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それでも、日本人は「戦争」を選んだ 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2016/06/26 |
| JAN | 9784101204963 |
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それでも、日本人は「戦争」を選んだ
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商品レビュー
4.5
181件のお客様レビュー
高校生との対談形式の講義をまとめたもの。 筆者の立場はやや左寄りではあるのでそこは加味しないといけないが、軍事、経済、国内統治等複数の観点から膨大な資料を背景に歴史を紐解き、日清戦争から第二次世界大戦までの日本の歩みが語られるのは素晴らしかった。対談形式なのに当意即妙に情報ソース...
高校生との対談形式の講義をまとめたもの。 筆者の立場はやや左寄りではあるのでそこは加味しないといけないが、軍事、経済、国内統治等複数の観点から膨大な資料を背景に歴史を紐解き、日清戦争から第二次世界大戦までの日本の歩みが語られるのは素晴らしかった。対談形式なのに当意即妙に情報ソースが出てくるの、何者…!? 社会科学のプロの最高峰の力を見た。 この本を読んでも思ったが、日本は政治家、民衆ともにかなり戦前あるいは第二次世界大戦後半に近いマインドにある。 ・政治家:選挙の勝利への執着と、国内の暴力的組織(軍部、民衆)からの制裁への恐怖から、楽観的で他責的な見通しで戦争に進む ・民衆:他国(中国)がアイデンティティを侵害してくる危機感と憤りから戦争に進もうとする 戦争は、他国が自国に損害を与えるかもしれないという危機感から始まり、他国のあり方(憲法や思想)を変える形で終わるという、ルソーから始まる戦争論はかなり新鮮に映った。 侵略戦争が禁止された世界では(あるいはそうでなくとも)、戦争は討匪戦の形をとるということも、当時から現代まで共通しており、その点において今中国韓国の“人間性”についてむやみやたらと敵対心を持つ国内勢力の存在はやはり危険だと感じる。 地理的に我々は共産主義と資本主義の狭間にある。そして、資源も人口も食料もない。 我々は、どのような戦争をするのだろうか/あるいは巻き込まれるのだろうか。そして、どのように戦えるのだろうか。 戦争は国間の政治闘争の一つの形であるとすれば、戦争をしない形で逃走をしたいものだ、と強く思う。
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中高生に向けた戦争の歴史についての授業をまとめた一冊。日清戦争から太平洋戦争までを、日本の軍部や内閣、そして諸外国の目線でたどることができる。 授業を受けている中高生のレベルが高くて、正直知識も考察力もボロ負け。しかし大衆向けに読みやすく話を進めてくれているため、スピードを落とす...
中高生に向けた戦争の歴史についての授業をまとめた一冊。日清戦争から太平洋戦争までを、日本の軍部や内閣、そして諸外国の目線でたどることができる。 授業を受けている中高生のレベルが高くて、正直知識も考察力もボロ負け。しかし大衆向けに読みやすく話を進めてくれているため、スピードを落とすことなく最後まで読めた。 戦争は悪であり、巻き込まれるのは絶対に嫌。でもいざ戦争が目前に迫ったとき、私はそれをちゃんと認識できるだろうか。知らないうちに戦争しか道がなかった、という事態を避けるにはどうしたら良いのだろう。 戦争から目を逸らさず、考え続けていく必要がある。 この本を読んで感じたこと。 自分の見えているものだけで判断を下すのは危険だ。しかし戦争の歴史を見ると、国のトップに立つ器の人でさえ(結果的に)正しく政治外交の舵取りはできていなかった。きっと今もそうだし、これからもそうだろう。 正しい道はわからなくても、たくさんの人の意見を素直に聞き、最悪のシナリオを回避することが必要なのだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者・加藤陽子さんはなぜ自民党政府によって学術会議任命拒否されたのかということと、なぜ国民は日本の戦争を止められなかったのか、ということの答えがあるのかなと思い、読んでみましたが・・・・。 前者については、わかりません。本書は史料に基づいたすごく真っ当な歴史書であるだけで、この本にその理由があるとは思えませんでした。ただ、政府はすごく真っ当な史実を述べることそのこと自体が気に入らないのかもしれません。100年前のことであっても政府の誤謬性については認めたくない、ということでしょうか。 後者については、その答えは本書にあります。通読するしかありません。 文庫版後書きに著者はこう書きます。 「(太平洋戦争中、満州へ多数の開拓民や青少年義勇軍を送り出した長野県河野村の村長を務めていた)胡桃澤は、1945年11月19日の日記に「何故に過去の日本は自国の敗けた歴史を真実のまゝに伝えることをなさなかったか」との痛切な感慨を記していました。(中略) 自国の敗けた歴史を伝えられるかどうか。ここに、近代日本の失敗の原因を見た、胡桃澤の言は重いといわざるをえません。」 「戦争となれば真っ先に犠牲となるはずの普通の人々が、なぜ、自己と国家を過度に重ね合わせ、戦争に熱狂してしまうのか。」 そして、「近代日本の戦争の歴史を書きました。(中略) 過去を正確に描くことでよりよき未来の創造に加担するという、歴史家の本分にだけは忠実であろうと心がけました」 読者も、史実に忠実であろうと気が引き締まる体験でした。
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