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最後の医者は桜を見上げて君を想う TO文庫

二宮敦人(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 TOブックス
発売年月日 2016/11/01
JAN 9784864725378

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商品レビュー

4.2

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2022/04/15

選択

誰だって、いつか必ず死ぬ。あたりまえのことですが、改めて考えさせられました。 人それぞれ生き方が違うように、死に方も違う。だから、桐子先生の考え方、福原先生の考え方、どちらも正しいと思うし、どちらも間違っているとも思う。生まれてきた限り、どう死ぬかも一つの選択なのだな、と思いま...

誰だって、いつか必ず死ぬ。あたりまえのことですが、改めて考えさせられました。 人それぞれ生き方が違うように、死に方も違う。だから、桐子先生の考え方、福原先生の考え方、どちらも正しいと思うし、どちらも間違っているとも思う。生まれてきた限り、どう死ぬかも一つの選択なのだな、と思いました。ふだん、本を読んで泣くことはあまりありませんが、自然と涙が止まらなくなりました。続編も出版されているようなので、読んでみたいと思います。

ほっとけーき

2024/05/12

登場する患者が、治療開始前から治療の甲斐なく死ぬことがわかっている小説って珍しいのでば。、AMLの幹細胞移植前の化学療法の苦痛、臍帯血輸血後のGVHD で死に至るまでの苦痛がこれでもかと描かれる。この治療を無理強いする医師も、全面的に否定する医師も、私はイヤだ。手術経験がないのに...

登場する患者が、治療開始前から治療の甲斐なく死ぬことがわかっている小説って珍しいのでば。、AMLの幹細胞移植前の化学療法の苦痛、臍帯血輸血後のGVHD で死に至るまでの苦痛がこれでもかと描かれる。この治療を無理強いする医師も、全面的に否定する医師も、私はイヤだ。手術経験がないのに食道がんの手術(しかも前例がない)をしようとする医師は、もはや医師ではない。 設定が極端すぎて感情移入できなかった。

Posted by ブクログ

2024/05/02

突然余命を宣告されたら残りの人生を過ごすか、どんな状態の患者でも救おうとする医者と、生と死に向き合っているからこそ死を受け入れ限られた時間をその人らしく過ごすべきだと考える医者の両極端の存在を通し、考えさせられるお話だった。音山の願いを、出世のチャンスを捨てて最後の最後に叶える手...

突然余命を宣告されたら残りの人生を過ごすか、どんな状態の患者でも救おうとする医者と、生と死に向き合っているからこそ死を受け入れ限られた時間をその人らしく過ごすべきだと考える医者の両極端の存在を通し、考えさせられるお話だった。音山の願いを、出世のチャンスを捨てて最後の最後に叶える手術をする福原と桐子の3人の友情にぐっときた。歩み寄れなくても友情は友情なんだな。

Posted by ブクログ

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