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望遠ニッポン見聞録 の商品レビュー

3.8

37件のお客様レビュー

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2024/04/27

テルマエやオリンピアは読んだ事はあったけど、ヤマザキマリさんのエッセイを読んだのは初めて。 どのエピソードも面白くてサクサク読めちゃいました。 普段当たり前に日本で過ごしているけど、世界には本当に色んな価値観があるんやなーて実感。

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2024/04/17

角田光代さんの解説にもあるように、マリさんの強烈で笑える体験談がさらっと他人事のような語られ方をするのが、物事を俯瞰するマリさんらしい。 旅行番組を観ることで旅への意欲をかき立てられるタイプと、旅したような満足感を得て意欲がなくなるタイプがあるという話が出ていたが、 私はマリさ...

角田光代さんの解説にもあるように、マリさんの強烈で笑える体験談がさらっと他人事のような語られ方をするのが、物事を俯瞰するマリさんらしい。 旅行番組を観ることで旅への意欲をかき立てられるタイプと、旅したような満足感を得て意欲がなくなるタイプがあるという話が出ていたが、 私はマリさんのエッセイを読むとあたかも異文化体験し、日本を外部から眺めたような気になって満足してしまう。 読んでいて楽しかった。

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2024/02/22

Eテレで「読書の森へ 本の道しるべ」の再放送をやっていてまたヤマザキマリさんの本に触れたくなり再読。若くして単身イタリア・フィレンツェの美術学校で油絵を学んでいた当時、人生で最大の貧困を強いられていた時の話など、筆舌の良いエッセイ集です。笑  何だか元気を貰います。

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2023/08/06

海外に行くと 新しい文化や人、物に出あう。 そして、知ると共に 日本や自分について 振り返ってみる機会にもなる。 それが海外へ行く おもしろさの一つだと思う。 いろいろな国で長く暮らしてきた ヤマザキさん。 いろいろな視点から ニッポンを振り返って 良いことも そうとは言えない...

海外に行くと 新しい文化や人、物に出あう。 そして、知ると共に 日本や自分について 振り返ってみる機会にもなる。 それが海外へ行く おもしろさの一つだと思う。 いろいろな国で長く暮らしてきた ヤマザキさん。 いろいろな視点から ニッポンを振り返って 良いことも そうとは言えないことも 感じたことが ありのままに綴られている。 でも、 母国日本に対しても これまで訪れたり暮らしたりした国々にも 愛情と尊敬の念を持っていることが きちんと感じられる。

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2023/04/13

ヤマザキマリさんはテルマエロマエの作者さんというイメージだけでしたが、この本を読んで日本人としての感覚も持ち合わせた外国人な印象でした。海外にいるからこそ見えてくる日本であったり、面白い家族の話であったり、人の温かさや面白さを実感できる一冊だと思います

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2024/06/24

日本より海外暮らしが長いヤマザキマリさんだから見えてくる日本のお国柄。 言われてみればそうかも知れないなぁ、と思うくらい、日本でしか暮らしたことのない私には極々自然な習慣や国民性ですが、海外と比較することで、日本の文化や習慣などの特性がよく見えてきました。 日本って意外とスゴイか...

日本より海外暮らしが長いヤマザキマリさんだから見えてくる日本のお国柄。 言われてみればそうかも知れないなぁ、と思うくらい、日本でしか暮らしたことのない私には極々自然な習慣や国民性ですが、海外と比較することで、日本の文化や習慣などの特性がよく見えてきました。 日本って意外とスゴイかもと思ったのは確かですが、その美徳も海外の人たちと渡り歩くにはパワー不足かも。 それでも誇れるところは沢山あるな、と再認識しました。 ヤマザキさんの切り口が面白く28のエッセイのそれぞれの終わりに出てくるそのエッセイの内容に沿ったイラストにもニヤリとしてしまいました。

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2023/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

名前はよく耳にしていたけど作品を読むのは初めて。 『日本だけが世界じゃないから』 が口癖で、紆余曲折の人生を送ってきた母を持つヤマザキマリさん。 日本に窮屈さを感じて日本と距離を置いてきたのに、時間の経過とともに様々な日本の味わい深さを感じられるようになったという。 表紙と目次を軽く眺めただけで、何とも興味をそそられる。 以下、目次を一部抜粋。 *ぼっとんの闇が生んだ、世界最高峰トイレ文化 *同化しようとするカメレオンたちのストレス *キレることが苦手な一億総「おしん」 *全世界から憧れの眼差し、電化製品のドラえもん *血みどろにならない敏腕歯医者 *子どもの物欲を煽りまくるメディアに注意せよ *しゃがむ *驚くべドSな吹き替えに脅かされる民 シリア、イタリア、ポルトガル、アメリカ…と、様々な国で暮らした経験のある著者ならではの着眼点がおもしろい。 それに加え、ヤマザキさん自身の体験をまじえて語られているので面白おかしい。相槌を打ったり驚いたり、スキマ時間に読めてクスッと笑えたのも良かった。 知らなかった日本の一面を知りながら異国を感じられる。 こういう本、大好きです。

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2022/02/21

2012年と やや古い本なんですが ヤマザキ先生のエッセイで これが一番面白いんじゃないかと思います 現地の人でも 結婚式を あげるのが難しい 厳格なカトリック教会から 出てきた新郎が 石田純一さんだった とか (勿論 離婚が死ぬほど難しいはず・・・ですが) エジプト...

2012年と やや古い本なんですが ヤマザキ先生のエッセイで これが一番面白いんじゃないかと思います 現地の人でも 結婚式を あげるのが難しい 厳格なカトリック教会から 出てきた新郎が 石田純一さんだった とか (勿論 離婚が死ぬほど難しいはず・・・ですが) エジプト人は 飼っていた猫が 隣町に行ってしまうと 戦争してでも取り返したとか 小ネタが濃いです

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2022/02/05

テルマエ・ロマエの原作者であること、 時折テレビでコメンテーターをされていること以外、ヤマザキマリについて存じ上げていることはありませんでした。 読んでいくうちにこの方が大好きになりました。 考え方はフラットで俯瞰的な視点をお持ちながら、ユーモアもあり感情も豊か。 少しも湿った...

テルマエ・ロマエの原作者であること、 時折テレビでコメンテーターをされていること以外、ヤマザキマリについて存じ上げていることはありませんでした。 読んでいくうちにこの方が大好きになりました。 考え方はフラットで俯瞰的な視点をお持ちながら、ユーモアもあり感情も豊か。 少しも湿ったところがありません。 挿入されているイラストも可愛らしかったです。 個人的に姑であるイタリア人の女性に辟易しながらもヤレヤレと見守っている?お話が同じ既婚者としては興味深かったです。

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2021/12/28

日本と中国のように「近い」文化であっても、その間にいると揺れ動くような、どちらの文化にいるかによって人が変わるような、そんな感覚がある。 まして、日本とイタリアのように「まったく違う」文化であれば、その振れ幅は大きいと感じさせるものだった。 日本のネガティブな面もポジティブな面も...

日本と中国のように「近い」文化であっても、その間にいると揺れ動くような、どちらの文化にいるかによって人が変わるような、そんな感覚がある。 まして、日本とイタリアのように「まったく違う」文化であれば、その振れ幅は大きいと感じさせるものだった。 日本のネガティブな面もポジティブな面も描いていて、偏らない人だなと感じたが、同時に「もうこの人は日本人じゃないな」とも思った。だからといってイタリア人でもないんだけど。 手作りトレーディングカード、どこにでもいるお母さんという感じがして好きなエピソード。

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