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ショッピングモールから考える ユートピア・バックヤード・未来都市 幻冬舎新書403
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2016/01/29 |
JAN | 9784344984042 |
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ショッピングモールから考える
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商品レビュー
3.6
28件のお客様レビュー
●ショッピングモールの奥深さをこれでもかと、教えてくれる一冊。 ●正直、モールでここまで話が膨らむとは思わなかった。 ●ディズニーは、その設立の話をドキュメンタリーで観たが、たしかにデカさの規模が違うよね。 ●思想性がないようで、実は色々と隠してあるというのはゾクゾクするなあ笑 ...
●ショッピングモールの奥深さをこれでもかと、教えてくれる一冊。 ●正直、モールでここまで話が膨らむとは思わなかった。 ●ディズニーは、その設立の話をドキュメンタリーで観たが、たしかにデカさの規模が違うよね。 ●思想性がないようで、実は色々と隠してあるというのはゾクゾクするなあ笑 ●コンパクトシティはモールになること、はよくわかる。でも嫌がる人は多いかもなあ。商店街という形式にみんなこだわり過ぎているのかもしれない。もはや昭和の遺産で、今後は消滅するのみだよね。別に嫌いじゃないし、なんならノスタルジーを感じるほど好意的ではあるけれど、発展性は無さそうだし、持続可能に思えない。 ●これからは、管理されたモール型のコンパクトシティと、あまり管理されていないダウンタウンみたいな郊外に分かれていくのかな。特に地方は。 ●この話、ゲンロンカフェに聴きに行けば良かったなあと今になって後悔している…
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哲学者の東さんとフォトグラファーの大山さんがショッピングモールについて好き勝手喋る対談集。 連想ゲームで話題が広がっていく様子がおもしろい。 モール性気候、エデンあるいはオアシス説、宇宙船。
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なぜ読んだ?:2020年9月ごろから、休日に東京に存在するさまざまなショッピングモールを博物館的にぐるっと見てまわるということをたまにしていて、ショッピングモールという空間については興味を持っていた。 どこかでこの本の存在を知り、こないだ図書館をまわってたら発見したので借りてきた...
なぜ読んだ?:2020年9月ごろから、休日に東京に存在するさまざまなショッピングモールを博物館的にぐるっと見てまわるということをたまにしていて、ショッピングモールという空間については興味を持っていた。 どこかでこの本の存在を知り、こないだ図書館をまわってたら発見したので借りてきた。 感想:ショッピングモールの偏在化を考えている。世界の施設が均一的にモール化していくというのは面白い。 モールは内側と外側が逆転している。ディズニーランドは、外部を内部の中に作っている(スペースマウンテン、イッツァスモールワールドなど)。こういうウチ・ソト問題は、他のさまざまな空間の分析に敷衍できそう。 第3章「バックヤード・テーマパーク・未来都市」が一番面白かった。 「とにかくデカい」「完璧だった」「思想があった」というディズニーワールド紀行。訪問客にディズニー以外のものを見せない「完璧」なシステムの話には惹かれた。包括的体験プロデュース。ほんとに夢の国。 「ショッピングモール=ストリート=都市」「百貨店=フロア=田んぼ」 そして東京都心におけるストリート(パリや京都でいう〇〇通り)は地下鉄であるという話は、実感を伴って理解できる。 本筋とはズレるが、大山による「写真は寝かせておく」という話(p188~192)が印象に残った。 写真は本質的に記録のためのものであり、すぐ発表しなくて良い。なのに、現代は皆発表できない写真を撮らなくなっている。取った写真はすぐインターネット上で発表するものであり、発表できない写真に価値はないと思われるようになっている。しかし、写真は10年寝かすと変わる。撮るなといっていた人にも逆に「よくぞ取ってくれた」と褒められる。価値観の耐用年数より写真の耐用年数の方が長い。 この話を受け、このゲンロンカフェでの対談も同時代にはそんなに見てもらえなくてもいい、数十年後に向けて蓄積していきたい、と東は語っている。「いまはリアルタイムの情報の流通や拡散ばかりが求められるけど、だからこそ違う軸で考えるのはとても大切なことだと思います」これは本質的だと思った。 関連して、たとえば私が今書いている読書記録も、10年20年後に「あの頃の自分は何を読み、どう感じ、どのように文章に起こしていたのか」を知ることができるという意味で、寝かせておく価値が多大にあると思っている。
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