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池井戸潤【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2016/07/08
JAN 9784087716191

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商品レビュー

4.4

420件のお客様レビュー

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2026/03/27

池井戸作品の醍醐味は、やはり爽快感にある。異論は出にくいだろう。それは「半沢直樹」の「倍返し」に限った話ではない。本作でも、不条理に耐え、積み重ね、最後に一気に返す――その型は揺るがない。 この手触りには、どこか既視感がある。かつて深夜に観た「昭和残侠伝」。高倉健演じる男は多く...

池井戸作品の醍醐味は、やはり爽快感にある。異論は出にくいだろう。それは「半沢直樹」の「倍返し」に限った話ではない。本作でも、不条理に耐え、積み重ね、最後に一気に返す――その型は揺るがない。 この手触りには、どこか既視感がある。かつて深夜に観た「昭和残侠伝」。高倉健演じる男は多くを語らず、理不尽を呑み込み、筋を通す。そして最後に、引き受けるべきものを引き受ける。その立ち姿には、言葉以上のものがあった。「死んでもらいます」――いま思えば過剰なほどの決め台詞だが、不思議と嘘には聞こえなかった。唐獅子牡丹に送られて歩み出す背中には、覚悟があった。 本作にも、その系譜が流れている。 舞台は埼玉県行田市の老舗足袋業者「こはぜ屋」。従業員二十名あまりの小さな会社だ。構造不況業種にあって、資金繰りは厳しい。社長の宮沢は、融資ひとつ引き出すにも苦労を重ねる。 その中で打ち出されるのが、新規事業――ランニングシューズの開発である。長年培ってきた足袋づくりの技術を、まったく異なる土俵へ持ち込む試みだ。 無謀にも見える。だが、後退の先に道はない。 追い詰められた先で、それでも踏み出す。その一歩が、やがて流れを変えていく。積み重ねてきたものが、最後に形を持つときの解放感――それこそが、この物語の核である。 痛快さの裏側には、愚直さがある。だからこそ、響く。

Posted by ブクログ

2026/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

100年に渡って足袋を製造してきた「こはぜ屋」の社長である宮沢は、先すぼみの業績を改善しようと、新規事業としてランニングシューズ業界への進出を思いつく。やっとのことで試作品を完成させるも、ゴムのソールに限界を感じ、「シルクレイ」という新素材の特許を持つ飯山を説得することで協力を得て、今までにないソールを開発することに成功する。怪我に苦しむ若きアスリート茂木とともにスタートをきったシューズ「陸王」だったが、その前にライバル企業であるアトランティスが立ちはだかるーーー。 ドラマを途中まで観たところから読み始めた。業績回復を狙う零細企業の物語で、社長の宮沢が主人公なのは間違いないが、就職活動に苦しむ息子大地の心境の変化も裏テーマとしてしっかり生きていた。「会社の規模ではなく、プライドを持って仕事ができるかどうか」という飯山の言葉は特に心に残った。

Posted by ブクログ

2026/02/11

数年ぶりに再読。 大企業との対立構造、わかりやすい成り上がりのストーリー、人情。一気読みしたくなる面白さがやっぱりあるなと思う。 池井戸潤作品やはり好きです。

Posted by ブクログ

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