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死神の浮力 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/07/08 |
JAN | 9784167906474 |
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死神の浮力
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商品レビュー
3.9
355件のお客様レビュー
娘を殺された夫婦がサイコパスに復讐を誓う。 そこに現れたのが死神の千葉。 彼がいる間は対象者は死なないとわかっていても、ハラハラさせられた。 前作の死神の精度は連絡短編で、今回はがっつり長編。前回の物足りなさを十分に補ってくれている。 ストーリーは別物なのでこれだけでももちろん...
娘を殺された夫婦がサイコパスに復讐を誓う。 そこに現れたのが死神の千葉。 彼がいる間は対象者は死なないとわかっていても、ハラハラさせられた。 前作の死神の精度は連絡短編で、今回はがっつり長編。前回の物足りなさを十分に補ってくれている。 ストーリーは別物なのでこれだけでももちろん楽しめるが、前作で千葉の音楽好きなところや、千葉の仕事の詳細が語られているし、パーソナリティーもよくわかるので、前作から読むのが良い。 千葉は相変わらずのマイペースで、明らかにおかしな言動や行動があるのに、なぜか皆不思議に思わず受け入れてしまう。 その辺りのコントのようなやり取りが好き。 前作などが映像化されているけれど、私の中で千葉は若い頃の豊川悦司をイメージしてる。 サイコパスとの戦いはお互いが裏の読み合いをしながら進み、ハラハラが続く。 時々死神たちが本意でなくとも邪魔をしてしまい、さらにハラハラ。 冒頭の歯科医院でのエピソードと、サイン会に来た若者のエピソードが、ちゃんと無駄なく繋がるのもいつも通り素晴らしい。 足の悪い田中が給食サービス担当者として登場する。 渡辺一夫の「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか?」を問い続ける。 エンディングも何か洒落てる。 さて、千葉の評価は「可」か、「見送り」か、はたまたそれ以外か。
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さすがの伊坂作品! 軽快さと伏線回収、切なさが混ざってる 山野辺夫妻の辛さは想像を超えて、読んでいてキツイ部分もあるが、千葉の一貫した姿勢に清々しさを覚える 本城をどうにか懲らしめてやりたい、と思っていた所になるほどの終着点
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愛娘を殺された夫婦、その思いを想像するとぞわぞわしてしまい読み切るのがつらかった。 ですが千葉さんののほほんとしたところ、人間味のない発言にふと心を和ませられる瞬間も。 人間はいつか死ぬ、日々を摘むしかない。 この言葉を人生の教訓にして、一日一日自分の好きなことをして過ごしていく...
愛娘を殺された夫婦、その思いを想像するとぞわぞわしてしまい読み切るのがつらかった。 ですが千葉さんののほほんとしたところ、人間味のない発言にふと心を和ませられる瞬間も。 人間はいつか死ぬ、日々を摘むしかない。 この言葉を人生の教訓にして、一日一日自分の好きなことをして過ごしていくと決意しました(笑)
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