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悲しみのイレーヌ カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ 文春文庫

ピエール・ルメートル(編者), 橘明美(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/10/01
JAN 9784167904807

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悲しみのイレーヌ

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商品レビュー

3.9

290件のお客様レビュー

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2024/05/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

最高、衝撃、読んでよかった。 タイトル通りの結末ではあるものの、そんなことは関係ない。それ以上の仕掛けにまんまと引っ掛かった。 第二部で明らかになる、第一部の正体…。 この本の9割近くを読み終えたと言うのに、今まで読んでいた内容は、現実ではなかった。頭の中が振り出しに戻る感覚、、これは初めて味わった。 しかし同時に、今まで読者として勝手に構築していた、カミーユへの思い入れや愛も少し失われる。読者である私がカミーユだと思っていた人物は、本当にカミーユなのか。カミーユとはどんな人物なのか、、。私はカミーユやイレーヌのことを全く知らないのかもしれない。 イレーヌの恐ろしい最期と、それに直面するカミーユという結末はもちろん悲しく残酷な結末だ。しかしこの二部構成のせい、、か、おかげか、読者からすると「友人の悲劇」から「今朝のニュースで見た悲劇」くらいには他人事として受けとめられるようになる。残酷な悲劇を少しでもまろやかにするようなこの構成は、読者への優しさなのか?、、そんな風にも感じる。 しかし一方で、「友人の悲劇」に直面すると同程度の気持ち悪さもしっかりとある。自己顕示欲たっぷりな殺人鬼の欲を、自分が満たしてあげていたと知ることになるからだ。この点だけに注目すると、読むのを後悔させられるくらいだ。 後味の悪い小説や映画は沢山あるが、この小説はストレートでない。ストレートな表現での後味の悪さもしっかりとありつつ、傍観者や野次馬になってしまった故に罪悪感を植え付けられるような後味の悪さがある。そしてそれはより心にこびりつく。 ※あくまで個人の感想です。

Posted by ブクログ

2024/04/30

初っ端からこれでもかという凄まじい描写に、なぜこんな本を読み始めてしまったのだろうと一瞬後悔した。わたしは時々ランチを食べながら本を読むのだが、この本は間違いなく、そんな風に読むのには適していない。 郊外のロフトで2人の女性の惨殺死体が発見された。 カミーユ・ヴェルーヴェン警...

初っ端からこれでもかという凄まじい描写に、なぜこんな本を読み始めてしまったのだろうと一瞬後悔した。わたしは時々ランチを食べながら本を読むのだが、この本は間違いなく、そんな風に読むのには適していない。 郊外のロフトで2人の女性の惨殺死体が発見された。 カミーユ・ヴェルーヴェン警部が部下たちと共に現場に到着したとき、一番最初に目に入ったのは、壁に掛けられた女性の首だった。 犯行現場となった部屋のインテリアや、そこに残されたものを調べていくうちに、カミーユはだんだんとそれらに強い違和感を頂くようになる。 現場の壁にクッキリと残されたある印から、これが連続殺人事件だという見方が濃厚となった。そして過去の事件の資料を読むと、それはやはり残酷な手口であり、且つ何か違和感や矛盾を感じさせるものだった。 キーポイントは『なぜ、そうでなくてはならないのか』ということ。 それは意外と早い段階で明らかになる。しかし犯人はまだ分からない。 そして犯人が分かってからも、わたしたち読者は更に騙され続けていることに気がつかないでいる。 もう、本当にびっくりしました。 あともうひとつ、この物語の主人公であるカミーユは身長が145cmしかない。そのことが、読んでいる間中ずっと付きまとう。この設定はすごいなと舌を巻いた。この物語を読むときは常にそのことを意識せざるを得ず、そしてなんだか落ち着かない気持ちになってしまう。まるで1本だけ足がわずかに短い椅子に、無理やり座らされているかのような感覚に近い。 ありえないくらい残酷な事件を描いた小説は、世の中にたくさんあるんだなと思った。被害者の恐怖とそれを上回るであろう苦痛は想像を絶するし、そのほとんどが女性であることにあらためて心が痛んだ。

Posted by ブクログ

2024/03/31

集中して読み進めることができた。 間をあけると人物名が誰かわからなくなる。 結末が予想でき、ハラハラと不安な気持ちを持ったまま読み進めていた。 映画のセブンに似た 後味の悪さがある。 残虐な場面が多く出てくるけれど、読み進められない程ではなかった。私の感覚はどんどん鈍くなっている...

集中して読み進めることができた。 間をあけると人物名が誰かわからなくなる。 結末が予想でき、ハラハラと不安な気持ちを持ったまま読み進めていた。 映画のセブンに似た 後味の悪さがある。 残虐な場面が多く出てくるけれど、読み進められない程ではなかった。私の感覚はどんどん鈍くなっているのかもしれない。 そういう意味で怖かった。

Posted by ブクログ

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