かにみそ の商品レビュー
心の移り変わりと恐怖を煽る描写は流石です。光景を想像するだけでぞっとする…これぞ名作。本当に面白かった。
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かにみそ、百合の火葬のホラー二本立て ホラー…なのか?と思わせるタイトルですが うだつの上がらない青年とカニの友情物語です 青年がうっかり殺した彼女を、カニに食べてもらいます(笑) だからやっぱりホラー? んな、アホな!! とつっ込みたくなるシーンもありますが、何故か良い感...
かにみそ、百合の火葬のホラー二本立て ホラー…なのか?と思わせるタイトルですが うだつの上がらない青年とカニの友情物語です 青年がうっかり殺した彼女を、カニに食べてもらいます(笑) だからやっぱりホラー? んな、アホな!! とつっ込みたくなるシーンもありますが、何故か良い感じに読み進める カニの口元や目元の描写がやたらにリアルでキモい
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お食事小説のようなあたたかな食卓を想像させるタイトル。 しかし本書を読んで食欲が刺激されることはない。むしろ衰退してしまう。 『かにみそ』という美味しそうな言葉の響きにみごとに引っ掛かってしまった。 物語は流星群の翌朝、無気力で20代無職の「私」は海岸で小さな蟹を拾う。 しか...
お食事小説のようなあたたかな食卓を想像させるタイトル。 しかし本書を読んで食欲が刺激されることはない。むしろ衰退してしまう。 『かにみそ』という美味しそうな言葉の響きにみごとに引っ掛かってしまった。 物語は流星群の翌朝、無気力で20代無職の「私」は海岸で小さな蟹を拾う。 しかしその蟹は普通とはかけ離れていた。 奇妙で楽しい暮らしの中、「私」は職場でできた彼女を衝動的に殺害してしまう。 「蟹…これ食べるかな?」 蟹「じゃあ遠慮なく」 何か友達にお菓子食べる?くらいの軽いノリなんだよね。この軽いノリがなぜか怖い。 なんでたろう? おそらく「私」も蟹も罪悪感がないから。 子供が遊び半分で虫の脚や羽をちぎって殺すような感じかな。何か大切なものが欠けている。 もし自分だったら寝ている間に食べられやしないか怖くて寝てられないよ。 だけど物語の中にはさほど「おどろおどろしさ」は感じられないから不思議だ。 この蟹仕草や言動が可愛らしいところがあり、人懐っこくて何か憎めない奴なんだよね。 そのギャップがまた面白いのかも。 極めつけは感動(?)のラストシーン! 蟹がある意味で究極の「おもてなし」をする。 これも愛なのか? 「今までありがとう。元気出せよ」と言わんばかりだ。 最後主人公の「私」はどうなったのか?重い十字架を背負ったのは確かだ。 しばらくは蟹はやめておこう… そんな読後感だ!
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人を食べる蟹が恐怖対象ではなく、愛着が湧くような性格をしている。かわいいと感じてしまうほどである。 ホラーという感じはあまりしない。 物語の終わりが近く感じるにつれ、もっとこの話を読んでいたい。終わって欲しくない。という気持ちが溢れた。蟹に情が湧いてしまった。 切ない。 蟹より...
人を食べる蟹が恐怖対象ではなく、愛着が湧くような性格をしている。かわいいと感じてしまうほどである。 ホラーという感じはあまりしない。 物語の終わりが近く感じるにつれ、もっとこの話を読んでいたい。終わって欲しくない。という気持ちが溢れた。蟹に情が湧いてしまった。 切ない。 蟹より主人公の人間の方が怖い。 蟹によって仕事をするようになり、人と接することの良さを知れたのは良かったと思う。 表題作の他に「百合の火葬」という作品も収録されている。幻想的な作品だった。 同じ流星群の降る世界が舞台という「いぬの日」も読みたくなった。
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全てに無気力な無職の「私」は、ある日海岸で小さな蟹を拾う。その蟹は人の言葉を話し、体の割に何でも食べる。奇妙で楽しい暮らしの中、私は蟹の食事代のために働き始めた。しかし、ある日職場でできた彼女を衝動的に殺してしまう。 「蟹……食べるかな、これ」 人の言葉を解す蟹との不思議な暮...
