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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか 講談社現代新書2451
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2017/11/15 |
| JAN | 9784062884518 |

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不死身の特攻兵
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商品レビュー
4.3
175件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか 特攻兵、佐々木友次氏は特攻に出撃したが、何度も生きて帰還した。ある時は自分の意志で、ある時は機体の不良で、ある時は敵を見つけられず。 その佐々木氏に何度も会って直接話を聞いた鴻上氏がまとめたのが本書です。 「失敗の本質」で太平洋戦争での敗因は良く研究されていますが、本書はそれに重なる日本の問題点を挙げると共に、丁寧に佐々木氏の話の事実関係や史実を確認しながら、命令した側の覚悟の無さや自己弁護や特攻攻撃自体の効果の薄さを語ります。 多くのお年寄りが近年の日本の雰囲気が太平洋戦争前に似てきていると話しています。 いつか来た道をまた辿らないように、個人個人の自覚や覚悟が必要な時代になっているのかなと思います。 若い人に特に読んでもらいたい良書だと思います。 竹蔵
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日本の世間=集団、 共同体が特殊的に持っている所予、つまりあらかじめ与えられてそこにある動かしがたい共通理念、それが特攻 という 無茶な戦法を生み出したとの分析が隻眼。特攻に限らずあらゆる日本人の理不尽な行動がこれで説明できる。正月はともかく未だにお盆にこれほどまでの渋滞を引き起...
日本の世間=集団、 共同体が特殊的に持っている所予、つまりあらかじめ与えられてそこにある動かしがたい共通理念、それが特攻 という 無茶な戦法を生み出したとの分析が隻眼。特攻に限らずあらゆる日本人の理不尽な行動がこれで説明できる。正月はともかく未だにお盆にこれほどまでの渋滞を引き起こしている、そんな小さな平和的なことですらそうである。
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本書が出版された当時随分話題になったが、あれから十年弱、いまだに夏が来る度特攻隊犬死論争が繰り返されたりもする。 個々の特攻兵を犬死と呼ぶことは死者を貶めることになるとの感覚はよく分かる。ただ一方で、本書で描かれるような醜悪極まりない軍隊組織や堕落したエリート将官のことをどのよう...
本書が出版された当時随分話題になったが、あれから十年弱、いまだに夏が来る度特攻隊犬死論争が繰り返されたりもする。 個々の特攻兵を犬死と呼ぶことは死者を貶めることになるとの感覚はよく分かる。ただ一方で、本書で描かれるような醜悪極まりない軍隊組織や堕落したエリート将官のことをどのような言葉で問い詰めればよいのか、それはまさしく人をして犬死を強制した組織であり責任者ではないのか。著者は命令した側とされた側を一括りにして「特攻隊とは何だったのか」を問うことの無意味さを説く。 本書を読むと、「帰ってきた特攻兵」は佐々木伍長の他にも一定数存在したことがわかる。ただ帰ってみると送り出された時と掌を返したような態度で冷酷にあしらわれ、生きながらにして軍神=死者として発表されて、「死んでこいといったはずだぞ」と上官からの罵倒される、その落差にまず大抵の人は心が折れるだろう。言ってみれば組織的パワハラであり、おぞましい自死の強制である。佐々木伍長は自身の来歴や様々な偶然が重なって、そこから生還できたのだ。 一方で特攻隊をめぐる戦後社会の受け止めについては不可解なことが多い。 例えば岩本大尉の「妻を守るため」といった純真さも、結局は自身を無理やり納得させるための言葉であり、彼等の遺書や手記をその胸中を察することなく上辺の感動だけを消費することはしたくない。しかし、戦後特攻から生還した人の語る心情でさえ、周りの第三者が正面から否定する。曰く「死ぬのが怖かったとは何事か」「皆淡々として出撃した」‥これはいったいどう考えればいいのだろう。最後に大きな問いが残された。
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