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かにみそ 角川ホラー文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2015/09/01 |
| JAN | 9784041030134 |
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かにみそ
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商品レビュー
3.6
56件のお客様レビュー
お食事小説のようなあたたかな食卓を想像させるタイトル。 しかし本書を読んで食欲が刺激されることはない。むしろ衰退してしまう。 『かにみそ』という美味しそうな言葉の響きにみごとに引っ掛かってしまった。 物語は流星群の翌朝、無気力で20代無職の「私」は海岸で小さな蟹を拾う。 しか...
お食事小説のようなあたたかな食卓を想像させるタイトル。 しかし本書を読んで食欲が刺激されることはない。むしろ衰退してしまう。 『かにみそ』という美味しそうな言葉の響きにみごとに引っ掛かってしまった。 物語は流星群の翌朝、無気力で20代無職の「私」は海岸で小さな蟹を拾う。 しかしその蟹は普通とはかけ離れていた。 奇妙で楽しい暮らしの中、「私」は職場でできた彼女を衝動的に殺害してしまう。 「蟹…これ食べるかな?」 蟹「じゃあ遠慮なく」 何か友達にお菓子食べる?くらいの軽いノリなんだよね。この軽いノリがなぜか怖い。 なんでたろう? おそらく「私」も蟹も罪悪感がないから。 子供が遊び半分で虫の脚や羽をちぎって殺すような感じかな。何か大切なものが欠けている。 もし自分だったら寝ている間に食べられやしないか怖くて寝てられないよ。 だけど物語の中にはさほど「おどろおどろしさ」は感じられないから不思議だ。 この蟹仕草や言動が可愛らしいところがあり、人懐っこくて何か憎めない奴なんだよね。 そのギャップがまた面白いのかも。 極めつけは感動(?)のラストシーン! 蟹がある意味で究極の「おもてなし」をする。 これも愛なのか? 「今までありがとう。元気出せよ」と言わんばかりだ。 最後主人公の「私」はどうなったのか?重い十字架を背負ったのは確かだ。 しばらくは蟹はやめておこう… そんな読後感だ!
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人を食べる蟹が恐怖対象ではなく、愛着が湧くような性格をしている。かわいいと感じてしまうほどである。 ホラーという感じはあまりしない。 物語の終わりが近く感じるにつれ、もっとこの話を読んでいたい。終わって欲しくない。という気持ちが溢れた。蟹に情が湧いてしまった。 切ない。 蟹より...
人を食べる蟹が恐怖対象ではなく、愛着が湧くような性格をしている。かわいいと感じてしまうほどである。 ホラーという感じはあまりしない。 物語の終わりが近く感じるにつれ、もっとこの話を読んでいたい。終わって欲しくない。という気持ちが溢れた。蟹に情が湧いてしまった。 切ない。 蟹より主人公の人間の方が怖い。 蟹によって仕事をするようになり、人と接することの良さを知れたのは良かったと思う。 表題作の他に「百合の火葬」という作品も収録されている。幻想的な作品だった。 同じ流星群の降る世界が舞台という「いぬの日」も読みたくなった。
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全てに無気力な無職の「私」は、ある日海岸で小さな蟹を拾う。その蟹は人の言葉を話し、体の割に何でも食べる。奇妙で楽しい暮らしの中、私は蟹の食事代のために働き始めた。しかし、ある日職場でできた彼女を衝動的に殺してしまう。 「蟹……食べるかな、これ」 人の言葉を解す蟹との不思議な暮...
全てに無気力な無職の「私」は、ある日海岸で小さな蟹を拾う。その蟹は人の言葉を話し、体の割に何でも食べる。奇妙で楽しい暮らしの中、私は蟹の食事代のために働き始めた。しかし、ある日職場でできた彼女を衝動的に殺してしまう。 「蟹……食べるかな、これ」 人の言葉を解す蟹との不思議な暮らしを書いたホラー小説。再読した機会に感想追記します。 「色々と」食べてしまう蟹と交流を書いているのもあり、割と捕食シーンなど詳細に描写されています。グロテスクなのにどこか官能的。 食欲と性欲は深い関わりがあると言われているのも頷けます。 蟹と友情を育み、無気力感を埋めていった「私」と蟹のラストシーンは、ぽっかりとした喪失感が悲しくも力強くて良いです。 ホラー小説なのに、どこか文学味がある。 あと、とにかく蟹が可愛い。友達になりたいなっておもってしまう。でも人間食べるんだよねこの子……。 同時に収録されている『百合の火葬』も良作です。 息詰まるような百合の香りの中で起こる、怪異と成長と喪失の話。美しく息苦しい。
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