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認知症をつくっているのは誰なのか 「よりあい」に学ぶ認知症を病気にしない暮らし SB新書334
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | SBクリエイティブ |
| 発売年月日 | 2016/02/09 |
| JAN | 9784797385311 |
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認知症をつくっているのは誰なのか
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『認知症をつくっているのは誰なのか』 著者 村瀬孝生 東田勉 SB新書 2016年 この本は宅老所よりあいの代表の村瀬孝生さんと介護の著作を多く出版しているライターの東田勉さんの認知症に関する対談本である。 認知症そのものというよりはどのようにして社会的に認知症が生まれるのか、...
『認知症をつくっているのは誰なのか』 著者 村瀬孝生 東田勉 SB新書 2016年 この本は宅老所よりあいの代表の村瀬孝生さんと介護の著作を多く出版しているライターの東田勉さんの認知症に関する対談本である。 認知症そのものというよりはどのようにして社会的に認知症が生まれるのか、そして宅老所よりあいの歴史や取り組みなどを紹介しています この本では、主に認知症というのは個人が「なる」ものではなく、社会的に「作られる」という視点において、じゃあ、この社会ではどのように認知症が作られているのかという観点を主に話し合っています。 例を挙げると、介護保険、病院の体制、家族自身、医学会と製薬会社、介護を知らない介護現場、これらが認知症を作っているとしています。 この本の認知症を作っているのは周りの環境であるという視点はとても重要であり、これからの超高齢社会に向けて、覚えておきたい考え方の一つになると思います 個人的にためになった数箇所を引用します 村瀬 えぇ、類型化して「こうだ」と言われれば、そういうふうに見えてきますけど。でも、どうご飯を食べるか、どう排泄するか、どうお風呂に入るか、どう季節を楽しむのか、どう人との関係をつくり、一人ぼっちじゃなくて豊かに暮らしていくのか、孤立しないで暮らしていけるのか、を大切にするよう支援しています。ピック病の人のお風呂の入り方とか声のかけ方とか、「アルツハイマーの人はこんなふうな声のかけ方とやり方があります」とか、そうはならない。共通しているのは、タイミングを見るってことしかない訳です。 それなのに、抗認知症薬には図2のような増量規定があるのです。たとえば、アセリプトであれば、1日3mgから服用を開始して、3週目からは5mgに増量しなければなりません。約20%出ると言われている易怒にはお構いなく、医者は規定通りに増量しようとします。(規定以外の処方をすると、診療報酬がカットされて、保険診療にならず、薬代が病院や医院の自腹になる可能性があるため) 東田 認知症の薬に限らず、お年寄りにはなるべく薬を使わない方がいいという考え方がある訳ですが、現実は逆行していますね。80歳、85歳、90歳のお年寄りが片方の手のひらに乗せると、山盛りになるくらいたくさんの薬を飲んでいます、医者はアルツハイマー型とか脳血管性とか原因疾患で認知症の名前をつけますが、それに倣って言えば、私は薬剤性認知症が全体の3割くらいはあるのかなと思います。
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介護の問題は突き詰めれば認知症の問題となり、認知症の問題は突き詰めれば薬害の問題となる。認知症は、国や製薬会社や医学会が手を組んでつくりあげた幻想の病。事態を好転させるには、認知症を正しく知ることと、薬物療法に頼らなくても済むような介護のあり方を知ること。 この本のような、優れ...
介護の問題は突き詰めれば認知症の問題となり、認知症の問題は突き詰めれば薬害の問題となる。認知症は、国や製薬会社や医学会が手を組んでつくりあげた幻想の病。事態を好転させるには、認知症を正しく知ることと、薬物療法に頼らなくても済むような介護のあり方を知ること。 この本のような、優れた介護のノウハウが広まっていけばよいのに。薬の方がラクなんだろうな。
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【ぼけは良きもの】 「認知症」はそもそも病気ではなく「老化に伴う人間的変化」である。 では認知症を「病気」にしているのは? 診断名をつけた時に病気になるのだから「医者」が正解。 クスリを出された時点で立派な病人扱いです。 その人が「快」な生活を一緒考えて伴走するのが介護なんだ...
【ぼけは良きもの】 「認知症」はそもそも病気ではなく「老化に伴う人間的変化」である。 では認知症を「病気」にしているのは? 診断名をつけた時に病気になるのだから「医者」が正解。 クスリを出された時点で立派な病人扱いです。 その人が「快」な生活を一緒考えて伴走するのが介護なんだいう想いをさらに強くした。 病気ではなく「人」を観る。 治すのではなく「暮らす」お手伝いをする。 ぼけることが悪いことという「信じこみ」を捨てることで「快」に生き続けることができるんだ。
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