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重力波は歌う アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2016/06/01 |
JAN | 9784152096197 |
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重力波は歌う
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商品レビュー
3.5
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
重力波とは何か、その謎を追う科学者たちのノンフィクションストーリー…というよりは、身内争いや政治圧力や対立などを克明に描いた告白本に近いかな。 ブラックホールは光すら逃れられない強力な重力を持っており「どんな直接的観測結果も得られない」はずだった。 だからこそ重力が生み出す空間の歪みが重力波となり、歌として聴こえるかもしれないという理論は素晴らしく魅力的になる。ブラックホールの直接的観測が可能になるからだ。 重力波の骨子はこんな感じだけど、まぁ9割くらいは人と人の諍いに割かれている。別に悪いというわけじゃなく、「科学者」として生きていくなら「科学」だけをしてるわけにはいかないぜ、って当たり前のことをしっかり言ってるだけな気もする。 人との関係性とか資金を集めてきたりとか、一緒に働く人を知るとか…。ポスドクという立場のメンバーも含めて、そう言ったある意味「リアル」な「科学者」を語ったのが本書なんじゃないでしょーか。 社会人からすれば当たり前だけどね…。 しかし帯コメントでワイス博士が『痛快な読み物だ』とか言っちゃってて本当にそう思ってるか!?とは感じたけど。本当に思ってるなら大した人だよ…。
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“本書は、重力波--音による宇宙の記録、宇宙を描くサイレント映画を飾るサウンドトラック--の研究をつづった年代記であるとともに、実験を目指した果敢で壮大な艱難辛苦の営みへの賛辞、愚者の野心に捧げる敬意の証でもある。” この言葉に尽きる。
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