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宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか ブルーバックス
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宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか ブルーバックス

ルイーザ・ギルダー(著者), 窪田恭子(訳者), 山田克哉(訳者)

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宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか ブルーバックス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/10/01
JAN 9784062579810

宇宙は「もつれ」でできている

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商品レビュー

3.7

13件のお客様レビュー

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2024/03/31

初期の量子力学の歴史を、偉人たちの残した言葉をセリフとして使って、小説風に語った本。教科書には物理学の偉人たちがさも当然のように数々の発見をしたように書かれますが、実際はその着想に至るまで色々な苦労があったり、発表しても他の学者たちに受け入れられなかったり、様々なドラマがあったこ...

初期の量子力学の歴史を、偉人たちの残した言葉をセリフとして使って、小説風に語った本。教科書には物理学の偉人たちがさも当然のように数々の発見をしたように書かれますが、実際はその着想に至るまで色々な苦労があったり、発表しても他の学者たちに受け入れられなかったり、様々なドラマがあったことが分かります。 まあこの本はだいぶ脚色が入ってるとは思いますが、それでも大筋の流れは正しいのじゃないかと思います。 シュレーディンガー方程式とかベルの不等式とか専門用語もたくさん出てきますが、それらの中身にはあまり言及せず、それらが当時の物理学者たちにどういう風に受け止められたか、という観点で主に描写されています。セリフ中心で書かれているので、読みやすく物理学者たちもキャラが立ってて面白いです。量子力学版の大河ドラマですね。

Posted by ブクログ

2024/02/03

量子論で議論されてきた歴史が、アインシュタインとボーアの対立点、ERPパラドックスとベルの不等式、さらにベルの不等式を破る実験と現代の量子もつれを使った情報理論まで 物語として著されている。数式はほとんどないが、量子論の不思議さは良くわかる。ボーアが相補的と呼ぶ 光子と波、アイン...

量子論で議論されてきた歴史が、アインシュタインとボーアの対立点、ERPパラドックスとベルの不等式、さらにベルの不等式を破る実験と現代の量子もつれを使った情報理論まで 物語として著されている。数式はほとんどないが、量子論の不思議さは良くわかる。ボーアが相補的と呼ぶ 光子と波、アインシュタインが存在を願った隠れた変数と物理学としての実在。量子もつれや波動関数の観測による収縮は、読み終えても未だ理解できていないが、量子力学はそうゆうものだとして捉えることが、現在の大多数の学者の知恵らしい。ベル曰く、FAPP(For All Practical Purposes) 実用的な目的には十分である。 結局、量子に影響を与えずに測定することは不可能なのだから、測定という言葉は正しくなく、あくまでも実験の一部として捉えるべきらしい。シュレジンガーの猫は実験して初めて生死が決まるのだ!???

Posted by ブクログ

2024/01/14

とても優れた歴史小説。 量子力学の概念的な概要と寄与した物理学者の名前を知っている人の方が得るものが大きい。 そうでない人にとっても、知らない国の知らない時代の面白い歴史小説を読んでいたらたまーに知っている人物やエピソードに出会う という楽しみがあると思う。 資料研究に基づ...

とても優れた歴史小説。 量子力学の概念的な概要と寄与した物理学者の名前を知っている人の方が得るものが大きい。 そうでない人にとっても、知らない国の知らない時代の面白い歴史小説を読んでいたらたまーに知っている人物やエピソードに出会う という楽しみがあると思う。 資料研究に基づいた実話という立て付けだが、資料記録の表現方法は闊達でほぼ創作の域にある。 私がこれまでに知っていた量子力学の研究の経緯、特に登場人物間の関係性について、ここまでビビッドに詳細に読めるなんて、、、有難う としか言えません。有難う。 近年の理論物理領域の書籍の中には、数学で表すのが精一杯だった理論を概念的に説明する事に挑戦したもの そしてそれが数学的に間違っていない ものが増えました。 有難い事です。 そしてこの書籍は、そのような概念的理解のレイヤーで語られています。 22世紀に残されるべき名著と思います。 個人的にはこの本を1960年に読んでいたかったです。

Posted by ブクログ

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