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母性 新潮文庫
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母性 新潮文庫

湊かなえ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2015/06/26
JAN 9784101267715

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商品レビュー

3.7

1091件のお客様レビュー

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2016/06/29

母と娘

2人の見方がまるで違っていたり…どちらかに傾くと真実が見えなくなる。 ちょっと苦手でした。

鹿内美保

2024/11/04

親と子で互いに見え方が違うし、自分が相手に対して抱いている感情や、見ていることから感じることは半分正しいし、半分は空想だと思う。 特に、思春期の子供と親の関係について、この本から得られるものは沢山あると思う。 泣くのを子供が我慢してる顔が、親には表情のない怒った顔に見えたり、...

親と子で互いに見え方が違うし、自分が相手に対して抱いている感情や、見ていることから感じることは半分正しいし、半分は空想だと思う。 特に、思春期の子供と親の関係について、この本から得られるものは沢山あると思う。 泣くのを子供が我慢してる顔が、親には表情のない怒った顔に見えたり、母親を守るために他の親族に子供が反論してるのを見て、親は「こんな子に育てた覚えはない」と悲しさを感じる。 寄り添ってあげるのも親だが、良い距離感を持って接することも必要だと思ったし、実際子供を育ててみないとわからないことだと感じた。 ただ、とても良い学びになった。

Posted by ブクログ

2024/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 母と娘の話だが、この『母の手記』の語り手は「母親」でありながら『娘でいたい』と完全に振り切っている。読めば読むほど違和感が増し、狂気を感じる。さすが湊かなえ作品。 娘を助けたのは母が望んだから仕方なく。 夫と結婚したのは母が気に入っていて喜んでくれたから。 「自分」と「母」が同じ考えでなければならないという固定概念の塊。 それだけでも相当なのに、ここに語り手の都合のいいことしか描かないトラップがあるものだから、湊かなえ特有の気持ち悪さが増す。 以前読んだ後、仁美さんはもともと哲史と付き合っていたけれどあの実家には嫁ぎたくなくて、不都合な立場は嫁に押し付けて裏でコソコソ不倫してた...となぜか記憶していた。久しぶりに読んでみてちょっとニュアンスが違くて驚いた。再読して気が付けてよかった。

Posted by ブクログ

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