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たゆたえども沈まず
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2017/10/25 |
| JAN | 9784344031944 |

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たゆたえども沈まず
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商品レビュー
4.2
499件のお客様レビュー
どこまでが史実でどこからが物語なのだろう? 美術のことほとんど知らないから、ひとつひとつを「へーそうなんだー」と思いながら読んでた。 最後まで読んで、また最初を読んで完成。
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パリ市の紋章には、ラテン語で「Fluctuat nec mergitur」と刻まれている。直訳すれば「船は波に揺さぶられる、だが沈みはしない」。日本語では「たゆたえども沈まず」と、なんとも格調高く訳されている。度重なる動乱を乗り越えていくパリを、一本の船に見立てているのだ。 そし...
パリ市の紋章には、ラテン語で「Fluctuat nec mergitur」と刻まれている。直訳すれば「船は波に揺さぶられる、だが沈みはしない」。日本語では「たゆたえども沈まず」と、なんとも格調高く訳されている。度重なる動乱を乗り越えていくパリを、一本の船に見立てているのだ。 そして原田マハは、本作において「芸術作品」そのものを、荒波を進む船に見立ててみせた。 時は十九世紀末。舞台は文字通り「芸術の都」として、何の虚飾もなく機能していた黄金期のパリだ。 そこで交錯するのは、四人の「エトランゼ(異邦人)」たち。オランダからやってきたフィンセント&テオドルスのゴッホ兄弟と、日本から渡った美術商の林忠正、そして加納重吉。重吉を除く三人が、歴史に名を残す実在の人物だ。 作家の極上の想像力は、この四人をパリの街角で邂逅させた。そして、あの炎の画家ゴッホの狂気的な創作活動の裏に、日本の浮世絵を売り捌く男たちの影を巧みに絡ませていく。 面白いのは、原田マハがゴッホ本人や林忠正の「脳内」へは、あえて深く踏み込んでいない点だ。その代わりに、弟であり最大の庇護者であったテオと、架空の人物である「シゲ」こと重吉との熱い交流を描くことで、薄幸の天才画家の輪郭を鮮やかに浮き彫りにしていく。重吉が完全なる創作のキャラクターだからこそ、作家の思うがままに動き回り、歴史の「事実」と「虚構」のギャップを埋める見事な接着剤として機能しているわけだ。 かつて『ジヴェルニーの食卓』でドガ、セザンヌ、モネ、マティスといった印象派の巨匠たちを描いた著者による、今度はポスト印象派への愛に満ちた、実に楽しい美術小説である。 とにかく日本人ほど印象派やゴッホを愛する国民もいない。著者の別の作品では「オルセー美術館はにやけている」なんて手厳しい台詞もあったが、本作を読んでいると、そんなにやけた美術界の荒波を「たゆたえども沈まず」と進んできた絵画たちのドラマに、不覚ながら胸を熱くさせられてしまうのである。
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原田マハさんの本、たまにドラマチックすぎるというか、大袈裟すぎる気がしてしっくりこない!みたいなことがあるんだけど、これは振り切って創造的なので、そういう違和感を覚えることなく面白く読めた おすすめしてくれた友達の言ったとおり、原田マハさんのは題材がある物語の方がいいのかも ゴッ...
原田マハさんの本、たまにドラマチックすぎるというか、大袈裟すぎる気がしてしっくりこない!みたいなことがあるんだけど、これは振り切って創造的なので、そういう違和感を覚えることなく面白く読めた おすすめしてくれた友達の言ったとおり、原田マハさんのは題材がある物語の方がいいのかも ゴッホの絵を色々見てみたくなった
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