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宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか ブルーバックス
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宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか ブルーバックス

ルイーザ・ギルダー(著者), 窪田恭子(訳者), 山田克哉(訳者)

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宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか ブルーバックス

1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/10/01
JAN 9784062579810

宇宙は「もつれ」でできている

¥1,650

商品レビュー

3.7

14件のお客様レビュー

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2024/10/08

20世紀前半の量子力学確立だけでなく、その後の技術への応用を実現したり基礎理論を追求し続けたりする様々な若い世代の姿まで描かれていてとても良かった。ただ、前提知識が全くないと厳しいような、含みをもたせた書かれ方は多かったかも。

Posted by ブクログ

2024/03/31

初期の量子力学の歴史を、偉人たちの残した言葉をセリフとして使って、小説風に語った本。教科書には物理学の偉人たちがさも当然のように数々の発見をしたように書かれますが、実際はその着想に至るまで色々な苦労があったり、発表しても他の学者たちに受け入れられなかったり、様々なドラマがあったこ...

初期の量子力学の歴史を、偉人たちの残した言葉をセリフとして使って、小説風に語った本。教科書には物理学の偉人たちがさも当然のように数々の発見をしたように書かれますが、実際はその着想に至るまで色々な苦労があったり、発表しても他の学者たちに受け入れられなかったり、様々なドラマがあったことが分かります。 まあこの本はだいぶ脚色が入ってるとは思いますが、それでも大筋の流れは正しいのじゃないかと思います。 シュレーディンガー方程式とかベルの不等式とか専門用語もたくさん出てきますが、それらの中身にはあまり言及せず、それらが当時の物理学者たちにどういう風に受け止められたか、という観点で主に描写されています。セリフ中心で書かれているので、読みやすく物理学者たちもキャラが立ってて面白いです。量子力学版の大河ドラマですね。

Posted by ブクログ

2024/02/03

量子論で議論されてきた歴史が、アインシュタインとボーアの対立点、ERPパラドックスとベルの不等式、さらにベルの不等式を破る実験と現代の量子もつれを使った情報理論まで 物語として著されている。数式はほとんどないが、量子論の不思議さは良くわかる。ボーアが相補的と呼ぶ 光子と波、アイン...

量子論で議論されてきた歴史が、アインシュタインとボーアの対立点、ERPパラドックスとベルの不等式、さらにベルの不等式を破る実験と現代の量子もつれを使った情報理論まで 物語として著されている。数式はほとんどないが、量子論の不思議さは良くわかる。ボーアが相補的と呼ぶ 光子と波、アインシュタインが存在を願った隠れた変数と物理学としての実在。量子もつれや波動関数の観測による収縮は、読み終えても未だ理解できていないが、量子力学はそうゆうものだとして捉えることが、現在の大多数の学者の知恵らしい。ベル曰く、FAPP(For All Practical Purposes) 実用的な目的には十分である。 結局、量子に影響を与えずに測定することは不可能なのだから、測定という言葉は正しくなく、あくまでも実験の一部として捉えるべきらしい。シュレジンガーの猫は実験して初めて生死が決まるのだ!???

Posted by ブクログ