1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

江戸川乱歩作品集(Ⅱ) 陰獣・黒蜥蜴 他 岩波文庫

江戸川乱歩(著者), 浜田雄介(編者)

追加する に追加する

定価 ¥1,100

¥550 定価より550円(50%)おトク

獲得ポイント5P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2018/01/17
JAN 9784003118153

江戸川乱歩作品集(Ⅱ)

¥550

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/07/31

江戸川乱歩作品集その2。 印象に残ったのは、代表作「陰獣」「黒蜥蜴」と「何者」。 「何者」は本格的な推理物で、この時代の海外作品にも引けを取らない名作。逆に、「陰獣」はよくこの時代に発売禁止にならなかったなと...。当時の評判はどうだったんだろう。 「黒蜥蜴」は明智小五郎の...

江戸川乱歩作品集その2。 印象に残ったのは、代表作「陰獣」「黒蜥蜴」と「何者」。 「何者」は本格的な推理物で、この時代の海外作品にも引けを取らない名作。逆に、「陰獣」はよくこの時代に発売禁止にならなかったなと...。当時の評判はどうだったんだろう。 「黒蜥蜴」は明智小五郎の大衆向け作品といった感じだろうか。怪人二十面相の時も思ったけど、こういう作風の時の明智小五郎は、探偵というよりももはや「ヒーロー化」されているので、子どもが読むには安心なんだけど大人が読むには物足りなさを感じてしまう。 ただ、全体的には全くテイストの違う推理物語を読めて、非常に満足な1冊でした。

Posted by ブクログ

2022/11/26

『江戸川乱歩作品集Ⅱ陰獣・黒蜥蜴 他』 江戸川乱歩 浜田雄介編/岩波文庫 . 「黒蜥蜴」で明智小五郎と黒蜥蜴の対決のテンポ感がとても良かった。トリックに使われた人間椅子は乱歩さんの作品にあるので読んでみたい。 どの作品でも出てくる女性たちが怖い。

Posted by ブクログ

2022/11/03

 収められているのは1923(大正12)年から1950(昭和25)年にかけての作品で、「推理・謎解き」をテーマとした編集。  純粋な推理小説(謎解きオンリー)なのかもしれない「一枚の切符」は、数学の問題文のような味気なさだった。やはり何らかの情動を盛り上げてくれないと面白さがない...

 収められているのは1923(大正12)年から1950(昭和25)年にかけての作品で、「推理・謎解き」をテーマとした編集。  純粋な推理小説(謎解きオンリー)なのかもしれない「一枚の切符」は、数学の問題文のような味気なさだった。やはり何らかの情動を盛り上げてくれないと面白さがないと思う。  次の「陰獣」(昭和3年)が傑作。ミステリではあるのだが、SM趣味の性的場面があったり、この時代によくこんなの発禁にならなかったなと感心してしまう。それほど本作は凄い。きっちりとまとまっているし、文学としてなかなか良い出来だと思う。  対して、「黒蜥蜴」(昭和9年)は完全に大衆向け娯楽に舵を切り、昔の紙芝居のような活劇。「怪人二十面相」などと同様のものだ。こういうのは、もういいや、という気になった。これに比べたときに「陰獣」の凄さがいよいよ痛感される。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品