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ポスト・モダンの左旋回 増補新版
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ポスト・モダンの左旋回 増補新版

仲正昌樹(著者)

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ポスト・モダンの左旋回 増補新版

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社
発売年月日 2017/01/01
JAN 9784861826177

ポスト・モダンの左旋回 増補新版

¥2,420

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2025/10/29

ドイツ・ロマン主義の研究からキャリアを開始して以来、フランスのポスト・モダン思想やフランクフルト学派の思想、現代アメリカの政治哲学など、同時代の「思想」と呼ばれる営みを幅広く解説していることで定評のある著者が、ポスト・モダン思想の隆盛と変遷について論じた文章が収められています。 ...

ドイツ・ロマン主義の研究からキャリアを開始して以来、フランスのポスト・モダン思想やフランクフルト学派の思想、現代アメリカの政治哲学など、同時代の「思想」と呼ばれる営みを幅広く解説していることで定評のある著者が、ポスト・モダン思想の隆盛と変遷について論じた文章が収められています。 浅田彰や中沢新一、あるいは柄谷行人といった、日本においてポスト・モダン思想の流行を牽引してきた思想家たちのその後のあゆみは、それぞれ興味深いものですが、本書のタイトルになっている「ポスト・モダンの左旋回」をもっとも顕著に示しているのが柄谷だということはまちがいないでしょう。本書では、柄谷の「政治化」の姿勢に対して懐疑的な立場から、その問題点がていねいに指摘されています。また、デリダの研究からやはり政治的な問題にコミットしていった高橋哲哉や、彼とのあいだで論争をくりひろげた批評家の加藤典洋の仕事についても、わかりやすく解説がなされています。もっとも、日本のポスト・モダン思想だけではなく、フランスやアメリカの現代思想の動向について触れた文章も収録されています。 本書はもともと1998年から2001年にかけて著者が発表した文章をまとめたもので、増補新版の刊行にあたってあらたに五編の文章が付加されていますが、このあいだにいわゆる「現代思想」シーンもずいぶん変わったように思います。柄谷の急激な「政治化」には距離を置いていたかのように見えた浅田は、当時から時事的なテーマについてアイロニカルなスタンスでコメントすることはありましたが、近年になってメディアへの露出が増えているように感じます。ニュー・アカデミズムのブームのあとに登場した東浩紀は、「左旋回」とはちがったしかたではあるものの、やはり「政治化」に舵を切っています。その一方で、まさに著者が長年おこなってきたような、フランス現代思想のスターと目されてきた思想家たちのテクストを精緻に読み解いてその意義を開明する仕事も、すこしずつ増えてきており、「政治化」の動向から離れてその豊かな思想的水脈に触れたいと考える読者を啓発する力は、いまもけっして衰えていないことを、あらためて確認しました。

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2017/10/14

東京を中心とする”文化的寄合所帯”から離れた独自のスタンスを保ち続ける社会思想・政治思想研究家の著者によるポストモダン思想総括。 タイトルが表しているように、本書のメインテーマは、もともと非政治性の強かった日本のポストモダン思想家の多くが、90年代以降に急速に左派政治色を強め、...

東京を中心とする”文化的寄合所帯”から離れた独自のスタンスを保ち続ける社会思想・政治思想研究家の著者によるポストモダン思想総括。 タイトルが表しているように、本書のメインテーマは、もともと非政治性の強かった日本のポストモダン思想家の多くが、90年代以降に急速に左派政治色を強め、”左転回”したことの理論的説明である(例えば、浅田彰と並ぶ日本のポストモダン思想家である柄谷行人によるNAM等の消費生産団体の活動や、デリダ研究者である高橋哲哉による戦争責任論などが挙げられる)。その理由として、ソ連の崩壊によるマルクス主義という”大きな物語”が崩壊したことで、もともとは”資本主義対共産主義”のような二項対立が成立しなくなった点が挙げられる。それまでそうした二項対立を批判的に捉えていたポストモダン思想にとっては、二項対立自体が成立しなくなったことにより、場当たり的に自らの政治的なポジションを明確にせざるを得なくなったことが左旋回の本質的な理由であり、その場当たり性を著者は批判的に捉えている。 著者がその点で日本の左派が学ぶべきだと主張するのは、現代生き残った唯一のプラグマティズム思想家であるリチャード・ローティである。日本ではなぜかローティの評価が低いように感じるのは、その点にもあるのかもしれない。

Posted by ブクログ

2017/10/07

まず一回通しで読んでみたところです。 7最近マルクスに戻れというか戻りたいという欲をあちこちで感じて気持ちわるい。そのへんを思いつつ読んだ。

Posted by ブクログ