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英国諜報員アシェンデン 新潮文庫
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英国諜報員アシェンデン 新潮文庫

サマセット・モーム(著者), 金原瑞人(訳者)

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英国諜報員アシェンデン 新潮文庫

定価 ¥781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/06/28
JAN 9784102130292

英国諜報員アシェンデン

¥385

商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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2024/08/15

諜報員が主人公の小説なのですが、サスペンスというよりも、主人公の前に現れる世界中の様々な人たちの描写や、会話の小気味よさが楽しい作品だったと思います。 ウィットに富んだ、あるいはシニカル言い回しだったり、恋に身を焦がす人たちだったり、このあたりの描写はいい意味で日本の作品にはな...

諜報員が主人公の小説なのですが、サスペンスというよりも、主人公の前に現れる世界中の様々な人たちの描写や、会話の小気味よさが楽しい作品だったと思います。 ウィットに富んだ、あるいはシニカル言い回しだったり、恋に身を焦がす人たちだったり、このあたりの描写はいい意味で日本の作品にはない洒脱な雰囲気があります。クラシカルな音楽のかかっているバーで読みたくなる雰囲気とでもいうべきか。 スパイの主人公自身は割と冷めてるというか、一歩身を引いて、同僚たちや関係者とことを進めてる雰囲気があります。それがこの作品のいいところかもしれない。その分、登場人物たちの感情や個性が際立つ。 捜査に来た警官の間の抜けた感じ。容疑者の男を信じ続ける女。お互いに尊重し合う夫婦。安定した身分がありながら、サーカスの女性に恋した男性などなど… 著者自身スパイだったということだけど、世界中で出会ったであろう様々な人物やエピソードが混ざり合ったからこその、この登場人物たちの層の厚さなのかと思います。 人間の恋の感情を描きつつも、一方でスパイらしい、一種の非常さもあって、それが作品の幅を広くしている気がします。 ストーリーの面白さももちろんありますが、登場人物たちそれぞれのエピソードや言葉回しも楽しい一冊でした。

Posted by ブクログ

2023/12/23

面白かった。スパイ小説ではあるが謀略や不自然な殺人描写は無い。英国大使の長いモノローグは大きな緊張を持って読み手を離さない。

Posted by ブクログ

2023/05/05

Hitchcockの「Secret Agent(間諜最後の日)」の原作、モームの作品。スパイ小説としても、文学作品としても一級で、楽しめる。 英国人の皮肉が、面白い。モームは諜報員としても活躍した作家であり、見識に感嘆する。

Posted by ブクログ

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