちろん、戦後の日本のこと、そして戦争が忘れられ、記憶が上書きされ、人々の心の中に残した痕跡までが、鮮やかに描かれる。 主人公のドリゴやオーストラリア人捕虜、日本人兵士の視点で語られる物語を読んでいると、なぜこの戦争の泥沼から誰も逃れられなかったのか、少しわかった気がする。 文句があるとしたら、ドリゴが(特に男性的視点で?)かっこよすぎることくらいか。優しく、勇気があって、繊細で、影があって、男にも女にもモテて、最後は火の中を命をかけて家族を救いにいくって、なんか出来すぎ設定では?と、ひねくれ読者の私は思ってしまいました笑 テーマがテーマなので仕方ないけど、女性はあまり主体として出てこない作品です。
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これは大変な本だ…読み始めからそう感じた。 読了した今、感想を書くには足りない…。 展開するシーンが次々と入れ替わるが、どこか物憂げで乾いていると感じる。 何かに渇望しているような、そんな感じを持ちながら読み進めました。 日本人が侵略した国でやってはいけない事をした、それを直視...
これは大変な本だ…読み始めからそう感じた。 読了した今、感想を書くには足りない…。 展開するシーンが次々と入れ替わるが、どこか物憂げで乾いていると感じる。 何かに渇望しているような、そんな感じを持ちながら読み進めました。 日本人が侵略した国でやってはいけない事をした、それを直視するのも辛かったけどこの鉄道のことは戦記でもあまり取り上げられないものだったと思う。 タイトルもすごいけど、その使われ方の理由がわかると人間のやったことは…と沼に落ちるようだ。 この手の本は何度か繰り返し読むと鮮明になるそんな本だと思う。
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