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さあ、気ちがいになりなさい ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2016/10/22 |
| JAN | 9784150120979 |
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さあ、気ちがいになりなさい
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商品レビュー
4
30件のお客様レビュー
意外性と洒脱なオチを追求したフレドリック・ブラウン×ショートショートの神様、星新一という最高コンビによるSF短編集。12編収録。 最後の最後に想像と違う方向に進む読み心地が癖になる。これは面白い〜!!! 好きな作品は以下5編。 緑色がない星へと不時着した男が救助を待つ「みど...
意外性と洒脱なオチを追求したフレドリック・ブラウン×ショートショートの神様、星新一という最高コンビによるSF短編集。12編収録。 最後の最後に想像と違う方向に進む読み心地が癖になる。これは面白い〜!!! 好きな作品は以下5編。 緑色がない星へと不時着した男が救助を待つ「みどりの星へ」 宇宙人に侵略された地球の最後の男が聞くノックの音とは?「ノック」 人類とは?と思わず考え込む「不死鳥への手紙」 → 音は誰も聞いていない時にも存在するか否かを考える「沈黙と叫び」(これは「真っ白な嘘」にも収録されている。 記憶喪失のふりをしていたはずの男は実は……「さあ、気ちがいになりなさい」 カラリ、ザラリと渇いた読み心地が気持ちよく、読み始めたら止まらないブラウンの短編集、好きすぎる〜!!
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フレドリック・ブラウンの短編集で訳者は星新一。 短編なのでサクッと読み終わりますし、どれもハズレなしの面白さでした。 中でも好きなのは 「みどりの星へ」 孤独の中でずっと生き延びてきた主人公。肩に乗せている相棒と、何より地球の緑の美しさを想うことが彼を生かしていたんだなぁ…。星新一っぽさも感じました。 「おそるべき坊や」 風が吹けば桶屋が…的な展開、みんな好きなヤツ。 「さあ、気ちがいになりなさい」 何度か、え?今どっち?結局どっち?となりながら読みました。結末がちょっと意外。 「電獣ヴァヴェリ」 これが一番好きでした。ある侵略者になすすべもない地球人、と思いきや。スムーズに適応していくところ。逆に豊かになってるんじゃないの?と思わせる静かな余韻。
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星新一翻訳のSF掌編小説 随所星新一や筒井康隆が影響受けたであろう話が多いが、両者と違ってわかりやすく結論が明白なオチが少なく結論を読者に委ねるような余韻を残す話が多い印象 また随所ロジカルな要素を含んだ話も多くウィットに富んだインテリな印象も見受けられる ただしそういった部分が要因である事からか翻訳に苦労した部分もあるようで星氏が創作した作品より読みづらい箇所も多くそこが難点と言える 各作品の感想 みどりの星へ 表題に便乗してる事もあってなのか主人公は正気か狂気か曖昧な話であった 叶えられぬ夢がある故に希望を望み続けたいと思うのは狂気か正気か ぶっそうなやつら 日本の掌編小説にもありそうな話で作中で最もわかりやすい話だった 誤解が誤解を生み最終的に・・となるがそこからさらに一捻りある話 おそるべき坊や 世界を救ったヒーローが・・というオチ 子供のした事といえばそれまでだがそれにしても余りの仕打ち 割と最初から展開は想像できる仕様になっている 電獣ヴァヴェリ もし現代文明に電気が奪われたら?のIFストーリー この手のジャンルは大体バッドエンドで終わりそうではあるが、この話だと文明が衰退した事でかえって人類が豊かになり心暖まる話になっている 読後感も牧歌的でいい余韻にしたれる ノック ノックの音がしたら・・?というよくあるテンプレート文から想像される話 ラストは普通に考えたらハッピーエンドになりそうだが、捻くれて考えると後味が悪くなるのでは?と思うのは自分だけか? ユーディの原理 メタフィクションの要素がある話 現代のプログラミングやAIにも通ずるような発明品でリアルでも高速自動化が出来るのは非常に便利ではあるが実際それらの作業を行ったのが小人かそれとも暗示にかかった自身かで印象が変わる話 シリウス・ゼロ 星氏の著作でもよく書かれる惑星着陸のストーリー ユーモラスな出だしから一転してスリリングな展開になるのは見所 町を求む 最後の最後で読者に呼びかけるとは思わなかった 意外な展開も薄くこのまま終わるかと思った、まさかの展開 帽子の手品 ホラー映画を鑑賞後に起こる不可解でかつ不気味な出来事の話 結末が少しわからなかったが、手品やっていた友達は擬態された地球外生物という事か? 不死鳥への手紙 人類は何度か滅亡しかかってもその度に何度も不死鳥のように再生するという話 都市伝説でも古代遺跡は文明が栄えた核戦争後の跡地とも言われてるのでそれもあり得ないとも言えない話 沈黙と叫び ロジカルな要素がありつつもサスペンスタッチな話 気ちがいとか狂気を描いてる割に本作品集では残酷描写が少ないが、この作品は想像すると割と残酷な話でもあった この話もラストは読者に委ねる形で終わる さあ、気ちがいになりなさい 最後になるまで主人公が正気か狂っているかハッキリとしなかった オチとして壮大で哲学的な話となったが、職場の上司の思惑など明らかになっていない謎もありより一層訳がわからなくなった ちなみに作中で集合知が言及されているが、人類補完計画の元ネタはこの集合知であろうか?
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