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観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い 中公新書2443
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2017/07/19 |
| JAN | 9784121024435 |
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観応の擾乱
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商品レビュー
4.1
47件のお客様レビュー
NHK大河ドラマ「太平記」で描かれていた、ひっちゃかめっちゃかな観応の擾乱期間を、丁寧に解説した本。結局は足利尊氏の「気概」が混乱の原因でもあり、収束の原因でもなかったか、と思わせるもの。いずれにしろ、大河ドラマで描かれていた世相の背景をなんとなく掴むことができた。 ただ、個人的...
NHK大河ドラマ「太平記」で描かれていた、ひっちゃかめっちゃかな観応の擾乱期間を、丁寧に解説した本。結局は足利尊氏の「気概」が混乱の原因でもあり、収束の原因でもなかったか、と思わせるもの。いずれにしろ、大河ドラマで描かれていた世相の背景をなんとなく掴むことができた。 ただ、個人的にはこの手の歴史書には馴染みが薄いため、なかなか理解、整理に及ばなかった。再読したいと思う。
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・後期の建武政権は初期の室町幕府の体制と酷似。後醍醐=尊氏の恩賞充行(創造)、雑訴決断所=直義の所領安堵・庶務沙汰(保全)。 ・1335年:中先代の乱。最後の執権北条高時の遺児時行が建武政権に対して信濃で挙兵。 ・1336年:後醍醐天皇が吉野に亡命。南北朝時代の始まり。 ・高氏は鎌倉幕府でいう内管領(譜代の家人(御内人)のトップ(内管領))のような存在。 ・1347年:直義に男児・如意王が誕生。これが観応の擾乱の大きな原因とする説も。 ・1349年:高師直による直義に対するクーデター。夢窓疎石による仲介。 直冬が西国に下向。直義は直冬を介して西国での自派の勢力拡大を図った。 ・1350年:直義が京都を出奔。これを観応の擾乱の始まりとみなす。 義詮が三条殿に就任。幕府統括者としての直義の権限を吸収。 ・1351年:直義が高氏を誅殺。 ・1352年:直義死去。幕府は東国を尊氏、西国を義詮が分割統治する体制に。メインは義詮の政権であり、尊氏は軍事的下向。創造-保全の役割分担の終焉。 ・観応の擾乱の原因は尊氏-師直の恩賞充行や守護職補任に漏れた武士が直義に接近しつつあったところ、直冬の処遇問題が複雑に絡んだところに求められる。 ・1356年、尊氏の恩賞充行権が義詮に移り、義詮が全権を掌握。
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「逃げ上手の若君」を読み、中先代の乱の後の時代を知りたいと思い手に取った新書。 予想以上のカオス。1日ごとに敵味方が入れ替わり何が何だか……という状況なのだが筆者の筆が確かに状況を把握させてくれる。 足利尊氏とその執事高師直一派と、尊氏の弟足利直義の一派に分かれて起こった室町時...
「逃げ上手の若君」を読み、中先代の乱の後の時代を知りたいと思い手に取った新書。 予想以上のカオス。1日ごとに敵味方が入れ替わり何が何だか……という状況なのだが筆者の筆が確かに状況を把握させてくれる。 足利尊氏とその執事高師直一派と、尊氏の弟足利直義の一派に分かれて起こった室町時代初期の内乱である。本当に昨日の敵は今日の味方、今日の敵は明日の味方と状況が目まぐるしく変わる。 師直派が優勢になり直義が隠居したと思ったら直義の元に武将が集まって内乱が混沌としていく。 本文にあった通り「こんなにも優劣が変わる内乱はなかなかない」のだ。1年間のうちにあっという間に誰が優勢で誰が劣勢なのかが入れ替わる。巻末の年表がありがたかった。 何故この乱が起こるのかの理由は丁寧に解説されている通りわかる。忠義だけではなく恩賞と領地の安堵の話であると。よく理解できる。 わからないのは何故この乱を防げなかったのか。なんかどこかでこの同族での争いを防げるきっかけがあったように思えるんだけれども、実際どこにもないから短期間であらゆる情勢がめちゃめちゃになる内乱が起きたんだな。 最後が「この乱が起きたことで室町幕府は長期政権を保つことができた」「それだけ統治機構をまるっと変える内乱であった」という結びに少し救いを見た。 足利家関連、南北朝関連の文献を他にも読みたい。
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