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ドラゴンの塔(下) 森の秘密
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 静山社 |
| 発売年月日 | 2016/12/07 |
| JAN | 9784863893672 |

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ドラゴンの塔(下)
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商品レビュー
4.2
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
首都クラリアに舞台が移り、多くの魔法使いや、魔法書を収蔵した図書館、人間を化け物に変える穢れの書などが出てきてわくわくした。人によって使う魔法が異なり、ニーシュカが無尽蔵に色んな魔法を繰り出してくるのが楽しい。上巻の「フルミーア」の呪文が好きだったので、また出てきてうれしかった。 首都へ行ってもカシアカシア言っていて、GLが始まるのかとヒヤヒヤしたが、本命はサルカンで変わらず安心した。王妃をあきらめ切れないマレク王子、野心家のソーニャ、王太子の子供達など、森の罠に踊らされる人々のドラマが面白い。王子王女を連れて首都を脱出する展開は楽しかったが、その後に続く女王との戦いは長すぎてうんざりした。森の心臓部での話は幻想的で良い。 サルカンの心情がわかるエピソードが少なく、<カラス>の意志を継いで百年以上も森と戦い続けた割に、激しく森を憎んでいるわけでも、谷や領民を愛しているわけでもなく、女王との戦いではニーシュカの引き立て役になっているのが気になった。サルカンを第二の主人公と思い込んでいたせいかもしれない。表紙にいるし、もっと活躍するものと思っていた。女王を倒したその後のエピソードは良い。 「あらすじ覚え書き」※ネタバレあり 森の罠により国王と王太子が殺され、犯人と疑われたニーシュカは王太子の子供達を連れて首都を脱出する。マレク王子と王妃は、六千人の軍を率いて塔に攻め入り、黄の沼領の兵士とサルカン達が応戦する。王妃が<森>の女王の操り人形であると気づいた両軍は、協力して王妃を倒すも、森の女王に逃げられる。ニーシュカはサルカンとともに糸繰り川を下り、森の心臓部で女王の妹の記憶の中に入る。かつてここには森の種族がおり、塔の王と結婚したが裏切られて森を焼かれ、その復讐心から穢れが生まれた。女王は死に方を知らないのだと気づいたニーシュカは、心臓樹となった妹に女王を接ぎ木し、残った穢れを浄化するため森に留まる。
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「分別っていうのが、だれかを愛さなくなることなら、そんなもの、いらない。人を愛さないで、人をたいせつに思わないで、人生にほかになにが残るの?」ニーシュカの叫び。たくさんの作家が訴えて来た内容だけど、何故かしっくりと心に響いた。 戦いがシビアで厳しかった。何よりも森の真実が哀しくて...
「分別っていうのが、だれかを愛さなくなることなら、そんなもの、いらない。人を愛さないで、人をたいせつに思わないで、人生にほかになにが残るの?」ニーシュカの叫び。たくさんの作家が訴えて来た内容だけど、何故かしっくりと心に響いた。 戦いがシビアで厳しかった。何よりも森の真実が哀しくて辛くて。マレク王子はひたすらに哀れ。 カシアが逞しく成長した事が予想外だったし、サルカンが川の流れを元に戻すために、泥だらけになるのもかつての彼から考えられなかった。皆、上巻から考えられないほど変わっていった。 アグニシュカの真っ直ぐさは危うさもあるけど、立派な主人公だった。 ニーシュカ、貴方に出会えて良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ページをめくる手が止まらず一日で上下巻を一気に読んでしまった。ネビュラ賞受賞は伊達ではない。 ジュヴナイル、あるいは一時期に流行ったハリウッド映画のシナリオのようなわかりやすいストーリーに、それには収まらない暴力や性描写、そして哲学的な深さを盛り込んだという印象。主人公の性格も含めて受け入れられない人もいるだろうことは想像に難くないが、私は楽しめたクチであった(ああ、突然やっちゃうあたりはハリウッドライクか(苦笑))。 良いと思ったのはRPGゲームとは一線を画した他では観ない魔法の描写、そして「森」を含めた自然の奥深さあたり。惜しいと感じたのはあまりに詰め込みすぎていると感じられたところかな。下巻の社交界のくだりはカットして、その分物語が始まる前の普段の暮らしを描いた方が良かったのでは?と感じた。あと主人公の魔力の源泉がてっきりバーバ・ヤーガ(ヘルボーイでおなじみ(違))と結びつけて説明されると思っていたのに、その辺りの説明がないのも残念。続巻への布石だろうか?。 一級の魔法ファンタジーであることは間違いない。中学生以下にはちょっと薦めがたいけど。
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