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流星ひとつ 新潮文庫
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流星ひとつ 新潮文庫

沢木耕太郎(著者)

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流星ひとつ 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/08/01
JAN 9784101235226

流星ひとつ

¥385

商品レビュー

4.3

26件のお客様レビュー

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2025/11/03

藤圭子は宇多田ヒカルの母で、2013年に亡くなったくらいしか知らなかった中、おすすめ本として教えられて読んだ。 本来のインタビューとはどういうものかということを会話形式の内容だけで語られた1冊。 この一冊を世に出すことによって、藤圭子にもたらされる影響を考えて封印されるほどの...

藤圭子は宇多田ヒカルの母で、2013年に亡くなったくらいしか知らなかった中、おすすめ本として教えられて読んだ。 本来のインタビューとはどういうものかということを会話形式の内容だけで語られた1冊。 この一冊を世に出すことによって、藤圭子にもたらされる影響を考えて封印されるほどの内容を聞き出したインタビュー 何十年も封印された後悲しくも世に出される機会を得た理由 読むにつれて深くなっていくインタビューの内容に引き込まれた。

Posted by ブクログ

2025/07/29

おそらく大多数の人が知らない藤圭子が現れる。 沢木耕太郎さんがインタビューの一つの方法としてチャレンジしたとも言えるインタビューを受ける者とする者の生の声だけを書き綴る手法によって沢木氏の言う「インタビューを受けるものが気づかなかった事」を引き出す事に成功している。 その大成功と...

おそらく大多数の人が知らない藤圭子が現れる。 沢木耕太郎さんがインタビューの一つの方法としてチャレンジしたとも言えるインタビューを受ける者とする者の生の声だけを書き綴る手法によって沢木氏の言う「インタビューを受けるものが気づかなかった事」を引き出す事に成功している。 その大成功とも言える芸能界を引退すると決断した藤圭子へのインタビューはその後に万が一藤が芸能界に戻ることがあるとすればその障壁となってしまうと考えた著者と関係者は出版を思いとどまる。 しかしそれは藤の自死という思いも及ばぬ事件によってあえて世に出ることになる。 世間に広まった長きにわたり心を病んでいた藤が自死を選んだというそのような短絡的な誤解で終わらせたくない。 そしてこのインタビューで見せて人間味いっぱいの輝くようなその姿を娘の宇多田ヒカルに知ってほしいとの思いから世に出すべきだと著者は考える。 藤はインタビューの中で声が出せなくなって喉の手術をした事を何度も後悔する言葉を吐いている。 そしてその手術によって手に入れた声が自分が変わる転機となり引退をする原因だったと。 子供の頃から一度喉に引っかかってから出てくるような特徴的な声の彼女は歌うために声を大切にして歌以外ではあまり声を使わない、出さないようにしていたという。物静かな女性というのはそんなところから出来上がってしまったのかもしれない。 そして時に声が出なくなる時が何度もあったのだそうだけれどもしばらくすれば元に戻った。 だから本当は喉を切って手術をする必要はなかったんだとの後悔を引きずる。 手術によって楽に出せる綺麗な声を手にした藤はその声で歌うが嫌だった。自分の声ではない綺麗な声になってしまったからと。 その喉は病気だからと言われて手術をしたがそうじゃなかった、その声と喉は自分に与えられた天性のものだったのだのにそれが分からなかった自分が馬鹿だったのだと。 藤圭子さん、著者に心を開いてこれほどまでに明確な自分を曝け出して本当に良かったのではないでしょうか この作品を読む事で藤圭子の真の姿を垣間見ることができる人が大勢出てくるから。 悩んで自ら命を絶った演歌歌手などという言葉で覚えられることのないように祈ります。

Posted by ブクログ

2025/03/18

藤圭子の印象が変わった。 宇多田ヒカルの母で、精神を病んでいた昭和の歌姫というイメージとはまったく異なる28歳の女性がいる。 最初から最後までインタビューというスタイルをとっているにも関わらず、まるで小説のようにぐいぐい藤圭子の世界、沢木耕太郎の世界に引き込まれる。2人の天才だ...

藤圭子の印象が変わった。 宇多田ヒカルの母で、精神を病んでいた昭和の歌姫というイメージとはまったく異なる28歳の女性がいる。 最初から最後までインタビューというスタイルをとっているにも関わらず、まるで小説のようにぐいぐい藤圭子の世界、沢木耕太郎の世界に引き込まれる。2人の天才だから成立した独特の世界観。 70年代の話なのに新鮮なのはなぜだろう。 今も昔も若い女性が抱く気持ちや悩みは変わらないからだろうか…。 実は藤圭子の歌も前川清の歌も聞いたことがない。本書を読んで聴いてみたくなった。 やはり沢木耕太郎はすごい。

Posted by ブクログ