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素晴らしいアメリカ野球 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2016/04/28 |
JAN | 9784102200414 |
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素晴らしいアメリカ野球
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素晴らしいアメリカ野球
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新潮文庫の「村上柴田翻訳堂」から手にした一冊。70年代の半ばに出た「集英社版 世界の文学」に収められた小説が、柴田元幸の味わいある注釈と「村上柴田翻訳堂」の主人二人による対談形式の解説によってよみがえった。 ハナシとしては、もうとんでもない大ぼら。ナショナル、アメリカンの両リーグ...
新潮文庫の「村上柴田翻訳堂」から手にした一冊。70年代の半ばに出た「集英社版 世界の文学」に収められた小説が、柴田元幸の味わいある注釈と「村上柴田翻訳堂」の主人二人による対談形式の解説によってよみがえった。 ハナシとしては、もうとんでもない大ぼら。ナショナル、アメリカンの両リーグの他に「愛国リーグ」なるものが存在し、そこに所属するマンディーズというチームには、52歳の現役選手、片腕がない選手、身長1mに満たない小人選手がいたり、しまいには共産主義のスパイまで。 虚実ないまぜどころか、虚ばかり。しかも文庫640ページを超える長編ときているから、もう腹いっぱいを通り越して苦痛すら覚える。 原題は「The Great American Novel」で、文字通りに訳せば「偉大なるアメリカの小説」こんなけったいなタイトルを付けた背景は主人二人の対談に詳しいが、このタイトルをつけた本書が世に出たのはウォーターゲート事件が起きた1973年。偉大なるアメリカにほころびが出始めた頃。村上春樹の「ある種、その幕引きとしてこういう作品をロスが書いたという意味は大きいですよね」というコメントに妙に説得力を感じる。
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大学でアメリカ文学勉強している人にオススメ。 モビーディックや緋文字やヘミングウェイなどとにかく巨匠のパロが目白押し。 最高に面白かった。
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翻訳では「素晴らしいアメリカ野球」だけれど、原題は「素晴らしいアメリカ小説」。そのくらい翻訳の難しい話だし、虚構の塊だし(一応、最後の最後で野球ではなく小説と言えるようになるけれど、ほぼ全編、アメリカ野球の話)、この小説、アメリカでどのくらいの人が読んだんだろう。同じようにメルヴ...
翻訳では「素晴らしいアメリカ野球」だけれど、原題は「素晴らしいアメリカ小説」。そのくらい翻訳の難しい話だし、虚構の塊だし(一応、最後の最後で野球ではなく小説と言えるようになるけれど、ほぼ全編、アメリカ野球の話)、この小説、アメリカでどのくらいの人が読んだんだろう。同じようにメルヴィルの「白鯨」をアメリカでどのくらいの人が読んだんだろう。まして日本で「白鯨」を読み終えた人の数は知れていると思う。 それにしても読むのが困難な文章ってあるんですね。いやはや。
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