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その可能性はすでに考えた 講談社文庫
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その可能性はすでに考えた 講談社文庫

井上真偽(著者)

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その可能性はすでに考えた 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2018/02/15
JAN 9784062938532

その可能性はすでに考えた

¥440

商品レビュー

3.4

287件のお客様レビュー

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2026/01/03

井上真偽さんの作品を読むのは2作目です。 最近気になっている作家さんのうちの1人。 「アリアドネの声」も面白かったです(語彙力消失してますが、ここでは割愛します)。 こちらは新しいタイプのミステリーといったところでしょうか。 “奇蹟”の存在を信じる青髪の探偵、上笠丞。 奇蹟とは...

井上真偽さんの作品を読むのは2作目です。 最近気になっている作家さんのうちの1人。 「アリアドネの声」も面白かったです(語彙力消失してますが、ここでは割愛します)。 こちらは新しいタイプのミステリーといったところでしょうか。 “奇蹟”の存在を信じる青髪の探偵、上笠丞。 奇蹟とは、神の御業としか思えない現象のことだそうです。 ある宗教団体の村で起こった集団自殺、1人生き残った少女。 少女が目を覚ました時に目にしたのは、同じ村で育った首と胴体が離れた少年の死体だった。 数年後、少女は探偵のもとに現れ、事件の真相を調べてほしいと依頼します。 少女の記憶によると、集団自殺から助け出され、首のない少年が自分を祠に運んだのだといいます(運ばれる際、少女は少年の頭部のようなものをお腹に抱えていた)。 目に光が宿る探偵。 果たして真相は⋯ ここから、推理バトルが始まります。 次々に探偵のもとに現れる登場人物は、あらゆる仮説を立て推理、トリックを論じますが、その全てを探偵はことごとく否定、反証していきます。 これは“奇蹟”であると(笑) 登場人物はみんなキャラがたっていて、まるで映画やアニメを見ているかのようでした。 後半はちょっと難しかったですが、読後感はわりと良かったです。 ちょっとひと癖ある変わったミステリーが読みたいといった方におすすめします。 続編もあるようなので、そちらも読みたいと思います。

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2026/01/03

「奇蹟は世界で最も美しい真実」 本筋とは関係なく登場人物の情報量が多い タイトルの台詞どおり、あらゆる可能性を否定することで奇蹟を証明しようとするミステリだが、状況説明があまりすんなり入ってこず、時間のかかる本だった ウエオロのマインドは好きだけどネ

Posted by ブクログ

2025/12/30

カルト教団の集団自決現場から唯一生き残った少女・渡良瀬莉世の依頼を受けた探偵・上苙丞。彼は、事件が全くの奇蹟であることを望んでいる。冷めた目で成り行きを見守るヤオフーリンを横目に、数々の仮説を残念そうに論破していく。果たして、全ての可能性を論破した先にある奇蹟へと辿り着くことかで...

カルト教団の集団自決現場から唯一生き残った少女・渡良瀬莉世の依頼を受けた探偵・上苙丞。彼は、事件が全くの奇蹟であることを望んでいる。冷めた目で成り行きを見守るヤオフーリンを横目に、数々の仮説を残念そうに論破していく。果たして、全ての可能性を論破した先にある奇蹟へと辿り着くことかできるのだろうか。 まあ、新しい試みである。 事件解決に息巻くでもなく、無関心でもなく、論理的に解決できない道を模索していくという風変わりな構成だ。ありそうでなかった探偵の新境地。この試み自体は興味深い。ただ、既に考えた可能性については網羅的に共有すべきで、後出しで出して良い情報ではない(笑) ポケモントレーナーのように、推理勝負をしかけてくる方々。上苙丞は、回りくどく奇襲をかけなくても快く推理勝負に応じるのではないだろうか。仮説の討論の前後のやりとりが、もたつきの要因であると思うので、すぱっと本題に入ってほしいと思った。後半で突如現れる枢機卿なんかも含めて、色々盛り込みすぎである。もっとシンプルな方が面白かったかなあ。 キャラ小説としては、もう一歩! 上苙丞もヤオフーリンも見目麗しい設定なのであるが、所作や雰囲気が全っ然美し足りない!!せっかく美男美女設定を盛り込むなら、もっと魅力的に描いてほしい。ただ「美丈夫である」「美しいのである」と直截に述べるだけでは魅力に乏しい。所作や雰囲気、台詞回しなんかで読者を魅了してほしかった。そうでないのなら、無駄なイケメン美女設定はノイズでしかない。 事件が血生臭くて魅力的で良かった。 閉鎖的な宗教集落、集団自決、脱出を目論む子どもたち…魅力の種は十分にあった。もっともっとシンプルにその謎を回収するだけでよかったのに。枢機卿と繋がってた渡良瀬とか、もう本当に蛇足。引き算の魅力ってあるよなあ、と遠くを見詰める瞬間があった。続編では、改善が見られる点もあるという噂を耳にしたので、続けて読んでみることにする。

Posted by ブクログ