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ソラリス ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2015/04/08 |
| JAN | 9784150120009 |
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ソラリス
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商品レビュー
4
141件のお客様レビュー
ファーストコンタクトものの名作と言われているので興味を持っていた。 序盤はSFというよりもホラー小説かと思うような描写があり、結構怖かった。 他にもラブロマンスだったり詳細なソラリス学に関する歴史も書かれていて、不思議な小説だった。 ただ全体としてはやっぱり面白かった。 異星...
ファーストコンタクトものの名作と言われているので興味を持っていた。 序盤はSFというよりもホラー小説かと思うような描写があり、結構怖かった。 他にもラブロマンスだったり詳細なソラリス学に関する歴史も書かれていて、不思議な小説だった。 ただ全体としてはやっぱり面白かった。 異星人とのコンタクトという問題に対して、相手が人間のように考えたり人間のようにコミュニケーションを取れるとは限らないというのは考えてみれば当たり前だった。 そうした主題ゆえに結末も読んでいる人間含めてスッキリする感じではないのですが、それも含めて名作だった。
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始まりさえも覚えていないこの存在が経てきた、様々な経験や感情の一覧表だろうか?束の間の生を享けて解放された山々の願望と情熱、希望と苦悩の記述だろうか。数学が存在に、孤独と断念が豊穣に変容することだろうか。しかし、このすべては伝達不可能な知識なのだ。もしもそれを地球のいずれかの言語...
始まりさえも覚えていないこの存在が経てきた、様々な経験や感情の一覧表だろうか?束の間の生を享けて解放された山々の願望と情熱、希望と苦悩の記述だろうか。数学が存在に、孤独と断念が豊穣に変容することだろうか。しかし、このすべては伝達不可能な知識なのだ。もしもそれを地球のいずれかの言語に翻訳しようとしても、価値と意味のあらゆる探索は無残な失敗に終わり、向こう側に残ったままだろう。しかし、結局のところ、『信者』たちが期待しているのは、そういった科学より詩学の名に相応しい新発見の数々ではないのだ。なぜならば、彼らは自分でもそれとは知らずに、〈啓示〉を待ち望んでいるのだから。それは人間自身の意味を説明してくれるような啓示なのだ!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み終われた!途中途中で「よくわかんないな……この作品でわたしが何かを感じることってできるのかな……」という一抹の不安を抱えながらの読書だったけれど、最後の1文がとても印象的でよかった。 「それでも、残酷な奇跡の時代が過ぎ去ったわけではないという信念を、わたしは揺るぎなく持ち続けていたのだ。」 ケルヴィンはまだソラリスの海という未知から背を向けないことを選択したんだなぁ。 相互不理解という概念?が大好きなんだけど、今後もソラリスの海と意思疎通(コンタクト)をとることはできないかもしれないし、そもそも人間(地球人類)の型におさめて同形式でコンタクトをとろうというその思考そのものが傲慢なのかもしれないけれど、意味のあるなし関わらず、未知への拒絶ではなく蟻の歩みであろうと理解する努力を続けること、それそのものが素敵だなぁ。 人間同士であっても忘れてはいけないことだ……。 ケルヴィンは今後もソラリス学に精を出すんだろうか。出すんだろうな。 ソラリスという未知とその地で起こる現象を説明してるシーンでだいたい「………?^^」になってたけど、【ソラリスの唯一の住人と住人のやることは地球人類にはとうてい理解できない】という説得力はすごく感じた。 ところどころにはじめて見るラテン語のことわざ?みたいなのもあって調べるのも面白かった! 「ignoramus et ignorabimus」が未知への果てしなき挑戦を行うこの作品で引用されているのも面白い。 ケルヴィンとハリーの交流が淡々とした語り口から作者にそこまでの意図はないというか、舞台装置でしかないのだとはわかりつつも苦しかった。 ハリーが最終的に自分は"ソラリスの海が端末として作り出したハリーのコピー"でしかないことを知ってしまうことも、クリスのために(?)自らを滅ぼす決断をしたことも、帰ってくることはなかったことも苦しい。 ケルヴィンがハリーからハリーによく似た誰かとして"ハリー"を見ようとしている(とわたしはみえた)のも理解しあおうとする交流が好きだった。ただ、ケルヴィンは"ハリー"やスナウトにも指摘された通り、わかっている事実からは目を逸らして自分自身ですら騙しているので、"ハリー"と完全な交流というか交信?には至らなかったな……と思った。 "ハリー"のほうがよっぽどもうどこにもいきようがない現実を認めていたんだな……。 数年後とかにまた読みたいなあ。
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