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望遠ニッポン見聞録 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2015/07/01 |
| JAN | 9784344423817 |

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商品レビュー
3.8
40件のお客様レビュー
これを世界人というのかな。 でも出身は日本で、だからこそ日本を客観的に見つつ分析もできる。 我慢してる感覚もなかったりするんだよな…。 やっぱり空気なのかな。 空気に合わせる国民性…。 でも、その空気自体も国によって、文化によって違うんじゃないかな。 結局どの国の人も空気に合わせ...
これを世界人というのかな。 でも出身は日本で、だからこそ日本を客観的に見つつ分析もできる。 我慢してる感覚もなかったりするんだよな…。 やっぱり空気なのかな。 空気に合わせる国民性…。 でも、その空気自体も国によって、文化によって違うんじゃないかな。 結局どの国の人も空気に合わせているのかも。 それが郷に入れば郷に従えってものを生み出しているのかも。 じゃあなんで日本の空気がこうなのかというのは、文化人類学的なことになるんだろうな。 でもその日本の空気も、別にずっとこうだったわけじゃない。 でも傾向として、耐え忍んでるように見えるんだろうなあ。 それだけ理不尽に慣らされてきたのかなあ。
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本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。 西原理恵子画伯曰く「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が、自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづった、エッセイ集であります。 本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。西原理恵子いわ...
本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。 西原理恵子画伯曰く「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が、自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづった、エッセイ集であります。 本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。西原理恵子いわく「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづったエッセイ集であります。 もともと自らの「モーレツ家族」の日常をmixiにアップし続け、更新されているブログを拝読させていただく限りでは、筆者の文章は独特の味わいがあって好きです。 さらに、自身がイラストを描いているので、またそれも一服の清涼剤となっております。書かれていることはいまや筆者の代表作となった『テルマエ・ロマエ』のルシウス並みに日本に驚き、日本文化を楽しみ、真面目に悩む姿であり、彼女の真剣なまなざしや苦悩する姿が真摯であればあるほど、それがユーモラスな笑いとなって行間からにじみ出てくるのでした。 たとえば、おっぱいだけが巨大化しつづけるオタクMANGAや、日本における宴席には必ずといっていいほど出てくる「国酒」ビールについてや、伊達男は伊太利亜にはいない、という箇所にも衝撃を受けました。 僕は「イタリア男」というのはベルルスコーニ元首相のことを考えていましたが、イタリア人の筆者の夫に言わせるとああいう男はイタリアでもまれだそうで、「その話題には触れないでくれ」というのが一般的な認識だということを読んだときには『やっぱりそうだよなぁ』と思ってしまいました。 最後のほうに、日本の女性が強くなっても、日本の男性は弱いまま、というタイトルの文章があって、そこに関してはわれわれ男性は十分に反省しつつも、最後まで面白く読める一冊でございます。 ※追記 本書は2015年8月5日、幻冬舎より『望遠ニッポン見聞録 (幻冬舎文庫)』として文庫化されました。
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