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それでも、日本人は「戦争」を選んだ 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2016/06/26 |
| JAN | 9784101204963 |

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それでも、日本人は「戦争」を選んだ
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商品レビュー
4.5
164件のお客様レビュー
著者の加藤陽子氏が中高生歴史部の生徒達に向けておこなった5日間集中講義を書籍化したもの。日本近現代史とくに戦争に的を絞った内容。 1章 日清戦争 2章 日露戦争 3章 第一次世界大戦 4章 満州事変と日中戦争 5章 第二次世界大戦 生徒との質疑応答形式は問いに対する答えを考え...
著者の加藤陽子氏が中高生歴史部の生徒達に向けておこなった5日間集中講義を書籍化したもの。日本近現代史とくに戦争に的を絞った内容。 1章 日清戦争 2章 日露戦争 3章 第一次世界大戦 4章 満州事変と日中戦争 5章 第二次世界大戦 生徒との質疑応答形式は問いに対する答えを考える間を与えてくれ、故になかなか進まない。しかし、ただの歴史の羅列でない構成は非常に参考になった。挿絵や地図絵、付箋紙に書かれたポイント整理なども良い。 日本と韓国で公表する数が違う関東大震災の朝鮮人虐殺の被害者数を過大に見積もっているところや、 持久戦ができない日本が速戦即決の作戦をたてたり、想定敵国を地政学的に挟み撃ちにすることを考えなければならないことについて、「ご苦労なことです(笑)」などとこき下ろす態度が左派的にうつった。反戦非戦を促し願うのは良い。日本を下げるのは違う。 しかしながら、日本が戦争に至る時代背景や他国との関係性、各国の思惑を具体的に説明してくれており大変勉強になった。特に大坂冬の陣夏の陣や桶狭間の戦いを持ち出して開戦を促すクダリは面白い。がそんなに単純な話しでは無いだろう。 世界の大国と伍すうえで日本が明治後に取り入れた資本主義を捨て全体主義によって国民を統率しようとし、反資本主義、反自由主義をかかげているのはは意外だった。いやはや、学生時代の勉強が上辺の詰め込みにすぎなかった事が恥ずかしい。 有産階級や資本家が労働者や農民を搾取している悪い国=英米蘭中 なるほどドイツイタリアと近い理由もスッキリした。
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『新潮文庫の100冊』より。 世界各国の情勢や地政学が交わり、日本を取り巻く世界の縦横斜めが交差する時、改めて歴史の面白さに気がつく。 本書は中高生向けの講義を纏めたものだが、大人が読んでも大変勉強になる内容。 日清戦争〜太平洋戦争に至るまでの道筋をニュートラル且つ多角的な視...
『新潮文庫の100冊』より。 世界各国の情勢や地政学が交わり、日本を取り巻く世界の縦横斜めが交差する時、改めて歴史の面白さに気がつく。 本書は中高生向けの講義を纏めたものだが、大人が読んでも大変勉強になる内容。 日清戦争〜太平洋戦争に至るまでの道筋をニュートラル且つ多角的な視点から考察しており、自分も一から近現代史を復習するつもりで読み進めた。 世界情勢が緊迫している今だからこそ、過去の戦争に学び、現在と未来に活かす必要がある。 近現代史の面白さに触れるきっかけになる良書だと思う。
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学生の頃、歴史も社会も大の苦手だった私は、この講義の対象とされてる方々が基礎として持ち合わせてるような知識すらなく、読むのにちょっと苦労した。 でも教育の一環として習うのとは違う、その時国民はどう思っていたのか、政治家達は何を考えていたのか、周りの国では何が起こっていて誰が何を恐...
学生の頃、歴史も社会も大の苦手だった私は、この講義の対象とされてる方々が基礎として持ち合わせてるような知識すらなく、読むのにちょっと苦労した。 でも教育の一環として習うのとは違う、その時国民はどう思っていたのか、政治家達は何を考えていたのか、周りの国では何が起こっていて誰が何を恐れていたのか、といった今まで知り得なかった視点からの戦争を学ばせてもらえる本だった。 情報量が多いので何度か読み返す必要があるなと思う。
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