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素晴らしいアメリカ野球 新潮文庫
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素晴らしいアメリカ野球 新潮文庫

フィリップ・ロス(著者), 中野好夫(訳者), 常盤新平(訳者)

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素晴らしいアメリカ野球 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/04/28
JAN 9784102200414

素晴らしいアメリカ野球

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みんなの感想まとめ
  • アメリカ野球
  • ユーモア満載
  • 老スポーツ記者
  • 放浪記
  • 珍記録と陰謀
  • アメリカの夢と神話
  • 個性的な選手たち
  • 村上柴田翻訳
  • 限界を超えた挑戦
  • 社会背景の反映

ドタバタ珍道中の中に潜む陰謀論が描かれたこの作品は、アメリカの夢と神話をユーモアたっぷりに笑い飛ばします。老スポーツ記者が語るマンディーズ球団の放浪記には、個性的な選手たちが次々と登場し、彼らの奇妙な記録や事件が展開されます。ユダヤ人特有のスケールの大きなユーモアが感じられ、作品全体が虚実入り混じる面白さを持っています。長編ながらも、その内容は一筋縄ではいかず、読者を飽きさせません。村上柴田翻訳堂による復刊は、70年代のアメリカの社会背景を反映し、作品の意義を深める対談形式の解説も魅力的です。これまでのアメリカ文学とは一線を画す、痛快な一冊として、多くの読者に新たな視点を提供します。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2025/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もしも、アメリカに第三のプロ野球リーグがあったとしたら、、というテーマのコメディ?作品。これまで読んだ小説で一番笑った。ここまで馬鹿馬鹿しさに振り切っていると、本当に気持ちよく読める。ただし、これほどのスケールでここまでバカな話が書けるのは、作者に文学的素養の裏付けがあってこそ。不世出の天才が本気でふざけたら、面白いに決まっている。 ○プロローグ 87歳の野球オタク爺さんの怒涛の語りで小説が始まり、初っ端からカルト感満載。 勢いが強すぎる独特の文体で、とりとめのない話が延々と続く。途中からは、ひたすら「素晴らしいアメリカ小説」の話になる。ここで出てくるヘミングウェイのキャラが強烈すぎて爆笑必至。歴代のアメリカ文学をこき下ろしまくって、放送禁止用語も発言しまくる。 「緋文字」を引用してから、ひたすらへスターについてどうでもいい考察をしてる箇所で爆笑してしまった。「なんなんこの本、、」と口から出てしまったほど。加えて、真剣にホーソーンをライバルとして捉え、「素晴らしいアメリカ小説」を書こうとしている元野球記者の真摯な姿が滑稽でならない。他にも、「ハックルベリー・フィンの冒険」のジムがサチェル・ペイジだと断定したり、「白鯨」よろしく野球の雑学をひたすら論じたりと、本当にやりたい放題。 最後は読者に向かって「さあ、出発だ、ふうてん野郎め!」と言い放ちプロローグ終了。ただならぬプロローグ。 ○ホーム・スウィート・ホーム 架空の愛国リーグについて、ひたすら細かく論じられているが、内容がくだらなすぎて面白い。将軍・ギルガメシュ・監督のどいつもこいつもがクセが強すぎる。そして、悲惨すぎる運命を辿る審判、、。 ○放浪球団選手行伝 マンディーズのスタメン選手をひたすら紹介してくれるチャプター。クセが強すぎる選手たちと、ひたすらどうでもいいバックグラウンドが語られる。唯一まともそうな選手が8番固定で無給という、、。ひたすら丁寧に、ひたすらどうでもいいことを書いてるけど、笑えて面白いから読めてしまう。 ○荒野にて マンディーズが放浪球団になってからのドタバタ劇が描かれる。赤んぼ線地区でのくだらなすぎる一悶着、精神病院の野球チームとの死闘などなど。試合後に帰りのバスでブチギレて、猿轡をかまされる唯一まともな選手がひたすら滑稽。 ○小さくても丈夫 p.358「例のカスみたいな球ばかり投げるジョリー・チョリー」など、いちいち爆笑を誘う言い回しが見事。皮肉たっぷりに小人の活躍を描いており、馬鹿馬鹿しさが他のチャプターより際立っている。バッドのトレードを巡るリーパーズとマンディーズのドタバタ劇の中、何がなんでもマンディーズを脱出したいニックネームとホッドヘッドがとても可哀想。 ○荒野のローランドの試練 タイクーンズのオーナー、アンジェラの過去の情事がやばすぎる。実在の人物の性描写が適当すぎて、あらためてこの作品が超問題作だと思い知らされる。ローランドがひたすらかわいそう。 ○荒野のローランドの試練 続編 このチャプターの主人公は、他チームに移籍するためにドーピング?らしきものに手を出すローランドと、シーズン最終戦で息絶えるフェアスミス監督の2人。フェアスミス監督のアフリカ伝道の旅が、無駄に描写が細かすぎて笑ってしまう。 ○ギル・ガメシュの帰宅、あるいはモスクワから来たスパイ ついにあのギル・ガメシュが監督としてマンディーズに帰ってきた。しかも、ソ連のスパイとして。唯一まともだったローランドが共産主義者の陰謀で殺される。もはや、なんでもあり。

