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怒り(下) 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2016/01/01 |
| JAN | 9784122062146 |

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怒り(下)
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商品レビュー
3.9
386件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どんどん謎が明かされてく過程が面白かった。結局、犯人以外はみんないい人だった。刺されて死んで終わってしまったけど、山神も辰哉に心を許してたからその相手に殺されたのは少し報いを受けたのかな、と思った。 素性を知らない相手をどこまで信じられるか、信じてもらうのも信じるのも難しい。 二重人格みたいなもんなのかな、人殺したりレイプを楽しく見てたのは怒の人格なのかなと思って、そうだとしたらまともになりたかった山神も少しだけ可哀想な気はした。
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- ネタバレ
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信じること、疑うことを追求した後編だったと思う。 タイトルの「怒り」について、 山神は被害者から憐れまれたことが原因で爆発して、その感情の発露が端的な一文字に込めたと思う。他の人の行動に関しては冷笑してる文章を書けるのに自分のこととなったら途端に感情的になる身勝手な男だと思った。 物語の人物たちは大切な人たちを信じることができなかったパターンが多かったけど、信じてもらえなかった側は裏切られた後も必ずしも相手と明確な意思を持って離れなかったことが救いだった。 その中でも田代が自分のことをもう一度信じさせて欲しいと言われ、戻ってくれたところで泣いた。 作中では、辰哉は割とすぐ刺したけど、映画ではオリジナルで少し「山神」と話すシーンと山神の落書きを必死に消そうとしてるシーンがあって、山神の内面の深掘りと同時に辰哉のキャラクター像の理解がすごく深いなあと思った。
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吉田修一を読み始めて3作目。こちらも映画化された作品。殺人事件の犯人が逃走、3つの場所に、それぞれ過去が見えない犯人と同年代の若者が現れてその地の人々と生活を始める…さて、犯人は誰なのか。人が人を信用することの難しさを問う物語。 場面が次々と変わるので、他の作品と比べると、登場人...
吉田修一を読み始めて3作目。こちらも映画化された作品。殺人事件の犯人が逃走、3つの場所に、それぞれ過去が見えない犯人と同年代の若者が現れてその地の人々と生活を始める…さて、犯人は誰なのか。人が人を信用することの難しさを問う物語。 場面が次々と変わるので、他の作品と比べると、登場人物への感情移入がしにくかった。タイトルの「怒り」、最後で意味するところを理解したけれど、この終わり方なのか…好きな登場人物だったのに…と思ってしまう。でも、そういう辛さを描き切るのが作家さんの筆力なのだとも思う。
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