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少年が来る 新しい韓国の文学15
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少年が来る 新しい韓国の文学15

ハンガン(著者), 井手俊作(訳者)

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少年が来る 新しい韓国の文学15

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 クオン
発売年月日 2016/10/31
JAN 9784904855409

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少年が来る

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みんなの感想まとめ
  • 光州事件
  • 民主化抗争
  • 歴史の鎮魂
  • 若者の視点
  • 生死の選択
  • 人間の本質
  • 韓国文学の詩的表現
  • 社会の苦悩
  • 過去の痛み
  • 現代への問い

この作品は、1980年に韓国で発生した光州事件を背景に、民主化抗争の悲劇とその後の苦悩を描いた深い鎮魂の物語です。著者は、命を失った若者たちや生き残った者たちの視点を通じて、痛みや絶望を生々しく表現しながらも、詩的な美しさを持つ文章で読み手を引き込みます。章ごとに変わる視点や人称によって、読者は登場人物の感情に共鳴し、物語の重みを感じることでしょう。

また、作品は単なる歴史の再現にとどまらず、人間の本質についての問いを投げかけます。残忍さと気高さ、どちらもが人間の中に存在することを示唆し、過去の痛みを引き受けることの重要性を訴えかけます。著者の筆力によって、光州事件は単なる過去の出来事ではなく、現代にも通じる普遍的なテーマを持つ作品として生き続けています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/10/12

1980年の韓国で起きた光州事件(軍による民主化運動の弾圧)を題材にした小説。死者の視点で語られる壮絶な事件に衝撃を受ける。2024年、ハン・ガンがノーベル文学賞を受賞した年の冬、韓国大統領(当時)は突如非常戒厳を宣言し、抗議する市民が国会前に集まり声を上げた。読みながら、その時...

1980年の韓国で起きた光州事件(軍による民主化運動の弾圧)を題材にした小説。死者の視点で語られる壮絶な事件に衝撃を受ける。2024年、ハン・ガンがノーベル文学賞を受賞した年の冬、韓国大統領(当時)は突如非常戒厳を宣言し、抗議する市民が国会前に集まり声を上げた。読みながら、その時の光景が物語と重なるように感じた。過去から現在へ、死者から生者へ…。少年(銃撃を受けて死亡)トンホは今を生きる者に何を託すのか。重い内容ながら深い感動を呼ぶ作品。

Posted by ブクログ

2026/10/09

最初は知識もなく一章から三章を読んで、そのあと関連した映画を何本か観たりしてから再度一章から全部読んだ。この本は事前知識やこの場面はあの時かなと知ると格段にトンホ、チョンデ、チョンミ姉さん、ウンスク姉さん、ソンジュ姉さん、チンス兄さんがどう行動してどう生きてきたのか生々しく刺さっ...

最初は知識もなく一章から三章を読んで、そのあと関連した映画を何本か観たりしてから再度一章から全部読んだ。この本は事前知識やこの場面はあの時かなと知ると格段にトンホ、チョンデ、チョンミ姉さん、ウンスク姉さん、ソンジュ姉さん、チンス兄さんがどう行動してどう生きてきたのか生々しく刺さってくる。付け焼刃の情報でもそうなのだからこれを読む韓国人がどれほどの思いなのかとも考える。「きちんと書かなくてはなりません」という遺族の言葉もつきささる。

Posted by ブクログ

2026/09/28

光州事件。お隣の韓国であった民主化運動、くらいの知識しかなかった。 最近新聞で、韓国には自国の歴史を振り返って、国は国民に何をしたらいけないのかとか、権力とはどう扱われるべきものなのかとか、そういうことを検証するための法律があるのだと知った。 それを知ってなんていい国なんだ、羨ま...

光州事件。お隣の韓国であった民主化運動、くらいの知識しかなかった。 最近新聞で、韓国には自国の歴史を振り返って、国は国民に何をしたらいけないのかとか、権力とはどう扱われるべきものなのかとか、そういうことを検証するための法律があるのだと知った。 それを知ってなんていい国なんだ、羨ましいと思ったのだけど、この本を読んだら、そういう法律が必要だと考えた人たちがいることがしかるべくして生まれたのだと分かった。 光州事件は、私が最初に聞きかじって知ったつもりになっていたことと比較にならないほど凄まじい凄惨なできことだった。 同じ国の人に、こんなふうに踏みにじられるって一体どんな気持ちになるのか、まったく想像ができない。 でもその想像のできなさを、ハン・ガンの文章は容赦なくこじ開けてくる。 私はこの少年になり、ウンスク姉さんになり、ソンジュ姉さんになり、チョンデになった。 泣くに泣けない。悔しくてヒリヒリするような、怒りを伴った深い悲しみ。 そしてこの人たちがいなければ今の韓国はなかったのだと知っているからこその、悲しい、諦めみたいな絶望。 人間って、こんな経験をしないと分かれないの? 韓国のこととかじゃなくて、人類全体に対しての怒りみたいなものを感じる。 チョンデになったとき、彼が語る映像が本当に悪夢みたいにポエムで、すんごく悔しくて悲しいのに、その映像の中には、自分で信じられる正しさを持った人たちが死者として横たわっているばかりだから、なぜか怖くはなくて。 悲しく腐っていってしまうカラダがなんだか詩のような。不思議な心地になった。 エピローグで語られる、ハン・ガンがこの物語を書いたきっかけも興味深い。 もし自分が韓国に生まれていたら。 私はギリギリ民主化されるかされないかというときに生まれていたことになるけど、自分が生まれるよりそんなに遠くない過去に、こんなことがあったのだと想像すると。 私はもし光州事件が始まった場にいたら、どうしていたんだろう。 こんなひどいことになるなんて思わないで、少しの希望を胸に、デモに参加してたんじゃないだろうか。 その希望は間違ってはなかった。だって今の韓国には、この時はなかった自由があるようにみえる。 でも、その場ではわたしは普通に同じ国で育った人に銃を向けられ、相手に名前も知られることもなく撃たれたり打たれたりして死んでしまったのかもしれない。 それがいつか国の礎になるんだとしても、そんな死に方、普通にただただ悔しいと思う。

Posted by ブクログ

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