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精霊たちの家(上) 河出文庫
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精霊たちの家(上) 河出文庫

イサベル・アジェンデ(著者), 木村榮一(訳者)

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精霊たちの家(上) 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/07/06
JAN 9784309464473

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商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2023/10/16

男とちがって、一族の女たちは独自の気質を遺伝的に受け継いでいたので、人生の有為転変をとおしていろいろなことを学びとる必要はなかった。 江國香織さんおすすめの一冊。ものすごく面白かった。マルコス伯父さんも愉快だったけど、精霊たちの時代、からがとても。 百年の孤独は挫折したけど、精...

男とちがって、一族の女たちは独自の気質を遺伝的に受け継いでいたので、人生の有為転変をとおしていろいろなことを学びとる必要はなかった。 江國香織さんおすすめの一冊。ものすごく面白かった。マルコス伯父さんも愉快だったけど、精霊たちの時代、からがとても。 百年の孤独は挫折したけど、精霊たちの家のほうが比べものにならないくらい魅力的。 クラーラの時間の使い方がいい。 普段はどこかふわふわしているのに、必要なときは機敏に一生懸命動ける。 世界の裏側ではなくて手の届く範囲の人を必死で助ける。 自分の力の使い方についてバランスがとれている。 なんて優しくて愛に溢れた女性なんだろう。 男たちは物理的な力で世界を屈服させようとするけれど、女たちはそんなものを軽々と超えて本質をとらえる。 相手が探して欲しくない時は見つからない、なら仕方ないと思えるような。 この時代の大変さを考えるにうらやましくは決してないけれど。 労働者や女性や弱者に立ち上がれ、と強要するのではなくて、強者に、弱者から搾取してはいけません、女の子には優しくしましょうって教育するのが正解だと思う。現代だから言えることですが。 一方でやろうと思えば、地震の被災者を助けることも、農場と町ひとつ建設することもできるって人間の底力のすごさを感じました。現代人はどこから手をつけたらいいかわからない人ばかりじゃないですか?だってこの社会が、毎日お世話になっている技術がどういう仕組みか理解できなくなっているから。なんていうんだっけ。プラグマティズム? 魔法は一部の人にしか使えないけれど、科学は誰にでも使えるように変換することに注力したのが違いなんだろうか。これもなんていうんだっけ。ユビキタス? 南米の魔術は独特で、カリブの海賊はギリシア神話の魔女カリュプソに出会うし、ブードゥー教の霊媒術で初心者も無理やり除霊することができたりする。 青年は大体、メディエータのジェシーのイラストでイメージする。 革命家の秘密の恋人、とかロマンティックな設定のせいかなあ。下巻もいそいそと手に入れたので楽しみ。 その次はウンベルト•エーコ読むんだ。 ラテンアメリカ文学最高。 あんまり日本の戦国時代に気持ちがむかない。ので大河ドラマも挫折してる。 この本で、読み終わった本444冊目!

Posted by ブクログ

2023/01/27

冒頭からわりとインパクトある展開で、さすがという感じ。この第一章で最後まで読むか読まないか決まるんじゃないかてことぐらい。そして最後までこのシーンが何度も脳内に蘇るとゆう。 この小説は今まさに読まれるべきなんじゃないかと思う。女は強い。

Posted by ブクログ

2022/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

超能力を特段驚異のモノとして扱わず、そういう人もいるよねーな描き方で物語に自然に埋め込むのは、昔の南米の田舎のリアルなのか。精霊と共に彼らは生きていたのか。

Posted by ブクログ

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