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緑のカプセルの謎 創元推理文庫
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緑のカプセルの謎 創元推理文庫

ジョン・ディクスン・カー(著者), 三角和代(訳者)

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緑のカプセルの謎 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2016/10/14
JAN 9784488118419

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商品レビュー

3.7

10件のお客様レビュー

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2026/08/26

久々のカー作品。章の引きがどれも気になるものばかりで、休日に一気読みでした! プロローグはポンペイから。 いわくありげな一家と、それを目撃してしまうエリオット警部から始まります。 このエリオット警部が、容疑者の一人であるマージョリー嬢に惚れ込んでしまい……。私はミステリの中のロ...

久々のカー作品。章の引きがどれも気になるものばかりで、休日に一気読みでした! プロローグはポンペイから。 いわくありげな一家と、それを目撃してしまうエリオット警部から始まります。 このエリオット警部が、容疑者の一人であるマージョリー嬢に惚れ込んでしまい……。私はミステリの中のロマンスにそこまでそそられないのですが、なんだか彼はとても微笑ましかったですね〜。”これらはエリオットの主観でありフェアでない”といった注釈も面白い(⁠^⁠^⁠) 当初こそ登場人物を把握するのに苦労しましたが、”毒入りチョコレート”の謎や寸劇中に起こる殺人、そしてそれを記録したテープと、テンポよく展開が進み、あっという間に読み終わってしまいました。 また、本作の見どころはなんといっても第18章の”毒殺者講義”。 歴史上の毒殺魔を取り上げた分類分けは興味深く、昨今ではあまりにテンプレすぎる気もしますが、それでも面白かった! 未読の『三つの棺』の密室講義もますます楽しみになりました。 カーらしい怪奇趣味はありませんが、心理的思い込みに基づいた実験とそのトリック(特に「何時だった?」)も面白く、とても読みやすい作品。 作中で言及された『曲がった蝶番』も手に取ってみてなりました。あとやっぱりバークリーの”毒チョコ事件”も読まなきゃだな。。

Posted by ブクログ

2026/01/28

小さな町で起こった毒入りチョコレート事件。それは、村1番の実業家が殺される事件の序章でしかなかった。 フェル博士の毒殺講義が冴え渡る一冊。 なお、主役は(たぶん)エリオット警部。ラストは爽やか。 私はカーの「喰えないオジイが若人たちの恋愛模様を温かい目で見守る回」が大好きなの...

小さな町で起こった毒入りチョコレート事件。それは、村1番の実業家が殺される事件の序章でしかなかった。 フェル博士の毒殺講義が冴え渡る一冊。 なお、主役は(たぶん)エリオット警部。ラストは爽やか。 私はカーの「喰えないオジイが若人たちの恋愛模様を温かい目で見守る回」が大好きなので、今作は途中から大ヒットです。 前半はお堅い謎解き系かな?と読んでいたので、フェル博士が出てきてから桂三枝ばりに椅子から転げ落ちたよね(今の子にはわからんネタ)お前そうやったんかーい!って笑→ こうなると一気読みモード。もちろん謎解きパートも面白い。カーらしい密室(ではないけど、近しい)もの。 それにしても終わり方が良き。殺人が起こっているのに、最後に爽やかな風を感じれるのは、さすが陽の作家。気持ちが上向く。カーはやっぱり好きだなぁ( *´艸`)

Posted by ブクログ

2025/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

解説によると、黄金期の探偵小説は空前の毒殺ブームだったらしい。だが個人的に「毒殺」ってミステリーでやられると面白みに欠けるんだよな。時間差で密室もアリバイも簡単にできちゃうし、不可能性の純度が数段階落ちる。 しかし本作は違う。なんと寸劇の最中に、観察者3人の目の前で堂々と殺人が行われるからだ。さらに、容疑者全員には鉄壁のアリバイがある。 寸劇は「人間の観察力が如何に信用ならないか」を問うためのテストであり、至る所に罠が張り巡らされているのがポイント。真相には関係しないが、時計の影のアイデアが面白かった。 アリバイのアイデアについては、(見抜けなかった腹いせとかではないが)標準的な類いのもので特段驚きはなく、どちらかというと1つ目の毒殺事件の動機の方に感心した。 不可能性の高い犯罪を描いているだけで高く評価したくはなるが、『曲がった蝶番』『夜歩く』のような怪奇的な演出に欠けるので少し物足りない(『三つの棺』くらい突き抜けていると別に気にならんが)。カーおじさんもそろそろオカルトネタが尽きたのかな。

Posted by ブクログ

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