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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2017/10/26 |
| JAN | 9784163907390 |
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商品レビュー
3.6
88件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
不思議な短編集だった。 現代が舞台のものもあったけど、 現代と少しずれた世界線の幻想的な話。 テーマは愛、かな。 登場人物全ての好意の矢印が一方通行の「愛のスカート」が好き。 だれの矢印も向かい合わせの両思いにはならないのだけど、矢印の先が大きな愛で、切ないんだけど、なんだか好き。 自分がしてあげることが必ずしも相手が必要なことではないことに主人公が気づく「茄子とゴーヤ」も好き。 特に母親はやりがちな愛情表現。 子供の立場だと、母からの過剰な愛はうっとおしい。なのに母の立場になったら子供に同じことをしてしまう。 ちょっと反省した。 運命の相手と会うとお互いにだけ見える花が咲く、「花虫」もいい。 例え正体が虫なのだとしても、恋愛なんて勘違い、きっかけがそれでもいいじゃない、と消えた人たちと弟に想う。 大事なのは出会ってからだよ。
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独創性がとっても高い7つの短編集 「くちなし」 「花虫」 「愛のスカート」 「けだものたち」 「薄布」 「茄子とゴーヤ」 「山の同窓会」 どの作品も幻想的で、不思議な世界に迷い込んだ気持ちになる。解釈するために想像力が掻き立てられ、頭がフル回転するので、短編集といえど、休憩を...
独創性がとっても高い7つの短編集 「くちなし」 「花虫」 「愛のスカート」 「けだものたち」 「薄布」 「茄子とゴーヤ」 「山の同窓会」 どの作品も幻想的で、不思議な世界に迷い込んだ気持ちになる。解釈するために想像力が掻き立てられ、頭がフル回転するので、短編集といえど、休憩をしながらでないと読み進められなかった。 特に印象的で好みだったのは、 「くちなし」「花虫」「薄布」の3作品。 解釈が何とか追いつきそうで、安心感があったのが「愛のスカート」「茄子とゴーヤ」の2作品。 「けだものたち」と「山の同窓会」は、幻想的な世界観に圧倒されてしまった。再読しないと語れる水準にたどりつけそうもない。 多くの作品で、人のようで人でない幻想的な生物が登場する。これらの擬似生物から、人間の本質(本作では特に愛だろうか)を問う内容が多くて哲学的な要素も感じる。 生々しい描写がとても多く、五感を刺激されながら読み進めたので、読み終わった時に安堵感に満たされながら鳥肌が立った。 好みは分かれると思うが、とにかく静寂の中にひそむ迫力がすごい作品だ。
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短編集。幻想小説に近いが、あまりにもジットリとした実感を帯びている(特に女性たちの)。作品をひとつ読み終えるたびに休憩を挟んだ。好きかと聞かれたら好きではないが、評価されているのは分かる。すごかったな……。
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