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死神の浮力 の商品レビュー

3.9

364件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

    157

  3. 3つ

    90

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    2

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2025/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

知り合いに教えて貰って読んだ。 シリーズ前作も読んだ。その時は、人って簡単に死ぬし、案外死なないものだなと思った。 「死んだ人のことを結構覚えてるでしょ、人間って」「誰かの記憶に溶けるから、減らない」 祖父を亡くしたばかりだった。 なるほどなって思った。

Posted byブクログ

2025/01/15

少し、長いな..と思いつつも、最後まで見届けなきゃと思える展開で、最後はどるなるのかと思いきや、あらそんなことあるの、という予想の斜め上の結末で面白かった。

Posted byブクログ

2025/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本城の結末はスカッとした。 自転車猛チェイスのシーンは笑える。早くミュージックを聴きたいから、早く結末を迎えるためにチャリを爆速で漕いでダムにどぼーん(笑) ラスト、美樹を調査しに来たのであれば、今度は見送りにしてほしい。娘も旦那も亡くして、相当辛い思いをしている。 死神の精度も死神の浮力もどっちも面白かった! 千葉のキャラクターが最高。

Posted byブクログ

2025/01/09
  • ネタバレ

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死神の精度は短編で読みやすかったけど、1人の人間にじっくり向き合った長編も面白い。ただ本城の思考や行動が怖すぎて、なつみの話そのものは読んでて気持ち悪かった。寿命還元キャンペーンでの香川の判断に絶望するけど、最後のオチでなんとか持ち直す。相変わらず千葉は淡々と仕事をこなしていて、その淡々さが少し辛くなる仕事ぶり。山野辺のお父さんの、「先に行ってちょっと見てくる」は、もしかしたら全ての親子に当てはまって、親の役目でもあるのかもしれないなあと考える。

Posted byブクログ

2024/12/15

前作は短編集だったので、今回は長編で嬉しい。 千葉の微妙にずれてる受け答えがくすっと笑えて、憎めない。 音楽好きも相変わらず笑 また千葉の話が読みたいな。

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2024/12/05

前作の短編集も面白かったけど、千葉さんをこんな風に物語に登場させても面白いって思いました。シリーズにならないかなって思いました。

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2024/12/01

初読。前作を軽く読みなおしてから読んだ。奥入瀬の話や嘘と誤りの話や藤田の話などちょっとずつ触れられてたのがよかった。 章ごとの写真が秀逸。その章を読んだ後にみるとすごく納得できる写真になってる。 エピローグは大体20年後で本城の期限がくるぐらいの時期。本城の名前は忘れ去られてるこ...

初読。前作を軽く読みなおしてから読んだ。奥入瀬の話や嘘と誤りの話や藤田の話などちょっとずつ触れられてたのがよかった。 章ごとの写真が秀逸。その章を読んだ後にみるとすごく納得できる写真になってる。 エピローグは大体20年後で本城の期限がくるぐらいの時期。本城の名前は忘れ去られてることが示されてるなと思った。 おもしろかったけど、短編のほうがこのみかも。

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2024/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024.11.25 人間に味方しないはずなのに最終的に一番気持ちいい方法で復讐しているのが伊坂幸太郎っぽくて痛快だった

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2024/11/05

娘を殺された夫婦がサイコパスに復讐を誓う。 そこに現れたのが死神の千葉。 彼がいる間は対象者は死なないとわかっていても、ハラハラさせられた。 前作の死神の精度は連絡短編で、今回はがっつり長編。前回の物足りなさを十分に補ってくれている。 ストーリーは別物なのでこれだけでももちろん...

娘を殺された夫婦がサイコパスに復讐を誓う。 そこに現れたのが死神の千葉。 彼がいる間は対象者は死なないとわかっていても、ハラハラさせられた。 前作の死神の精度は連絡短編で、今回はがっつり長編。前回の物足りなさを十分に補ってくれている。 ストーリーは別物なのでこれだけでももちろん楽しめるが、前作で千葉の音楽好きなところや、千葉の仕事の詳細が語られているし、パーソナリティーもよくわかるので、前作から読むのが良い。 千葉は相変わらずのマイペースで、明らかにおかしな言動や行動があるのに、なぜか皆不思議に思わず受け入れてしまう。 その辺りのコントのようなやり取りが好き。 前作などが映像化されているけれど、私の中で千葉は若い頃の豊川悦司をイメージしてる。 サイコパスとの戦いはお互いが裏の読み合いをしながら進み、ハラハラが続く。 時々死神たちが本意でなくとも邪魔をしてしまい、さらにハラハラ。 冒頭の歯科医院でのエピソードと、サイン会に来た若者のエピソードが、ちゃんと無駄なく繋がるのもいつも通り素晴らしい。 足の悪い田中が給食サービス担当者として登場する。 渡辺一夫の「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか?」を問い続ける。 エンディングも何か洒落てる。 さて、千葉の評価は「可」か、「見送り」か、はたまたそれ以外か。

Posted byブクログ

2024/11/04

さすがの伊坂作品! 軽快さと伏線回収、切なさが混ざってる 山野辺夫妻の辛さは想像を超えて、読んでいてキツイ部分もあるが、千葉の一貫した姿勢に清々しさを覚える 本城をどうにか懲らしめてやりたい、と思っていた所になるほどの終着点

Posted byブクログ