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ポスト・モダンの左旋回 増補新版
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2017/01/01 |
JAN | 9784861826177 |
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東京を中心とする”文化的寄合所帯”から離れた独自のスタンスを保ち続ける社会思想・政治思想研究家の著者によるポストモダン思想総括。 タイトルが表しているように、本書のメインテーマは、もともと非政治性の強かった日本のポストモダン思想家の多くが、90年代以降に急速に左派政治色を強め、...
東京を中心とする”文化的寄合所帯”から離れた独自のスタンスを保ち続ける社会思想・政治思想研究家の著者によるポストモダン思想総括。 タイトルが表しているように、本書のメインテーマは、もともと非政治性の強かった日本のポストモダン思想家の多くが、90年代以降に急速に左派政治色を強め、”左転回”したことの理論的説明である(例えば、浅田彰と並ぶ日本のポストモダン思想家である柄谷行人によるNAM等の消費生産団体の活動や、デリダ研究者である高橋哲哉による戦争責任論などが挙げられる)。その理由として、ソ連の崩壊によるマルクス主義という”大きな物語”が崩壊したことで、もともとは”資本主義対共産主義”のような二項対立が成立しなくなった点が挙げられる。それまでそうした二項対立を批判的に捉えていたポストモダン思想にとっては、二項対立自体が成立しなくなったことにより、場当たり的に自らの政治的なポジションを明確にせざるを得なくなったことが左旋回の本質的な理由であり、その場当たり性を著者は批判的に捉えている。 著者がその点で日本の左派が学ぶべきだと主張するのは、現代生き残った唯一のプラグマティズム思想家であるリチャード・ローティである。日本ではなぜかローティの評価が低いように感じるのは、その点にもあるのかもしれない。
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まず一回通しで読んでみたところです。 7最近マルクスに戻れというか戻りたいという欲をあちこちで感じて気持ちわるい。そのへんを思いつつ読んだ。
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