商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2017/10/06 |
JAN | 9784094064445 |
- 書籍
- 文庫
サラバ!(下)
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サラバ!(下)
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商品レビュー
4.4
343件のお客様レビュー
誰も好きになれなかった。 でも、あらゆる場面を一緒にただ観て、経験できたような気がする。 信じるものがあるかをまっすぐに問いかけられた。
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上中下巻を一気読み。 地と図が反転するような感覚を覚えた。 自分こそが恵まれていたはずだったのに、自分こそが被害者だったはずなのに、自分こそが、自分こそが、という主人公の思いが、薄毛に始まる転落によって塗り替えられていく。 エフォートレス人生の成れの果て、と言うか、小器用に世渡りしてきた小金持ちのちっぽけさ、と言うか。 西さんの作品は3作目だけど、単なるマイノリティー話に終わらない、痛々しい話だと感じた。
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描写の描き方が面白すぎた言葉の使い回しや表現が独特すぎて感覚で想像しないと行けないところもあった。 歩の主観により物語が描かれであった様々な人も主人公の主観により書かれていた。主人公の考え方の癖が出ていてお姉ちゃんに諭されるところで視界が開けるような感覚になった。主人公はその人を見る癖によってその人を見ていたけれどその人の見え方はそれだけでは無いとはっとさせられた。自分もこのような癖があるんだろうなと考えさせられた。お姉ちゃんは変わってると言われようがもがきながら自分の信じるものを探していたから最終的にしっかりとした軸のある美しいご神木になれたのだろうと思った。私もお姉ちゃんのように自分と見つめ合う時間をもち信じるものを見つけたい。 ヤコブの何にも動じない心の深さに感銘を受けた
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