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ひとり白虎 会津から長州へ 集英社文庫歴史時代
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2018/02/20 |
| JAN | 9784087457087 |
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ひとり白虎 会津から長州へ
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商品レビュー
4.4
10件のお客様レビュー
白虎隊の悲劇から1人生き残った主人公の飯沼貞吉少年が、生き残ったのは恥だと同郷人から謗られ、居場所が無くなり、縁があり敵であった長州へと向かい、過去の出来事に、押し潰されそうになりながら周囲の人から手助け、ときには突き放され二転三転しながら、居場所を求めて成長していく史実を元にし...
白虎隊の悲劇から1人生き残った主人公の飯沼貞吉少年が、生き残ったのは恥だと同郷人から謗られ、居場所が無くなり、縁があり敵であった長州へと向かい、過去の出来事に、押し潰されそうになりながら周囲の人から手助け、ときには突き放され二転三転しながら、居場所を求めて成長していく史実を元にした物語 過ごしていた時代や環境が変化していき、今までの自分の考えが通用しなくなっていく中で、故郷や居場所だと思っていた所をなくし、これからのことを自活していくなかで、最初こそ周囲からの甘やかしは必要だけれど、どん底に陥った過去の状況を恥じずに受け入れていく気概が大事になってくると思いました また戻るところや居場所がが無いというのも、過去のことを恥としている限りは、どれだけ努力しても、自分自身が許せずどこにいても辛いので、自分の居場所を作っていくには、まず自分を許すことから始まるのだと、作品を読んで思います。 主人公は序盤では死に損なったことを後悔しているが、中盤からは「美しいのは死では無く、生き残った辛さを乗り越える力」や、終盤での「周囲には見えない砲弾が降り注ぎ、死にたくなる辛かった。でも苦しみながらも、自分は伝えなければならない。」と、生き残ったのは、周囲の人の想いがあり、それを繋げなければいけないと気づくシーンは、メチャ感動しました。
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悲劇として語り継がれている白虎隊。 飯盛山で自刃した白虎隊の中で一人だけ蘇生した隊士がいたのは知ってて、電信の仕事をしたのもなんとなく知ってたけど、江戸の謹慎所から長州へ行っていたとは知らなかったです。 巻末の解説を読んで「あ~、その部分はやっぱり書いてほしかったよね」と同感。
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そもそも百姓よりも侍の方が上等だなんていうのは勘違いだ。違うのは努力するやつと、しないやつということだけだ。 会津に違和感を覚えたのは、死を美化しすぎる点だ。軍の備えは必要だが、死を美化して戦争に突き進むのではなく、これからは武力を背景にして、話し合いで争いを解決すべきだ 主人...
そもそも百姓よりも侍の方が上等だなんていうのは勘違いだ。違うのは努力するやつと、しないやつということだけだ。 会津に違和感を覚えたのは、死を美化しすぎる点だ。軍の備えは必要だが、死を美化して戦争に突き進むのではなく、これからは武力を背景にして、話し合いで争いを解決すべきだ 主人公は飯沼貞吉といい、白虎士中2番隊に属し、その中の一番若い隊士だ。生き残りであるが故に、苦しみ悩んだことが綴られている
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