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サラバ!(下) 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2017/10/06 |
| JAN | 9784094064445 |
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サラバ!(下)
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サラバ!(下)
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商品レビュー
4.4
459件のお客様レビュー
『非色』から立て続けに、シビレる作品で呆然としている。上巻以上に一気読みだった。 終盤は「自分を信じて生きるとはどういうことか?」という壮大な問いを掲げている。 エジプトの記憶が巻き戻り、歩の人生にとってかけがえのないものとなっていく展開、最後の一文の綺麗すぎる伏線回収で心身まる...
『非色』から立て続けに、シビレる作品で呆然としている。上巻以上に一気読みだった。 終盤は「自分を信じて生きるとはどういうことか?」という壮大な問いを掲げている。 エジプトの記憶が巻き戻り、歩の人生にとってかけがえのないものとなっていく展開、最後の一文の綺麗すぎる伏線回収で心身まるごと清い渦にのみ込まれた。 本を読み進めながら、自分の仕事の悩みを文章に乗せて考えていた。 何度挑戦しても自信が持てなかったのは、自分の内ですでに根拠をもって意思決定しているのにもかかわらず、 リーダーや先輩から「それは間違ってるかも、うまくいくのか?と問われたらどうしよう」という妄想が常に付き纏っていて、思った通りに行動できていなかったからだと気づいた。 万人受けする選択をして、「本当はこうしたかったのに」という感情を抑え込んで仕事をしていたから自信が持てなかったんだ。 自信がないから行動できないのではなく、思い通りに行動できていないから自信が持てないんだ! 相当な時間悩んでいた仕事観に終止符を打つような最適解を、この作品を通して叩き出せたことは大きい。 自分を信じて生きることに成功した歩の姉は文字通り自信をつけていて、対照的に歩はどんどん自信を喪失させていく。 西加奈子先生に今ものすごいことを言われた気がするんだけれど、まだ完全に自分の丹田に落とし込めていないような、そんな文章に出会えた貴重な作品。悩んだ時にまたこの作品を通して生きる活力としていきたい。 「私が、私を連れてきたのよ。今まで私が信じてきたものは、私がいたから信じたの。 分かる?歩。 私の中に、それはあるの。「神様』という言葉は乱暴だし、言い当てていない。でも私の中に、それはいるのよ。私が、私である限り。」 「僕の好意さえ、誰かに監視されたものだった。 みんなが見て羨ましがるような女か、恥ずかしくない女か。 僕は鴻上を好きにならなかった。澄江を恋人にしていることを恥じた。誰かの言葉を恐れて、それを隠した。僕は自分の何も信じていなかった。僕は自分の周りにあるものばかりを信じた。 その真理に寄り添い、おもねり、自分の感情を無視し続けた。」
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- ネタバレ
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なるほどねーそう着地したかという感じ。確かに中あたりを読んでいる時はあのエジプトの話はただの幼少期の話でしかなかったのかと思っていたが、こう伏線回収きたか!と。 一つの救いは、はちゃめちゃな姉貴子に救いがあったこと。前半は、育てにくかったかもしれない自分を重ねつつ、親目線で、こういう子育ての辛さ、キツい…と母にも同情していたのだが、苦しみ探し続ければ安寧が訪れるのだということに安堵した。 では平穏な幼少期を過ごした(というかいい子ちゃんを演じざるを得なかった)歩が、後年もがくのも可哀想で、別に苦労がない人生だっていいじゃん…親に翻弄されなければ一生平穏な人だっているのに、と思ってしまうが、まあ自分を取り戻せたということだろう。それにしても育てにくい子がいれば親の教育が悪いと言われ、いい子すぎると我慢させてるんじゃないのと言われる理不尽な世の中である。母もあっけらかんとしているが、大変だったと思う。それに比べて父親たるや。自分の恋愛ごとにかまけて1人過去に沈んで出家してワンオペさせてんじゃねえよ、何1人で体鍛えてんの、と全く同情できない。
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自分の人生に向き合わず逃げ続けからどうなるか。 子供の頃、歩は裕福ヤコブは恵まれない生活をしていて、大人になったら逆転しているのがいたたまれなかったが、最終的に歩も救われてよかった。 実は傷つけられた側だったとしても母親にはずっとムカつきながら読んでた。
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