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サラバ!(下) 小学館文庫
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サラバ!(下) 小学館文庫

西加奈子(著者)

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サラバ!(下) 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2017/10/06
JAN 9784094064445

サラバ!(下)

¥330

商品レビュー

4.4

439件のお客様レビュー

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2026/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんだか胸にずっしりときました。 考えさせられるテーマが、自分の中での気付きが山のようにあって。とても良い作品に出会えたなと思いました。またすぐ読み返しそう。 上、中巻でうまいこと世渡りできていた主人公。年齢を重ね老いへ向かう、30代半ば。自分の人生を振り返って、何を得たのだろうかと考え、苦しみ、友人を妬み家族を恨むようになる。心理描写がとてもリアルで、歩だってそこまで悪い人間じゃないのにと、同世代の私は読んでいて苦しくなりました。姉の言葉に耳を傾ける事ができた歩は立派だと思いました。 個人的に、上、中巻で気になってた両親の離婚の謎や、どうしてるかなと思い巡らせてた友人たちのその後が描かれていたのがスッキリして嬉しかったです。現実ではきっと難しいけど、小説の醍醐味。 「サラバ」の締めくくり、とても素敵でした。読み終えてもまだ世界観に浸っていたいな、ナイル川の情景が目に浮かぶようです。

Posted by ブクログ

2026/05/06

下巻を読み終えて振り返ると、上巻中巻にも全く無駄な話がなかったなぁと感心した。すべてのストーリーが結末につながる意味のあるものだったことに感動。 中巻で感じていた違和感(歩の苛立ちの身勝手さ)が間違っていなかったことがわかって、個人的には胸のつかえが取れた感じもあって爽快。 あな...

下巻を読み終えて振り返ると、上巻中巻にも全く無駄な話がなかったなぁと感心した。すべてのストーリーが結末につながる意味のあるものだったことに感動。 中巻で感じていた違和感(歩の苛立ちの身勝手さ)が間違っていなかったことがわかって、個人的には胸のつかえが取れた感じもあって爽快。 あなたの信じるもは、あなた自身で見つけにいかなければならない。そしてそれは既にあなたのすぐそばにあるはず。 この物語ではその一例が登場人物の数だけ例示されているに過ぎず、あくまで表面的なもの。本質の答えはそれぞれが生きる意味、生きる根源を心の芯として見いだせるかどうかだから。 それがある限り、生活に付随する全てはどれもご褒美に感じてしまう。幸せ。

Posted by ブクログ

2026/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上中下の3部作、歩の37歳までの物語。 1人の人生を覗き見た感覚。読み終わった時の余韻は他の作品では味わえない。 37歳までの人生を歩目線で描くからこそ人生の紆余曲折が描かれる。 読者のその時の置かれている環境、年齢などによって同じ読者でも感じることが違う気がする。 自分が人生に迷った時にまた戻って来たい。 正直、この作品の凄さを上手く言語化できる気がしないけど、なんかすごい。 自叙伝の形で進む本作、なぜそのような文体なのかは最後に回収?されなるほどなとなる。 「自分の人生において何を信じるのか?」それが今作のテーマ。 この本の中で信じるものの正解は明確に描かれてはおらず、それぞれの登場人物なりの答えは描かれている。 最後に読者へ「信じるものは自分で見つけなあかん」と提示されている。 僕は今26歳。作中の「ある日気づいたら、僕は30歳になっていた」という一文に妙に喰らってしまった。 このまま生きていたら歩と同じことを思う気がする。 そんなことを思いここ数年は毎日日記を書くことにしている。 そして、3月に新卒で入った会社を辞め4月から転職。 3月までの会社で感じたことを改めて文章に残しておこうかなとここ半月思っていたがなかなか取り掛かれずにいた。 歩の最後の自分の人生を小説にして、これまで生きて来た自分の人生の時間を肯定し信じるという選択に今の自分を重ね、このタイミングでこの本を読んだことに意味を感じてしまった。 だからこそやはり自分の直感を信じ、前職で感じたことを文章にしたいと思った。 その期間の自分を肯定するために、未来の自分を助けるために。

Posted by ブクログ

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