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共産主義黒書〈ソ連篇〉 ちくま学芸文庫
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共産主義黒書〈ソ連篇〉 ちくま学芸文庫

ステファヌ・クルトワ(著者), ニコラ・ヴェルト(著者), 外川継男(訳者)

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共産主義黒書〈ソ連篇〉 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2016/03/01
JAN 9784480097231

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共産主義黒書〈ソ連篇〉

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2019/12/05

本書の目的は、第二次大戦で見せたソ連の犠牲的精神によって西側諸国に見過ごされた共産政権のナチスにも劣らない罪を白日にさらすことである。 歴史家が多方面から収集した資料を基に、ソ連共産政権が民衆に対していかに非道な弾圧を行ったかを時系列で列挙していく。あまりに多くの数の事件に読者と...

本書の目的は、第二次大戦で見せたソ連の犠牲的精神によって西側諸国に見過ごされた共産政権のナチスにも劣らない罪を白日にさらすことである。 歴史家が多方面から収集した資料を基に、ソ連共産政権が民衆に対していかに非道な弾圧を行ったかを時系列で列挙していく。あまりに多くの数の事件に読者としては数字の羅列にしか見えなくなっていくところは戦記と同様に戦慄を覚える。 各事件の犠牲者数を掲示することで著者たちの目的は果たしているのだが、個人的には「何故こうなったのか」という考察が欲しくなる。 なぜテロルと虐殺を繰り返す政党が政権を奪取できたのかの観点から次の本を探したい。

Posted by ブクログ

2019/02/25

原書名:LE LIVRE NOIR DU COMMUNISME 共産主義の犯罪 第1部 人民に敵対する国家―ソ連における暴力、抑圧、テロル(十月革命のパラドックスと食い違い;「プロレタリア独裁の武装せる腕」;赤色テロル;「醜悪な戦争」;タンボフから大飢饉へ;息継ぎから「大転換」...

原書名:LE LIVRE NOIR DU COMMUNISME 共産主義の犯罪 第1部 人民に敵対する国家―ソ連における暴力、抑圧、テロル(十月革命のパラドックスと食い違い;「プロレタリア独裁の武装せる腕」;赤色テロル;「醜悪な戦争」;タンボフから大飢饉へ;息継ぎから「大転換」へ;強制的集団化とクラーク撲滅;大飢饉;「社会的異分子」と抑圧のサイクル;大テロル(一九三六‐一九三八);収容所帝国;勝利の陰に;グラーグの最盛期と危機;最後の陰謀;スターリン主義からの脱却;結びに代えて) 著者:ステファヌ・クルトワ(Courtois, Stéphane, 1947-、フランス、ロシア史)、ニコラ・ヴェルト(Werth, Nicolas, 1950-、フランス、ロシア史) 訳者:外川継男(1934-、東京、ロシア史)

Posted by ブクログ

2019/02/14

ナチスを超える犯罪 先月、タイ・バンコクを拠点に活動する、AKB48の姉妹グループBNK48のメンバーが、ナチスのかぎ十字が描かれたとみられるシャツを着てリハーサルに参加する動画がネット上に投稿され、タイのイスラエル大使館がツイッターで遺憾の意を示す騒ぎになった。このメンバーは...

ナチスを超える犯罪 先月、タイ・バンコクを拠点に活動する、AKB48の姉妹グループBNK48のメンバーが、ナチスのかぎ十字が描かれたとみられるシャツを着てリハーサルに参加する動画がネット上に投稿され、タイのイスラエル大使館がツイッターで遺憾の意を示す騒ぎになった。このメンバーは「自分が無知だった。二度としない」などと謝罪した。 一方、昨年11月、映画『鈴木家の嘘』の公開記念舞台挨拶が東京都内の映画館で行われ、出演俳優や監督が、キューバ革命の指導者ゲバラの肖像をあしらった、おそろいのシャツを着用して登壇した。ところが、この行為はなんの非難も浴びなかったし、ゲバラのシャツが劇中にも登場することを理由に、公開が中止されることもなかった。 何が言いたいか、わからないだろうか。そうだとしたら、BNK48のメンバーを歴史に無知だと笑うことはできない。ナチスの犠牲者よりも、ゲバラらが信奉した共産主義による死者のほうがはるかに多いからだ。本書によれば、前者が2500万人だったのに対し、後者は8500万から1億人に達する。 ソ連、中国、北朝鮮、カンボジアなど「共産主義体制は自分たちの権力を確立するために、大量殺人を真の統治システムにまで高めた」と共著者の一人、クルトワは指摘する。死刑は銃殺、絞首、溺死、撲殺などさまざまな手段で行われ、人為的な餓死、強制収容所送り、強制移住の際の死、強制労働による死もあった。カストロやゲバラが率いたキューバも例外ではない。 ナチスがニュルンベルク裁判で裁かれたのに対し、共産主義はナチス以上の大量殺人を犯しながら、今なお断罪されない。それどころか、道徳的に優れた思想であるかのようなイメージが知識人やメディアによって振りまかれる。ゲバラのシャツを着たり、共産主義の父マルクスの銅像を建てたりしても、けっしてかぎ十字のような問題にはならない。 ナチズムと共産主義に対するこの扱いの違いは、現代における最も恥ずべき政治的ダブルスタンダード(二重基準)の一つである。本書はその欺瞞に気づかせてくれる。

Posted by ブクログ

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