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明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2015/08/05 |
| JAN | 9784344423824 |
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明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち
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明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち
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商品レビュー
3.6
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完璧だった家族がゆっくりと起き上がるような物語。 長男の劇的な死をきっかけに家族がちょっとづつ崩れていく。母親の飲酒によりゆっくりと。残された子供たちも、それぞれのネガティブな感情を抱えてしまうことになる。長女は親しい人が急にいなくなってしまうことへの恐怖を、次男は母親からの関...
完璧だった家族がゆっくりと起き上がるような物語。 長男の劇的な死をきっかけに家族がちょっとづつ崩れていく。母親の飲酒によりゆっくりと。残された子供たちも、それぞれのネガティブな感情を抱えてしまうことになる。長女は親しい人が急にいなくなってしまうことへの恐怖を、次男は母親からの関心が返ってこないことの寂しさを、次女は長男の影響力に対しての怒りを。 長男が唐突に死んでしまうことはファンタジーっぽかったが、家族にじわじわと広がるネガティブな空気感は現実的で苦しい。それなのに読後は爽やかさを感じるから面白い。 これは物語後の妄想。 父親と子供たちは長男の死を受け止められるが、母親は受け止められないような気がしている。これは曾祖母の「人生よ、私を楽しませてくれてありがとう。」が呪いとなっているから。母親はそんな風に思える家族でなければならないとし、家族に尽くしてきた。しかし、長男を失ったことで家族の理想は完遂できないものとなってしまっている。それは悲しみだけでなく自身が無価値であると感じる要因となって、お酒と一緒に母親を蝕んでいくのだろうと想像してしまった。悲しみは時間が解決してくれるが、無価値観は時間で解決しない。 曾祖母の格言なんざありがたがらず、そのまま埃を被せておけばいいのにな…と思いました。
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それぞれ屈折したところを持っている母と3人の子が、大事な人の喪失という一本の糸で通されている話。3人のきょうだいに地に足をつけさせているのが、みんな恋人なのがちょっとなあと思ったりして。ストーリーとは直接関係はないのだけれど、解説にあった震災についてのビートたけしさんの言葉「二万...
それぞれ屈折したところを持っている母と3人の子が、大事な人の喪失という一本の糸で通されている話。3人のきょうだいに地に足をつけさせているのが、みんな恋人なのがちょっとなあと思ったりして。ストーリーとは直接関係はないのだけれど、解説にあった震災についてのビートたけしさんの言葉「二万人が死んだ一つの事件と考えてはいけない。一人が死んだ事件が二万件あったと考えるべき」にハッとした。今、世界で起きている戦争もそう。一人が死ぬって大変なこと。
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連れ子をつれて再婚し新しい兄弟も生まれ、絵に描いたような幸せな家族になった。しかし、兄の死をきっかけに母がアルコール依存症になり、一家の姿は激変する。 絶望から再生していく話で一見地味だけど、家族の幸せとは何かを見つけていく様子が時間をかけて丁寧に描かれている。 死は一種類の悲し...
連れ子をつれて再婚し新しい兄弟も生まれ、絵に描いたような幸せな家族になった。しかし、兄の死をきっかけに母がアルコール依存症になり、一家の姿は激変する。 絶望から再生していく話で一見地味だけど、家族の幸せとは何かを見つけていく様子が時間をかけて丁寧に描かれている。 死は一種類の悲しみしか生み出さないのではなく、 千人いれば千通りの死の受け止め方がある。 家族の中心的存在であり、優等生だった長男が亡くなり、父、母、3人の兄弟にとってそれぞれ全く異なる種類の哀しみを生むことなる。 だけど、それぞれの種類の哀しみを時間をかけて気持ちに折り合いをつけていくことで血のつながりも関係なく家族のつながりってどこからでも作り上げていけるものなんだなって、感動した。
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