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江戸川乱歩作品集(Ⅱ) 陰獣・黒蜥蜴 他 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2018/01/17 |
JAN | 9784003118153 |
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江戸川乱歩作品集(Ⅱ)
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江戸川乱歩作品集(Ⅱ)
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商品レビュー
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7件のお客様レビュー
江戸川乱歩作品集その2。 印象に残ったのは、代表作「陰獣」「黒蜥蜴」と「何者」。 「何者」は本格的な推理物で、この時代の海外作品にも引けを取らない名作。逆に、「陰獣」はよくこの時代に発売禁止にならなかったなと...。当時の評判はどうだったんだろう。 「黒蜥蜴」は明智小五郎の...
江戸川乱歩作品集その2。 印象に残ったのは、代表作「陰獣」「黒蜥蜴」と「何者」。 「何者」は本格的な推理物で、この時代の海外作品にも引けを取らない名作。逆に、「陰獣」はよくこの時代に発売禁止にならなかったなと...。当時の評判はどうだったんだろう。 「黒蜥蜴」は明智小五郎の大衆向け作品といった感じだろうか。怪人二十面相の時も思ったけど、こういう作風の時の明智小五郎は、探偵というよりももはや「ヒーロー化」されているので、子どもが読むには安心なんだけど大人が読むには物足りなさを感じてしまう。 ただ、全体的には全くテイストの違う推理物語を読めて、非常に満足な1冊でした。
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『江戸川乱歩作品集Ⅱ陰獣・黒蜥蜴 他』 江戸川乱歩 浜田雄介編/岩波文庫 . 「黒蜥蜴」で明智小五郎と黒蜥蜴の対決のテンポ感がとても良かった。トリックに使われた人間椅子は乱歩さんの作品にあるので読んでみたい。 どの作品でも出てくる女性たちが怖い。
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収められているのは1923(大正12)年から1950(昭和25)年にかけての作品で、「推理・謎解き」をテーマとした編集。 純粋な推理小説(謎解きオンリー)なのかもしれない「一枚の切符」は、数学の問題文のような味気なさだった。やはり何らかの情動を盛り上げてくれないと面白さがない...
収められているのは1923(大正12)年から1950(昭和25)年にかけての作品で、「推理・謎解き」をテーマとした編集。 純粋な推理小説(謎解きオンリー)なのかもしれない「一枚の切符」は、数学の問題文のような味気なさだった。やはり何らかの情動を盛り上げてくれないと面白さがないと思う。 次の「陰獣」(昭和3年)が傑作。ミステリではあるのだが、SM趣味の性的場面があったり、この時代によくこんなの発禁にならなかったなと感心してしまう。それほど本作は凄い。きっちりとまとまっているし、文学としてなかなか良い出来だと思う。 対して、「黒蜥蜴」(昭和9年)は完全に大衆向け娯楽に舵を切り、昔の紙芝居のような活劇。「怪人二十面相」などと同様のものだ。こういうのは、もういいや、という気になった。これに比べたときに「陰獣」の凄さがいよいよ痛感される。
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