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少年が来る 新しい韓国の文学15
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少年が来る 新しい韓国の文学15

ハンガン(著者), 井手俊作(訳者)

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少年が来る 新しい韓国の文学15

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 クオン
発売年月日 2016/10/31
JAN 9784904855409

少年が来る

¥2,750

商品レビュー

4.4

127件のお客様レビュー

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2026/03/04

光州事件を素材に「人間の二面性、神性と獣性、崇高さと残酷さ」、「人間の根源的な暴力性」を透徹した視線で見つめた作品。同じ国の軍隊が国民を虐殺、拷問する描写が延々と続き目を背けたくなるが「あなたは」「きみは」の第三者の冷めた視線でどうにか…。それにしても、韓国の歴代大統領はなぜ平穏...

光州事件を素材に「人間の二面性、神性と獣性、崇高さと残酷さ」、「人間の根源的な暴力性」を透徹した視線で見つめた作品。同じ国の軍隊が国民を虐殺、拷問する描写が延々と続き目を背けたくなるが「あなたは」「きみは」の第三者の冷めた視線でどうにか…。それにしても、韓国の歴代大統領はなぜ平穏な余生を過ごせないのか。権力が強すぎて周囲を腐敗させる構造と激しやすい国民性を評論家は指摘。虐げられても、権力者が好き放題しても何も変わらない日本も、どうかとは思うが。

Posted by ブクログ

2026/02/22

とても悲しく、またもや読了に時間を要してしまった。 人の良心や尊厳がその人にとって1番むごいやり方で踏みにじられ、その上最後には殺され、殺されなかったとしても一生続く苦しみを背負わされる描写に、(適切な表現かはさておき)非常に傷つく。つまり、その後の人生が続こうが続くまいが、踏...

とても悲しく、またもや読了に時間を要してしまった。 人の良心や尊厳がその人にとって1番むごいやり方で踏みにじられ、その上最後には殺され、殺されなかったとしても一生続く苦しみを背負わされる描写に、(適切な表現かはさておき)非常に傷つく。つまり、その後の人生が続こうが続くまいが、踏みにじられた人の魂は永遠に踏みにじられたままなのだと痛感する。このように踏みにじられた人々を置き去りにしないために、蝋燭を灯して弔うのであろう。死んで終わり、ではないのだ。チョンデ、トンホ、チンス兄さん、チョンミのような故人に思いを馳せる人々の悲しみと愛情に胸を掻きむしられる。 さらに、人間を善悪の完全な二項対立で説明することはできず、良い面も悪い面も連続的につながっていることを考えると、市民を踏みにじった軍人を、自分と関係のない赤の他人だとは言いきることはできない。自分の内面にも絶えず目を凝らしていたいと反省する。 全体を通して非常に辛い読書体験ではあったが、読み終えた今、光州を知らない方がよほど怖かったと思った。少しずつ再読できればと思う。

Posted by ブクログ

2026/02/18

痛切だ。韓国の光州事件を描いた作品。同じ国民の中で支配する側と支配される側であまりに違う運命。救いはない。最後にある銃口を下に向けた支配者が少しいただけだ。ここからはじめなければならない。平和を願うならば。民主制を守るならば。 暴虐がなければ、人間性は守られた。しかし、暴虐のた...

痛切だ。韓国の光州事件を描いた作品。同じ国民の中で支配する側と支配される側であまりに違う運命。救いはない。最後にある銃口を下に向けた支配者が少しいただけだ。ここからはじめなければならない。平和を願うならば。民主制を守るならば。 暴虐がなければ、人間性は守られた。しかし、暴虐のために人間性は無惨にその無様さを暴かれた。

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