あなたの仕事、感情労働ですよね？

関谷大輝(著者)

• 販売会社／発売会社: 花伝社
• 発売年月日: 2016/11/01
• JAN: 9784763407979

商品レビュー

2024/03/02

仕事である以上、100%ポジティブな要素ばかりではないけど、ネガティブを減らし、適切に対処し、ポジティブを見つけていくことに楽しさややりがいを見つけていけるのではないだろうか。
結論、ストレスフルな状態が続かないように、自分の感情をコントロールして、自分の機嫌は自分で取るべし。

2019/10/02

著者の博士論文を、一般向けにわかり易く書いた本。よって、エビデンスや引用文献がたくさんあり納得感がありました。感情労働に関係ない職業でも、生きていて参考になる部分は多いと思います。

これから研究をすすめるという記述が多数記載あり、筆者の実直な人間性が表れていると感じました。　

2019/01/16

職場で愛想よく、望まれる対応をしなければならないのは、それもひとつのストレスであり、労働の大きな要素です。
そのストレスとなるメカニズムと、対処法を解説した本。

店員が愛想良いのは当たり前のように感じてきたところがあるが、それ自体を労働と定義しているのがポイント。

・スマイル0円＝ 感情の偽装
・嫌な客にも、淡々と機械的に対応＝ 感情の隠蔽

どちらも個人の本来の感情を押さえ込んでいることで、ストレスになりうる。
ストレスが特に高まるのは、職場ではなく自宅に帰ってから、うまく切り替えができずに「感情のお持ち帰り」をしてしまった時。

セルフケアによる対処法としては、自分の感情を自覚し、表現する情動知能（EQ）を鍛えること。
情動知能は鍛えることができる。
そのトレーニングに、最近あちこちで見るようになったジャーナリングが取り上げられているのも興味深かった。