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明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2015/08/05 |
| JAN | 9784344423824 |
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明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち
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商品レビュー
3.6
38件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心に残るフレーズが多くて混沌としつつも美しい雰囲気が包まれた心地良さがあって一気読み。 母によって子供たちは間違いなく歪められてるわけで、別にそれによって不幸になっている訳ではなさそうだったけど、弱ってることは人に影響を与えていい理由にはならないよなあ、と思った。 お父さんは自らそれを選んでるけど子供はそうではないわけで。 ...とここまで書いて気付いたけど、千絵は影響を受けないことを選んでた。 つまり創太が母に執着した結果倍以上も年上の女性と付き合ってることとかは母のせいじゃなくて自分から影響を受けに行ってるのか ただ、お母さんに対しての憎しみがこの本読んだ1番大きな感情かもしれない。複数人の子供に明確な優劣があって、失ってもなおそれを引きずり続けて。 途中の真知子さんじゃないけど、ケアしてもらえて良かったねみたいな皮肉しか出てこない。ほんとにこのお母さんは嫌いだ。 お母さんと真澄とか、創太とお父さんとか本当に血が繋がった親子のエピソードの印象が薄くて 真澄と創太とかお父さんとかの方が絆として明確に描かれてた気がする。
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完璧だった家族がゆっくりと起き上がるような物語。 長男の劇的な死をきっかけに家族がちょっとづつ崩れていく。母親の飲酒によりゆっくりと。残された子供たちも、それぞれのネガティブな感情を抱えてしまうことになる。長女は親しい人が急にいなくなってしまうことへの恐怖を、次男は母親からの関...
完璧だった家族がゆっくりと起き上がるような物語。 長男の劇的な死をきっかけに家族がちょっとづつ崩れていく。母親の飲酒によりゆっくりと。残された子供たちも、それぞれのネガティブな感情を抱えてしまうことになる。長女は親しい人が急にいなくなってしまうことへの恐怖を、次男は母親からの関心が返ってこないことの寂しさを、次女は長男の影響力に対しての怒りを。 長男が唐突に死んでしまうことはファンタジーっぽかったが、家族にじわじわと広がるネガティブな空気感は現実的で苦しい。それなのに読後は爽やかさを感じるから面白い。 これは物語後の妄想。 父親と子供たちは長男の死を受け止められるが、母親は受け止められないような気がしている。これは曾祖母の「人生よ、私を楽しませてくれてありがとう。」が呪いとなっているから。母親はそんな風に思える家族でなければならないとし、家族に尽くしてきた。しかし、長男を失ったことで家族の理想は完遂できないものとなってしまっている。それは悲しみだけでなく自身が無価値であると感じる要因となって、お酒と一緒に母親を蝕んでいくのだろうと想像してしまった。悲しみは時間が解決してくれるが、無価値観は時間で解決しない。 曾祖母の格言なんざありがたがらず、そのまま埃を被せておけばいいのにな…と思いました。
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それぞれ屈折したところを持っている母と3人の子が、大事な人の喪失という一本の糸で通されている話。3人のきょうだいに地に足をつけさせているのが、みんな恋人なのがちょっとなあと思ったりして。ストーリーとは直接関係はないのだけれど、解説にあった震災についてのビートたけしさんの言葉「二万...
それぞれ屈折したところを持っている母と3人の子が、大事な人の喪失という一本の糸で通されている話。3人のきょうだいに地に足をつけさせているのが、みんな恋人なのがちょっとなあと思ったりして。ストーリーとは直接関係はないのだけれど、解説にあった震災についてのビートたけしさんの言葉「二万人が死んだ一つの事件と考えてはいけない。一人が死んだ事件が二万件あったと考えるべき」にハッとした。今、世界で起きている戦争もそう。一人が死ぬって大変なこと。
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