全てに無気力な無職の「私」は、ある日海岸で小さな蟹を拾う。その蟹は人の言葉を話し、体の割に何でも食べる。奇妙で楽しい暮らしの中、私は蟹の食事代のために働き始めた。しかし、ある日職場でできた彼女を衝動的に殺してしまう。 「蟹……食べるかな、これ」 人の言葉を解す蟹との不思議な暮らしを書いたホラー小説。再読した機会に感想追記します。 「色々と」食べてしまう蟹と交流を書いているのもあり、割と捕食シーンなど詳細に描写されています。グロテスクなのにどこか官能的。 食欲と性欲は深い関わりがあると言われているのも頷けます。 蟹と友情を育み、無気力感を埋めていった「私」と蟹のラストシーンは、ぽっかりとした喪失感が悲しくも力強くて良いです。 ホラー小説なのに、どこか文学味がある。 あと、とにかく蟹が可愛い。友達になりたいなっておもってしまう。でも人間食べるんだよねこの子……。 同時に収録されている『百合の火葬』も良作です。 息詰まるような百合の香りの中で起こる、怪異と成長と喪失の話。美しく息苦しい。
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定職に就かず実家暮らしをする20代男性が主人公。 ある日海で蟹を見つけて、家で飼うことにするが、何とその蟹は言葉を話すことができた。 主人公はある日衝動的に彼女を殺してしまう。 主人公は思う。「蟹、食べるかな、これ」 蟹「じゃ、遠慮なく」 といったあらすじ。 表紙、タイトルが...
定職に就かず実家暮らしをする20代男性が主人公。 ある日海で蟹を見つけて、家で飼うことにするが、何とその蟹は言葉を話すことができた。 主人公はある日衝動的に彼女を殺してしまう。 主人公は思う。「蟹、食べるかな、これ」 蟹「じゃ、遠慮なく」 といったあらすじ。 表紙、タイトルがインパクト大。 序盤は蟹が話すことや捕食シーンなどが淡々と特別感もなく描かれていて、不思議な気持ちになりました。 蟹が人を食べますが、わたしたち人間も魚や動物、野菜などの命をいただきます。 蟹からみれば、人間も罪深きもの。 様々な命をいただき生きている命なので、意味ある人生にしなければいけないと思いました。
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かにみそと百合の火葬の2本。かにみそが圧倒的に良かった。無気力な無職の青年が、不思議な蟹と交流することにより働くようになったり、ハートフルな展開が胸を打つ。まるで寄生獣のミギーじゃないか。そんな序盤から急にホラー方向へ舵を切るのも面白い。蟹と青年の友情も切ない。
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タイトルと可愛い装丁からは予想もつかない、まさかのホラー。触れ込みでは「泣けるホラー」とも書かれていて、気になって手に取った。 蟹と私のポップな会話がめちゃくちゃ面白い。あらゆるものを食べ、音楽やテレビを楽しみ、大きさを自在に操る蟹。人間の味を覚えた蟹は一人で家を抜け出し、人間...
タイトルと可愛い装丁からは予想もつかない、まさかのホラー。触れ込みでは「泣けるホラー」とも書かれていて、気になって手に取った。 蟹と私のポップな会話がめちゃくちゃ面白い。あらゆるものを食べ、音楽やテレビを楽しみ、大きさを自在に操る蟹。人間の味を覚えた蟹は一人で家を抜け出し、人間を捕食する。主人公を食べない理由を尋ねると「親友だから」。蟹との関係、人間としての道徳心、色々なものに揺れる主人公は最後にある決断をする。いや〜泣けるよこれは。マンガ的設定なのに、バカバカしさが気にならなくなり、二人の友情物語を楽しく読んだ。 あらすじ 主人公は、無気力で無職の私。 ある日、浜辺で蟹を見つける。観察していると砂を食べて、栄養を吸収し、要らなくなったものをだんご状にしていた。 目で追っていると急に蟹の動きがぴたりと止まり、目が合っているような感覚に。観察しているはずが、相手も私を観察している。 手を差し伸べても逃げない、撫でても逃げない、手を差し伸べてみると掌に乗った。 それから私と蟹の暮らしが始まる。 私の方に向けてハサミを振ってくる蟹。欲しいのか、と思い食べていた魚肉ソーセージをあげると貪った。鶏ももをあげると喜んで食べた。雑食の蟹は二ヶ月もするとかなり大きくなった。私は蟹の旺盛な食欲を満たすため、派遣の仕事を始めていた。 私は、職場で出来た彼女を衝動的に殺してしまう。そしてふと思いついた。 「蟹……食べるかな、これ」。 すると蟹は言った。 「じゃ、遠慮なく……」
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表紙がかわいい、ホラー小説とネットの紹介読んで気になって図書館で借りた。長くはないのでスラスラ読めた。ホラー的描写は、蟹が人を食べる描写くらいで、そんなに怖くない。面白かったけど、最後はなんかせつなかった。
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海辺で拾ったカニ。 食欲が止まらないカニは何でも食べてしまう。 昨晩衝動的に殺してしまった彼女も食べてくれないかな。。 ほっこり系の表紙とは裏腹に内容はグロい。
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