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2024/12/29

☆2.5 ハイテンションすぎてノれないやつ  バカふざけてゐる小説なので、高橋源一郎の『優雅で感傷的な日本野球』もたぶんこれが元ネタなんだらう。  ただふざけすぎて、マトモには読めない。アメリカンネタがわからんのだ。  The Great American Novelなんてねーよ...

☆2.5 ハイテンションすぎてノれないやつ  バカふざけてゐる小説なので、高橋源一郎の『優雅で感傷的な日本野球』もたぶんこれが元ネタなんだらう。  ただふざけすぎて、マトモには読めない。アメリカンネタがわからんのだ。  The Great American Novelなんてねーよといふ皮肉でもある。日本でいへば、世界文学に日本がないと散ざん騒いでゐる連中をおちょくったかんじのものだ。  ちなみに、筆者はベースボールについて1㌫足りとも知らん。興味もない(おい

Posted by ブクログ

2018/11/18

新潮文庫の「村上柴田翻訳堂」から手にした一冊。70年代の半ばに出た「集英社版 世界の文学」に収められた小説が、柴田元幸の味わいある注釈と「村上柴田翻訳堂」の主人二人による対談形式の解説によってよみがえった。 ハナシとしては、もうとんでもない大ぼら。ナショナル、アメリカンの両リーグ...

新潮文庫の「村上柴田翻訳堂」から手にした一冊。70年代の半ばに出た「集英社版 世界の文学」に収められた小説が、柴田元幸の味わいある注釈と「村上柴田翻訳堂」の主人二人による対談形式の解説によってよみがえった。 ハナシとしては、もうとんでもない大ぼら。ナショナル、アメリカンの両リーグの他に「愛国リーグ」なるものが存在し、そこに所属するマンディーズというチームには、52歳の現役選手、片腕がない選手、身長1mに満たない小人選手がいたり、しまいには共産主義のスパイまで。 虚実ないまぜどころか、虚ばかり。しかも文庫640ページを超える長編ときているから、もう腹いっぱいを通り越して苦痛すら覚える。 原題は「The Great American Novel」で、文字通りに訳せば「偉大なるアメリカの小説」こんなけったいなタイトルを付けた背景は主人二人の対談に詳しいが、このタイトルをつけた本書が世に出たのはウォーターゲート事件が起きた1973年。偉大なるアメリカにほころびが出始めた頃。村上春樹の「ある種、その幕引きとしてこういう作品をロスが書いたという意味は大きいですよね」というコメントに妙に説得力を感じる。

Posted by ブクログ

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