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新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録 ビギナーズ 日本の思想 角川ソフィア文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2015/12/01 |
| JAN | 9784044000011 |

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新訳 弓と禅
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商品レビュー
4.1
32件のお客様レビュー
ほんのれんラジオきっかけで気になっていたら、お気に入りの本屋さんで見つけたので連れて帰った。 ドイツの哲学者、オイゲン・ヘリゲルが、日本の禅に興味をもち、そのことから東北帝国大学講師として来日した際、「不立文字」の禅を西洋人、しかも哲学者が理解するのは難易度が高すぎるから、とり...
ほんのれんラジオきっかけで気になっていたら、お気に入りの本屋さんで見つけたので連れて帰った。 ドイツの哲学者、オイゲン・ヘリゲルが、日本の禅に興味をもち、そのことから東北帝国大学講師として来日した際、「不立文字」の禅を西洋人、しかも哲学者が理解するのは難易度が高すぎるから、とりあえず弓道からどうか、というアドバイスに従って「弓禅一味」を信条とする弓聖、阿波研造を師として習い始める。 来日中の数年をかけて、無心になって的を射るその本髄を獲得していく過程が作者の素直な文章で描かれている。 言葉も通じない師とのやりとりもドラマチックで面白いが、やはり、日本の「道」が、禅に通じているという解釈、弓を射る際の心もちの描写がとても興味深い。また、この弓道を通じて得たヘリゲルの体験と、それが本になった時代背景も考えると、内容以上にいろんな切り口で面白い本だった。 さて、 この話を自分ごとに引き寄せてみる。 わたしはたぶん集中力があまりない。 特に誰かと会話している時、自分が話すターンでは特に、全然集中せずに話すものだから、途中で自分が何を言っているのかわからなくなる。 これ、禅以前の話なのかもしれない…。 たまに思いついて瞑想してみようかと、何も考えず呼吸だけに集中してじっとしていることがあるんだが、 「何も考えないぞ!」 ということを考えては、 あ、あれはやらないと…とか、 これってどれぐらいやってればいいんだろう…とか、 なんだかずっと頭の中で喋っている気がする。 身体と精神を合一して、「自らする」ではなく「自ずから成る」…という体験。 聞き齧った独学の瞑想ぐらいしかやったことのないわたしにとっては、説明言語の枠で止まっていて、身体経験としては全くピンとも来ない。 それはそれとして、 少し前にYouTubeで高橋慶彦さんが、走塁のお話をされていたんだが、あの言語化には経験こそないが、聞いていてとても納得した。 すなわち、 塁に戻る力と、進塁しようとする力、 それが塁上の自分の身体でせめぎ合って、何かの拍子にどちらかへ傾く。 それまでは静止しているように見える…というもの。 ただこの力加減、抜き具合にしても、身体が覚えている型のようなものがあって、ヘリゲルが習得していったのも、力のベクトルの向きこそ違えどそのようなものなのかな、と思ったりした。 どのみち頭で考えすぎても、バカの壁はこえられないんだろう。 弓道を習うのはハードルが高いから、 自分なりの瞑想を続けてやってみるか。
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新訳版なので幾分か読みやすい印象で、『日本の弓術』もよりも具体的なやりとりが記されているが、何度読んでも暗闇の道場での逸話は震える。 「師から何度も繰り返される答え、「質問なんかしないで、稽古しなさい」という以外に聞かせてもらえないことに納得していたからである。それ故に、私は問...
新訳版なので幾分か読みやすい印象で、『日本の弓術』もよりも具体的なやりとりが記されているが、何度読んでも暗闇の道場での逸話は震える。 「師から何度も繰り返される答え、「質問なんかしないで、稽古しなさい」という以外に聞かせてもらえないことに納得していたからである。それ故に、私は問うことを止めた。」
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禅についての理解が薄かったのだが、弓道と結びつけたこちらの書により理解が深まった。 まるで漫画の登場人物のような弓道の師匠。 日本古来からある「◯◯道」というのは、今ではスポーツの印象だが、本来はその名の通り、道。人としてより洗練されるために自分自身と向き合う崇高なもの。 「道」...
禅についての理解が薄かったのだが、弓道と結びつけたこちらの書により理解が深まった。 まるで漫画の登場人物のような弓道の師匠。 日本古来からある「◯◯道」というのは、今ではスポーツの印象だが、本来はその名の通り、道。人としてより洗練されるために自分自身と向き合う崇高なもの。 「道」はどの世界にもあると僕は思った。 僕はなんの道を極めていけばいいのか、改めて考えてみようと思った。
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