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ひなた弁当 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2017/02/07 |
| JAN | 9784094063318 |
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ひなた弁当
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商品レビュー
3.8
60件のお客様レビュー
49歳、突然のリストラ。 いつもオドオドとしてどうもパットしない性格の良郎は、半ば騙された形で職を失った。 再就職を目指すもなかなか真っ当な職にはありつけず、図書館や公園で時間をつぶす日々。 ある時、公園に落ちているどんぐりを食べてみようと思いついた良郎は、ネットで情報を得ながら...
49歳、突然のリストラ。 いつもオドオドとしてどうもパットしない性格の良郎は、半ば騙された形で職を失った。 再就職を目指すもなかなか真っ当な職にはありつけず、図書館や公園で時間をつぶす日々。 ある時、公園に落ちているどんぐりを食べてみようと思いついた良郎は、ネットで情報を得ながら数種類のどんぐりを調理する。 水煮と煎ったもの、どちらも美味かった。 失業して追い詰められ、死を選ぶ者が増える中、食べ物があれば生きていけることに気付いた良郎は、自生する植物で食べ物を調達しようと考える。 ヨモギやつくし、ギンナン、山菜、タンポポ、ノビル。 ガイドブック片手に食材を探すキラキラとした時間。正社員として働いていた頃の逃げ場のないしんどさはない。いきいきとした彼の姿は、読み手の心もワクワクさせる。 採ってきた野草たちを調理すれば、色の濃さ、強い香りが鼻腔をくすぐるような感覚を覚える。 疲弊した心を回復させるのは、いつだって「満ちる」時間だ。 その時間を自分の手で獲得していく。 少しずつ力がみなぎっていく良郎は、まさに日陰からひなたに顔を出す植物だ。 どんぐりから始まり、野草、川魚と、どんどん食べられる食材に出会っていく様は、まるでゲームの主人公がアイテムを集めてレベルアップしていくかのようだった。 「弁当屋」に行きついてからの良郎は生きることの喜びを感じ、その感情は周りの人々にも連鎖していく。 会社の人間関係に疲れ切り、一時期は死もよぎった生活が嘘のように一変した。 会社ををリストラされたのは、不運ではなく幸運だ。 人は、光ある方へ歩いていけるのだと信じられる。 逞しく変貌を遂げる主人公を描いた、温かな余韻の残る長編小説。
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康代さんが、ちょっと当たりが強すぎて。 夫婦なら自分の味方であるパートナーを信用、期待しないといけません。それなのに、追い詰められている良郎がヤケを起こして最悪なケースになってもおかしくありません。 弁当を作るなんてハードルが高いことをよくできましたね。そてはいいとして後半がトントン拍子にツキがまわってくる。出来過ぎですね。でないと物語にならないでしょうが。 読みやすいけど、偶然の設定が多かったような。でしたよ 哲学・小説のための10冊…久しぶりに小説を手にする大人に届けたい プレジデントオンライン
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全体として、多少の出来過ぎ感は否めないけれど、一つひとつのエピソードは「こんなこともあるだろう」「人生はこうして動いていくものだろう」と思わせるリアリティがあった。 たぶん、良郎というキャラクターが秀逸だからこそ、多少の不自然さをうまく覆い隠しているのだと思う。 久しぶりに釣り...
全体として、多少の出来過ぎ感は否めないけれど、一つひとつのエピソードは「こんなこともあるだろう」「人生はこうして動いていくものだろう」と思わせるリアリティがあった。 たぶん、良郎というキャラクターが秀逸だからこそ、多少の不自然さをうまく覆い隠しているのだと思う。 久しぶりに釣りにでも行ってみようか、読み終わってみれば、そんな優しい読後感でした。
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