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流星ひとつ 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784101235226 |
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商品レビュー
4.2
22件のお客様レビュー
この間の宇多田ヒカルのライブが本当に良かった、というか、ああ人間なんだな、と思えたので、その余韻が残るうちに、と思ってやっと手に取った 読みながら最初に思ったことは、沢木耕太郎の私的な感情から発された言葉に、藤圭子は傷つかなかっただろうかということだった 藤圭子が語った言葉の重...
この間の宇多田ヒカルのライブが本当に良かった、というか、ああ人間なんだな、と思えたので、その余韻が残るうちに、と思ってやっと手に取った 読みながら最初に思ったことは、沢木耕太郎の私的な感情から発された言葉に、藤圭子は傷つかなかっただろうかということだった 藤圭子が語った言葉の重みが、ストレートに伝わっていない箇所があるような気がしたから でも、読み終わって今思うこと、あのやりとりは、それほど沢木耕太郎に藤圭子へのいちインタビュアーとして以上の興味や思い入れがあったということの表れで、そんな風に私情を挟む人を相手にしてこそ、素直に話せることもあったのかな、と 全部推測なのですが! 見ず知らずの人の幸せを、何の意味もないとわかっているのに、無責任にも願いたくなるような本だった 追記 解説を読んだら、良いインタビューってまさに多少の厳しさというか、対決を含んだものらしい。他人とのコミュニケーションってやっぱりそうなんだろうなと改めて思わされる、その難しさも同時に
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引退前の藤圭子に沢木耕太郎が酒を酌み交わしながら取材したインタビュー形式の小説。ずっとお蔵入りしていたけれど、藤圭子が飛び降り自殺したことを受け、様々な憶測記事が溢れることを憂いて、本当の彼女の姿を伝えようと出版したらしい。 宇多田ヒカルの母としてしか知らなかったけれど、当時...
引退前の藤圭子に沢木耕太郎が酒を酌み交わしながら取材したインタビュー形式の小説。ずっとお蔵入りしていたけれど、藤圭子が飛び降り自殺したことを受け、様々な憶測記事が溢れることを憂いて、本当の彼女の姿を伝えようと出版したらしい。 宇多田ヒカルの母としてしか知らなかったけれど、当時は相当な売れっ子だったようだ。 圭子の夢は夜ひらく、とかYouTubeでみても、10代の子に何を唄わせてるんだ、と思うくらいだったけど、背景が見えてくると、なんかすげえ歌手だったのかも、と思えてくる。 絶頂期に喉のポリープを除去してしまったために、デビュー当時の喉に引っかかるような声が失われてしまったらしい(きれいに発声できるようになってしまった)、ほとんどの人は変化に気づかなかったようだが、こどもの頃から聴いていた目が見えない母だけは「圭子の歌真似をしているのは誰かしら」とすぐに気づいたらしい。 藤圭子の歌、良い音源で聴いてみたくなった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
昭和の歌姫(怨歌歌手)として、18才でデビュ-した藤圭子(本名:宇多田純子.旧姓:阿部純子)が、28才で芸能界を去る決意をした。 その年(1979)年の秋、「ホテル・ニュ-オ-タニ」40階のバ-で、ウォッカ・トニック(火酒)のグラスを傾けながら、ルポライタ-・沢木耕太郎(31才)がインタビュ-を試みた。彼女の生立ち、父親のDV、デビュ-前後の生活、結婚とスピ-ド離婚、歌手をやめ何処へ向かうのか、などの問いかけに、純朴だった彼女の声の記録を、聞き手と語り手の「会話」だけで綴った異色のノンフィクション。〝喉の手術が、あたしの人生を変えたと思う...声が変わってしまったんだよ。全く違う声になっちゃったの...一生懸命歌ってきたから、あたしのいいものは、出し尽くしたと思うんだ...それでも歌うことはできるけど、燃えカスの、余韻で生きていくことになっちゃう。そんなのは嫌だよ・・・それもこれも、みんなワーァッと一時に押し寄せてきちゃたんだよね。全てが虚しくなって・・・もう、どうでもいいっていうような気持になって・・・ぼんやり、死のうかな、なんて思うようになりはじめて・・・〟娘・宇多田ヒカルを世に出し、62才での自殺を知るに及んで、そこはかとない侘しさと寂寥感に苛まれる故人の魂の声となった。
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